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東京農工大学ホームページ

フィールドミュージアム(FM)

 東京農工大学農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター(FSセンター)で管理する8ヶ所のフィールドは、全てが首都100km圏に位置しています。これらのフィールドは学内での教育・研究活動に利用されるほか、フィールドミュージアム(FM)として地域のイベントや公開講座等に活用しています。

FM府中
東京都府中市に所在し、農学府・農学部のある府中キャンパス内に150,679m2の面積を有し、畜産、畑作、野菜、果樹、花卉、加工などの部門があります。 広い畑、温室、多くの乳牛、農産加工室等を利用して幅広い実習教育と研究を行っています。また、野生動物の保護管理に関する教育研究、動物飼育支援などの普及活動が行われています。
FM本町
東京都府中市に所在し、府中キャンパスから自転車で15分程度の距離に31,301m2の 面積を有し、水稲部門があります。 環境に調和した水稲栽培技術並びに水田生態系の研究と教育に利用しています。
FM津久井
 神奈川県相模原市緑区に所在し、97,116m2の面積を有し、養蚕とブルーベリー生産の部門があります。養蚕を主にブルーベリー生産も通じて、物質循環や地域密着型生産技術体系の教育研究を展開しています。また、生物多様性についての実習教育、野生(由来)動物についての共同研究を行っています。
FM多摩丘陵
 東京都八王子市堀之内に所在し、115,038m2の面積を有しています。府中キャンパスから15kmほど離れた多摩丘陵南部の森林小流域を持つ里山として立地し、主に資源物質循環に係る教育研究を実施しています。都市圏にある小規模な森林集水域という特徴を生かした様々な教育研究が行われています。
FM草木
 群馬県みどり市東町に所在し、4,151,892m2の面積を有しています。渡良瀬川を挟んでFM大谷山の対岸に位置し、標高600~1200mの範囲で、秩父古生層と花崗岩の基岩からなる馬蹄形の山です。
FM大谷山
 群馬県みどり市東町に所在し、937,232m2の面積を有しています。渡良瀬川の右岸に位置し、全国の大学の林としては珍しく約9割がスギ・ヒノキの人工林で、その大半は短伐期育成林を目的に肥料をまいていました。現在は物質循環の研究に利用しています。
FM唐沢山
 栃木県佐野市に所在し、1,617,778m2の面積を有しています。標高90~200mの丘が関東平野につきだした場所で、山頂からは日光連山、秩父連峰はもとより田園風景がきれいに見えます。1985年頃までは50%を越える天然アカマツで有名なところでしたが、現在はスギ、ヒノキが50%、広葉樹30%程度です。南西斜面ではスダジイ、ウラジロガシなど暖帯林があります。基岩にチャートが多く、世界的にも貴重な三畳紀前期の微化石が出ます。
FM秩父
 埼玉県秩父市大滝椚平に所在し、2,331,969m2の面積を有しています。 秩父多摩甲斐国立公園の一部で、標高800~1450mの地形の険しい場所で一部に石灰岩も露頭し、水や大気は極めて清浄で都会の汚染との比較にむいています。約6割を広葉樹の二次林が占めますが、標高的に限界に近いスギ・ヒノキの成長も良い山です。
 
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