当研究室は、東京農工大学工学研究院化学物理工学科に所属し、無機固体化合物、特に磁性体の物性物理と化学を専門に研究しています。私たちが探求する「量子物質」は、電荷、スピン、軌道、格子といった基本的な自由度が相互に絡み合い、古典的な物理や低次元の量子力学では説明できない新しい準粒子を創発します。このような準粒子は、通常の巨視的な世界では見られない、独特で興味深い磁性や電子物性を示します。当研究室では、「低温反応による非平衡プロセス」を駆使した合理的な物質設計を通じて、新たな量子物質の開発に挑戦しています。「世界で初めての物質を発見したい」という強い意欲を持つ学生が、当研究室を志望することを心より歓迎します。詳しい研究内容については、ぜひ「研究内容」をご覧ください。