Laboratory for Environment and Life Science

From Molecules To Environment

嗅覚受容体の細胞膜輸送機構の蛋白質科学的解析
嗅覚受容体は、Receptor Transporting Protein(RTP)という別の膜タンパク質と相互作用することで、小胞体から細胞膜へ局在するようになることが分かっています。しかし、RTPがどのように嗅覚受容体の細胞膜への輸送に関与しているか、RTPのタンパク質構造レベルでのメカニズムは明らかとなっていません。我々はこのRTPの機能・構造を明らかにすることで、嗅覚受容体の発現制御機構の解明だけでなく、異種細胞での嗅覚受容体の機能発現を向上させることにつながると考えています。

RTP1SによるORの膜への輸送
RTP1
RTP1S N末端の重要性

RTP2

代表論文
The N-terminal region of RTP1S plays important roles in dimer formation and odorant receptor-trafficking.
J Biol Chem. (2019) 294:14661-14673.
doi: 10.1074/jbc.RA118.007110.
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