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鈴木 馨 (すずき かおる)

野生動物保護管理分野長、獣医師、明治大学博士(農学)

【経歴】

1987年東京農工大学農学部獣医学科卒
1989年東京農工大学大学院農学研究科獣医学専攻修了
1990年東京農工大学助手農学部獣医学科(家畜外科学)、家畜病院診療担当
2000年現職に配置換え

【過去5年分の研究業績】

  • 1. Ueno A, Suzuki K(In press)Induction of brooding behavior using dummy eggs for cross-fostering birds. Animal Behaviour and Management 51.
  • 2. 吉原正人、鈴木 馨、梶 光一(印刷中)都心と郊外のトラップで捕獲されたハシブトガラスの月別捕獲数とその構成の比較.応用動物行動学会誌51.
  • 3. 鈴木 馨(2015)野生動物の福祉.In: 動物福祉の現在‐動物とのより良い関係を築くために‐.上野吉一・武田庄平 編.pp155-165.農林統計出版.東京.
  • 4. 鈴木 馨(2015)教育普及活動用の集団飼育モルモットに発生した舐性皮膚炎の治療経験.フィールドサイエンス13:1-3.
  • 5. Sasada K, Azumano A, Omiya T, Watanabe M, Suzuki Y, Suzuki K (2014)Improvement of clinical anesthetic techniques in Japanese wild birds. Japanese Journal of Veterinary Anesthesia & Surgery 45:19-26.
  • 6. Ueno A, Suzuki K (2014) Comparison of learning ability and memory retention in altricial (Bengalese finch, Lonchura striata var. domestica) and precocial (blue-breasted quail, Coturnix chinensis) birds using a color discrimination task. Animal Science Journal 85:186–192.
  • 7. 山本さつき、鈴木 馨、松浦友紀子、伊吾田宏正、日野貴文、高橋裕史、東谷宗光、池田 敬、吉田剛司、鈴木正嗣、梶 光一(2013)ニホンジカ(Cervus nippon)における捕獲に伴うストレスの生理学的評価.哺乳類科学53:321-329.
  • 8. Ueno A, Azumano A, Takahashi M, Omiya T, Suzuki Y, Suzuki K (2013) An attempt to investigate color preference using eight cases of captive Japanese wild birds. Animal Behaviour and Management 49:164-170.
  • 9. 柴 宏香、東野晃典、高橋麻耶、鈴木 馨(2012)同種ないし異種同居飼育が動物の生活行動・健康に与える影響.共生社会システム研究6:332-347.
  • 10. 平山加奈子、松本令以、富岡由香里、鈴木 馨(2011)動物の人間に対する恐怖心を減少させる積極的な処置の検討.共生社会システム研究5:47-69.
  • 11. 雨宮勇斗、東野晃典、高橋麻耶、富岡由香里、松本令以、鈴木 馨(2010)野生鳥類の展示利用に向けた馴化の試み.日本比較臨床医学会誌18:27-36.
  • 12. 吉田 茜、鈴木 馨(2010)ヒメウズラ(Coturnix chinensis)の人工孵化の効率化と育雛における代理母の活用.日本比較臨床医学会誌18:37-46.
  • 13. 黒滝恭衣、平山加奈子、木俣美枝子、鈴木 馨(2010)幼獣の人工哺育が人馴れに与える影響およびその予防と矯正.共生社会システム研究4:264-277.
  • 14. 平山加奈子、黒滝恭衣、鈴木 馨(2010)幼鳥獣の人工飼育における人馴れ.共生社会システム研究4:247-263.
ほか3編

【科研費・外部資金による研究紹介】

 最近では次のようなものがあります。成果は「→」に示しました。

  • ①公益財団法人 日本教育公務員弘済会 本部奨励金
    「学校飼育動物として適当な動物種の科学的検討」
     →鈴木 馨(2015)教育普及活動用の集団飼育モルモットに発生した舐性皮膚炎の治療経験.フィールドサイエンス13:1-3.
  • ②環境省 環境研究総合推進費
    「支笏洞爺国立公園をモデルとした生態系保全のためのニホンジカ捕獲の技術開発」
     →山本さつき、鈴木 馨、松浦友紀子、伊吾田宏正、日野貴文、高橋裕史、東谷宗光、池田 敬、吉田剛司、鈴木正嗣、梶 光一(2013)ニホンジカ(Cervus nippon)における捕獲に伴うストレスの生理学的評価.哺乳類科学53:321-329.
  • ③科学研究費補助金 基盤研究(C)
    「動物福祉に配慮した動物園動物の飼育環境エンリッチメント実施計画の策定」
     →近日中に成果を印刷公表予定.

これらのほか、横浜および川崎市立動物園とは長らく「日本産野生動物の保護治療」について共同研究を進めており、すでに多数の研究報告を発表しています。

 

【社会貢献】

  • ①東京都野生鳥獣保護協力大学
     野生動物の保護治療施設として東京都の正規指定を受けています。
  • ②幼稚園・小学校飼育動物ドクター
     幼稚園・小学校で飼育されている動物を無償で診療しています。
  • ③子供身近な動物教室
     プロの手による東京農工大学公開講座です。七夕あたりの土曜日実施です。
  • ④実演・実習高校生のための野生動物学講座
     同じく公開講座です。海の日連休の日曜日実施です。

 これらのほか、幼稚園職員研修、府中市図書館親子教室、幼稚園児との交流など様ざまな活動を展開しています。

 

 

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