大腸癌幹細胞に発現する嗅覚受容体OR7C1の機能解析
嗅覚受容体、主な発現組織である 嗅覚神経細胞では1細胞1受容体という厳格な発現機構のもと環境の匂い知覚を行っている。2017年にヒトの大腸癌幹細胞に嗅覚受容体 OR7C1が特異的に発現し、OR7C1 の発現量が大腸癌細胞の増殖に影響することが報告された (Morita R et al. Clin Cancer Res. 2017) 。しかし、大腸癌細胞周辺環境の OR7C1 のアゴニストは見つかっておらず、OR7C1の大腸癌幹細胞内での機能は一切分かっていない。この OR7C1 は大腸癌幹細胞での高い選択的発現性から、OR7C1を幹細胞マーカーとした新規の癌免疫療法への活用が期待されている。そこで、大腸癌幹細胞における OR7C1 の機能を明らかにするための研究を行なっている。
嗅覚受容体、主な発現組織である 嗅覚神経細胞では1細胞1受容体という厳格な発現機構のもと環境の匂い知覚を行っている。2017年にヒトの大腸癌幹細胞に嗅覚受容体 OR7C1が特異的に発現し、OR7C1 の発現量が大腸癌細胞の増殖に影響することが報告された (Morita R et al. Clin Cancer Res. 2017) 。しかし、大腸癌細胞周辺環境の OR7C1 のアゴニストは見つかっておらず、OR7C1の大腸癌幹細胞内での機能は一切分かっていない。この OR7C1 は大腸癌幹細胞での高い選択的発現性から、OR7C1を幹細胞マーカーとした新規の癌免疫療法への活用が期待されている。そこで、大腸癌幹細胞における OR7C1 の機能を明らかにするための研究を行なっている。