MOT 東京農工大学大学院 産業技術専攻

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カリキュラムの特徴

本専攻のカリキュラムを時代と社会が求めるカリキュラムに進化させ、技術経営教育をさらに充実させるため、2023年度よりカリキュラム改定を行い、修了要件単位数を見直すことになりました。
改定の概要は以下の通りです。

・科学技術の発展と利用を前提とした起業家、新規事業のリーダー、組織や制度の改革者を育成するため、従来の2つの履修プログラムを見直し、「ビジネストライアルプログラム」を新設し、「応用開発研究プログラム」、「技術マネジメントプログラム」と「ビジネストライアルプログラム」の3つの履修プログラムにしました。
・企業経営に関してグローバルな視点から、企業経営及び業務に必要な組織論、マーケティング理論やその枠組みに関するマネジメント知識を体系的に学ぶため、講義科目の統廃合や新設を行いました。
・起業、事業変革、イノベーションに不可欠な3大要素である事業戦略・組織戦略・財務戦略の全てを産業技術専攻の学生が修得できるようにするため、基盤科目の必修科目を1科目から3科目に増やし、修了要件を「必修科目18 単位及び選択科目18単位以上をあわせて36単位以上修得しなければならない」と変更しました。

カリキュラムの特徴

東京農工大学工学府「産業技術専攻」では、「基盤科目」、「マネジメント科目」、「イノベーション科目」および実践・演習科目である「プロジェクト研究」の4つの科目群および「学位論文」審査、あるいは「研究プロジェクト提案」作成により、技術経営、産業技術、実践力のバランスのとれた「経営のわかる技術者・研究者」、「技術のわかる経営者」を育成します。

教育課程は 、産業技術イノベーションに関する技術経営教育を充実させることを目的に「プロジェクト研究」科目を中心とした編成です。「プロジェクト研究」は「講義科目 」で 習得した 知識をもとに、実践力を涵養する実技 ・演習科目です。研究開発プロジェクトの 仮想体験 を通し 実践力 を習得 することを目的としています。 単位履修とは別の修了要件として「学位論文」審査あるいは「研究プロジェクト提案」提出・最終試験が課されます。その上で、履修単位数のバランスを考慮して、講義科目として技術経営における「基盤科目」、「マネジメント科目」および「イノベーション科目」を設定し、産業技術イノベーションと技術経営の両軸の教育を特徴とした教育課程を運営しています。

科目群「基盤科目」では、企業経営及び業務に必要な経営戦略、組織、マーケティング、ファイナンス、標準化といった技術経営の基礎として習熟すべきコア知識を学びます。

「マネジメント科目」では、産業技術イノベーションを強力に推進するための理論的基盤を形成することを目的にして、知的財産を中心とした戦略的技術開発を進めるうえでのコア知識ならびに産業技術分野に応じた展開を学びます。

「イノベーション科目」では、4つの産業技術分野(生命、化学、機械、情報工学)に特化した技術開発動向・製品開発動向ならびに市場動向について学びます。

「プロジェクト研究」は、実践・演習科目に相当します。講義科目である「基盤科目」、「マネジメント科目」、「イノベーション科目」により技術経営の基礎知識、イノベーションのためのマネジメントと産業技術を学びながら、それらの知識を応用し、実践する能力を涵養する実技・演習科目として「プロジェクト研究」を位置づけています。

学生は、入学時に4つの専門分野(生命産業技術分野、環境・材料産業技術分野、先端機械産業技術分野、情報処理産業技術分野)から自分の目標に合わせた産業技術分野を選択します。

さらに3つの履修プログラム「応用開発研究プログラム」、「技術マネジメント」と「ビジネストライアルプログラム」のいずれかを選択します。いずれのプログラムにおいても、入学時に各分野の産業技術に精通した教員と技術経営に精通した実務家教員を指導教員として「プロジェクト研究」科目を履修し、コースワークを行います。