FSセンター概要
東京農工大学農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター(FSセンター)は、総合的な学問領域であるフィールド科学の確立を目指しています。
FSセンターは、自然林、二次林、農地、都市緑地などの多様なフィールドを有機的に結びつけ、環境科学、生物生産科学、森林科学、生態学、獣医学など広い視野と手法の融合によって、食料・資源問題の解決、資源循環型社会の構築を図るための教育・研究を推進しています。
FSセンターでは、その前身である農学部附属農場、演習林、波丘地実験実習施設が今まで果たしてきた農業生産技術や森林管理技術に関する実習教育とともに、フィールドで起こる多様で複雑な現象を総合的・学際的に追求するフィールドサイエンス実験実習を開講しています。農林業は、私たちの生活に必要な物資を生産する基本的な営みですが、その影響は系内にとどまらず、山林にしても耕地にしてもそれを取り巻く他の生態系に少なからぬ影響を及ぼしています。
FSセンターでは、
・自然環境
の5教育研究分野が有機的に連携し、山岳地域から里山地域、都市にいたる8ヶ所の林地や農耕地を活用して持続可能な社会の実現に結びつく研究を実践しています。FSセンターで管理する8ヶ所のフィールドは、全てが首都100km圏に位置しています。これらのフィールドは学内での教育・研究活動に利用されるほか、フィールドミュージアム(FM)として地域のイベントや公開講座等にも活用され、公開しています。