マリンカルチャーコレクションの中から機能性に優れた微細藻類を選抜し、マルチオミックス解析やゲノム編集等を活用した代謝工学により、CO2を原料として様々な有用物質を生産(ものづくり)する研究を行っています(図3)。これまで選抜してきた微細藻類の中には、バイオ燃料や生理活性物質の生産に適したものが含まれます(図4)。また、それらの微細藻類の全ゲノム解読や遺伝子改変方法の確立に成功しています。これらの分子基盤技術により細胞内の代謝を改変することができ、これまで作れなかったバイオプラスチック原料や医薬品原料などの多様な有用物質をCO2から自由に生産することが可能となっています(図5)。