活動記録
「クラスステージ」第5回開催REPORT(2021.2.13-14)
クラスステージ最終回となる第5回目は、2021年2月13日(土)、14日(日)の2日間にわたって実施しました。また、14日には、「ラボステージ生の活動報告会」と両ステージの「修了式」をあわせて実施しました。両日ともオンラインでの開催となりました。
情報学実習
2月13日(土)に実施した、情報学実習「内積(掛け算・足し算)と接線と人工知能」では、本学工学部知能情報システム工学科准教授堀田政二先生が講師となり、人工知能に関する講義を受け、グループディスカッションを重ねて、Web上で動作するシミュ―レーターを用いて人工知能の特性を調べて、各グループで意見をまとめました。
English Communication for Scientists
「English Communication for Scientists」では、自然現象や科学実験の様子を英語でプレゼンテーションする活動に、東京農工大学に在籍する留学生TAとともに取り組みました。1日目は、12月のスクーリングで選択したテーマの内容を発表するスライドを準備し、リハーサルを行いました。
そして、2日目の2月14日(土)の午前中には英語で口頭発表を行いました。すべてのグループ発表の後に、ベストプレゼンテーションと最もユニークなプレゼンテーションの2つを投票で決めました。受賞チームのメンバーと留学生TAには後日賞品が贈られます。
ラボステージ生活動法報告会
14日の午後には、ラボステージ生の活動報告会を実施しました。個別研究課題に取り組んだ4名と、グループで実験を行った3グループが、1年間の研究成果をスライドを用いて口頭で発表しました。本学で個別研究課題を指導した教員、受講生の所属高校の先生、保護者の方なども聴講し、質疑応答はチャットと口頭の両方で活発に交わされました。
修了式
14日の夕方には、「修了式」を執り行いました。受講生を代表して3名の高校生から、印象に残った講義やプログラムに参加した感想を述べてもらいました。また、本学グローバル教育院長千年篤先生、および教育担当理事(GIYSEプログラムコーディネーター)の有江力副学長より、年間を通しての総評をいただきました。
受講生のコメント
「アリの巣にアルコールジェルを塗る忌避剤の研究に特に興味を持ちました。アリやアルコールジェルといった身近なものを研究材料にされていたため理解がしやすく研究結果もとてもわかりやすかったです。同じ成分のアルコールなのに忌避剤としての効果時間に差があるのはなぜだろうと思いました。他のラボステージの方の研究ではコオロギを研究対象にしている方が複数いらして昆虫に関する研究に発表をあまり詳しく聞いたことがなかったのですが、とても面白いなと感じました」
「どこでそのような疑問を見つけたのだろう?や、どうしてその問題に取り組もうと思ったのだろう?と先輩方に多くの疑問が湧くとともに、すごいなと感動していました。私も来年同じように発表できるかはわからないけれど、やってみたいと強く感じました。自分の知りたいこと、興味関心を追究することに挑戦すること自体に大きな価値があるのではないかと感じさせられるような発表でした」
「ラボステージの皆さんは、実験の内容が詳しく考察されていて、個人の研究をする際にどのような事に注意をするか、実験の仕方、考察から次の課題、将来への発展性など参考になる点がたくさんあり、とても勉強になりました。聞き手が理解しやすいように発表を作り、どうしてそれを選んだのか、などの自分の主観的判断以外は、誰から質問を受けても答えられるように、本やインターネットなどで調べ、どうしてその結果になったのかを相手にしっかり理解させる必要があるなと思いました」
「高校生とは思えないような高度な実験だったけれど、それはただ背伸びして難しいことをやっているのではなくちゃんと目的があってやっているのだというのが伝わってきて『自分もあんな風になりたい!』と強く思いました。質問をたくさん受けても即座に返す姿をみて、自分も専門の研究分野についての知識量はたくさんないとダメだなと痛感しました。個別研究になってもグループと同じように責任感を持つことが大事なんだと思いました」
クラスステージ修了の40名から2021年度のラボステージに15名が進む予定です(希望者が多い場合は選考)。