農工大生の1日
勉強や遊び、部活にサークル、そしてアルバイト……。
東京農工大学の学生たちが、どのような学生生活を送っているかをご紹介!
大学院工学府 修士1年生の場合
大学院工学府 応用化学専攻
システム化学専修 修士1年 伏見研究室
富田 遼さん
栃木県 栃木高等学校出身
世界レベルの研究ができる大学です!
環境・エネルギー問題に興味があり、それについて世界レベルの研究ができそうだと思い東京農工大学に進学しました。工学部のある小金井キャンパスの自然もありながら都心にも近い環境にも魅力を感じました。現在の研究テーマは、バイオマスエネルギー。所属する伏見千尋先生の研究室で、微細藻類からオイルを抽出する実験を繰り返す日々です。将来は、化学メーカーの研究者やプラントエンジニアになるのが夢。そのために、日々、学習・研究に取り組んでいます。
起床
自宅が大学の近くなので、起きるのはだいたいこの時間です。
登校
研究室に到着
起きて1時間後には研究室に到着。大学院生は授業が少ないのですが、毎日10時前には研究室に到着するようにしています。研究室のメンバーは10名。いつも和気あいあいとした雰囲気です。午前中は、実験準備などに費やすのが通例。毎週金曜日の午前中には、メンバー各自が研究の進捗を報告します。
昼食
ランチは研究室のメンバーと生協(食堂)で食べることがほとんど。五目中華丼(410円)がおすすめです。リニューアルしたばかりの生協は、とてもきれいで長居をしていても快適です。ずっと研究室にこもる生活なので、気分転換にもいいですね。
また、学食の向かいの140周年記念会館(通称エリプス)の1階にもカフェがあり、農工バーガー(250円)や農工らーめん(360円)など、農工大でつくった食材を使ったオリジナルメニューが食べられます。
実験、データ解析など
午後は研究室で本格的に実験。微細な藻類から油を分離させ、資源となりうるオイルを抽出します。専用の機器を使って、藻類に反応を起こさせる際の温度や圧力を微調整し、実験を繰り返します。夢中になっていると2~3時間はあっという間に経ってしまいます。
また、実験データを分析し、オイルを生産するプロセスでの物質収支、エネルギー収支の計算も行います。根気のいる作業ですが、予想通りの実験結果が出たときの喜びは、たまらないものがあります。
図書館で調べ物
発表や論文提出の前は、図書館で専門書や先行論文を調べます。最近は就職活動に向けて、業界研究などもしています。
アルバイト
夕方から塾講師のアルバイトをしています。学部時代は、週3~4回、夕方5時から8時くらいまで、準硬式野球部の練習に汗を流していました。練習後、みんなで夕食を食べに行くのも楽しみでした。
帰宅、夕食
アルバイトの日は、だいたいこの時間に帰宅。夕食は自炊します。一人暮らしも長いので、家事にもすっかり慣れました。
就寝
平日は翌日に備えて、だいたい12時には寝ています。発表の前などは、深夜まで資料を作成していることもあります。
受験生へメッセージ
学科の人数が少ないので友達がすぐできるのもポイント!
農工大では学部時代は基礎学力、専門学力をしっかりと学び、それらを生かして研究室に入ってからは世界レベルの研究を行うことができます。学業だけでなく、サークル活動も活発に行われていて、充実した学生生活を楽しめるのもポイント。学科の人数が比較的少ないので、友達も自然にできます。幅広く学んで視野を広げ、自分の可能性を探求し、夢を実現してください!
※掲載内容は、2015年12月取材時のものです。