IKUSHIMA GROUP

ナノデバイスから医療診断技術の開拓まで

新しい超音波・テラヘルツ波の画像システムの開発や量子現象を利用した革新的デバイスの創出を通して,非侵襲生体センシング,材料評価,量子技術への貢献を目指しています.
研究テーマは分野横断的,かつ,挑戦的です.好奇心旺盛な学生さんと社会に貢献するテクノロジーを生み出したいと思っています.電気回路やプログラミングが好きな人も大歓迎.

理想は19世紀の実験家?!不思議なことを確かめる物理の研究〜農工大「先生大図鑑」

超音波で電気・磁気を可視化する

超音波は医療診断や工業検査に幅広く使われています.最大の特徴は,目では見えないヒトやコンクリートの中身をそっと外から壊さずに画像化できることです.従来の超音波エコー法では内部にある傷や異物を診断していましたが,私たちは超音波で電気・磁気特性も画像化できる技術を新たに開発しました(音響誘起電磁法:ASEM法).この新手法は,骨・腱・靭帯等の運動器系の変性・劣化慢性疾患に伴う臓器の線維化および様々な材料における変性や残留応力など,従来の計測技術では得られなかった画像情報を提供することが期待されます.私たちは,このASEM法を発展させ,健康寿命を延ばすための新しい医療診断技術や画期的な材料評価を実現する夢を抱いています.

光と電波の狭間にある電磁波:テラヘルツ光

テラヘルツ光(テラヘルツ波)とは周波数1テラヘルツ(1 THz = 10^{12}Hz)帯の電磁波のことです.マイクロ波よりも1000倍程度高い周波数の“超高周波の電波”であり,可視光よりも100倍以上波長の長い“遠赤外光”とも呼ばれています.超高速情報通信からバイオ計測・医療診断まで様々な応用可能性が期待されていますが,従来オプティクスとエレクトロニクスでは十分に対応できていない未開拓領域です.私たちは,半導体量子構造を利用して,テラヘルツ周波数領域における単一光子検出器,さらには光増幅量子情報制御の基盤技術を提供したいと考えています.

RESEARCH TOPICS