活動記録

「クラスステージ」第2回開催REPORT(2019.9.28-29)

GIYSEプログラム第2回は9月28、29日に、1泊2日の合宿形式で行われました。

JAXA 筑波宇宙センター

まず、1日目は、JAXA 筑波宇宙センターの見学と講演から始まりました。

なかなか入ることができない施設で、実際にJAXAで働く職員から聞く進行中のプロジェクトは、驚くことが多々ありました。また、宇宙工学だけでなく、生物や建築、農業といった様々な分野が宇宙事業と関連があることが分かり、興味深い訪問となりました。

講演では、JAXAワーク・ライフ変革推進室 特任担当役 山内望さんが『生活の中で役立っている宇宙開発技術』をテーマにお話をしてくださいました。

農学講義

夕食後、東京農工大学農学研究院 生産生物科学部門 教授 大川泰一郎先生による、福島県における東京農工大学の農業復興支援活動について講演が行われました。

原発事故後の福島県における農業の現状や農家が抱える課題、ドローンやIoTを活用した農業について講義を受けました。

English Communication for Scientists

その後、東京農工大学グローバル教育院 准教授 伊藤夏実先生によってEnglish Communication for Scientists の講義が行われました。

留学生TAとともに動画の内容を相手に分かりやすく伝えるにはどうすればいいのかを考え、簡潔に、要点をまとめ、ジェスチャーを加えた発表をしました。

農学圃場見学

2日目は、福島県双葉郡富岡町での圃場見学から始まりました。引き続き、大川先生や農家の方の解説を受けながら、昨晩の講義で学んだことを実際の圃場で見学することができました。

東京電力廃炉資料館

原子力発電の仕組み、福島第一原子力発電所事故の状況を知ることができました。また、資料館で解説員の説明を聞き、展示を見ることによって理解が深まったと同時に、もっと考えていかなくてはいけない課題がたくさんあると痛感しました。

農研機構「食と農の科学館」

最後に、食と農の科学館にて見学と、国立研究開発法人 国際農林水産業研究センターの生物資源・利用領域 研究員 小賀田拓也さんと柏毅さん(ともに東京農工大学大学院卒業)による講演が行われました。

展示から、日本の農業の歴史や新たな技術開発の研究について詳しく知ることができました。また、小賀田拓也さんと柏毅さんからの講話から、国際的な視点に立ち、発展途上国といった海外での研究活動について知り、挑戦する姿勢の重要性を認識することができました。また、進路に関する話は今後の勉強の励みになりました。