東京農工大学

受験生の皆様

活躍する卒業生

世界中の人に愛される商品を世に送り出したい! サントリー食品インターナショナル株式会社 ジャパン事業本部 商品開発部 開発主任 不破 喬さん 2008年3月、東京農工大学大学院工学府生命工学専攻修了

東京農工大学大学院工学府生命工学専攻修了後、サントリー株式会社(現:サントリーホールディングス株式会社)に入社した不破 喬さん。現在は、年間10品ほどの清涼飲料の開発を手がけています。

現在のお仕事

「PEPSI J-COLA」の商品開発を手がける

サントリーホールディングスの清涼飲料を扱う会社に所属し、商品開発を担当しています。これまでに、黒烏龍茶やデカビタなどの商品の開発に関わってきました。現在、メインで担当しているのはペプシブランド。最近は、「PEPSI J-COLA」という商品の開発を手がけました。

海外にも広がる仕事のネットワーク

この仕事の一番の魅力は、自分の担当した商品が形となって、広く世の中に出て、お客さまに喜んでいただけることです。また、社内外のさまざまな仲間と知恵を出し合いながら、商品を創りあげるプロセスもとてもやりがいがあります。ペプシブランドを担当するようになってからその仲間は海外にも広がってきています。

商品開発の仕事には、世の中の多くの人に驚きを与え、夢中にさせるような革新的な商 品のアイデアを練り上げることが求められます。この点で、大学で身につけた考え方が大いに役立っています。

農工大での研究活動

美容成分をつくる微生物の研究に取り組む

私は、工学部生命工学科に進学し、大学院工学府生命工学専攻修了まで、ひたすらバイオの分野を学びました。研究対象は、食品や化粧品などで最近配合されるようになってきた美容成分をつくる微生物。その美容成分をたくさんつくる微生物を探し出し、どのような条件で培養すればより効率的に生産できるかを検討する研究です。

「その研究の独自性は何か」を強く意識した

研究生活は非常に充実した毎日でした。研究を進めるにあたり、元学長の松永是先生をはじめ多くの先生方から「その研究の独自性は何か」ということを強く意識するように指導されました。また、独自性のある研究を誰よりも先にやることが重要だと繰り返し教わりました。その意識は、企業の開発者にも同様に求められるものです。

今後の目標、夢

世界の人々に長く愛される商品を送り出したい

サントリーはグローバル企業になっています。海外ブランドの商品を日本国内で展開することもあれば、逆に日本の商品を海外で展開することもあります。この仕事において、 世界の人々に長く愛される商品を世に送り出すのが私の夢です。

高校生へのメッセージ

発想力豊かな先生や先輩から刺激をもらえる

発想力豊かな先生や先輩に囲まれながら、「独自性」と「スピード感」を追求した日々は、貴重な経験だったと思います。皆さんも東京農工大学の恵まれた環境でスキルを磨き、将来の夢を実現してください。

※掲載内容は、2018年11月取材時のものです。