Makoto Watanabe's laboratory
Tree Physiological Ecology under Changing Environment

東京農工大学 農学部 環境資源科学科 渡辺誠研究室

渡辺 誠研究室へようこそ!

2013年11月に誕生した研究室です。 学生と教員が協力し合って研究に取り組んでいます。 平日はいつでも研究室を見学できます。遠慮なくページ下部の連絡先までご連絡ください。 各ページへは上のメニューからお進み下さい。

Welcome to Watanabe's lab. "Tree Physiological Ecology under Changing Environment". English page is under constraction. Please check my page in ResearchGate

<お知らせ>
OGの中寺さんの筆頭論文がEnvironmental Research誌に受理されました!(7/22, 7/29追記)
今年の3月に修士課程を修了した中寺さんの筆頭論文がEnvironmental Researchに受理されました!
Nakadera, M., Endo, W., Oi, N., Yagita, A., Tanaka, R., Izuta, T. and Watanabe, M. (2024) Differences of stomatal ozone uptake in leaves of mature trees and seedlings of Zelkova serrata. Environmental Research, Vol. 261, 119673.
中寺さんの修士論文の成果をまとめた内容で、1月に参加したIUFRO国際会議で渡辺が口頭発表し、同国際会議からの特集号に投稿していました。都市緑化樹による大気浄化(オゾン吸収)を評価するうえで、葉の気孔コンダクタンス(気孔におけるガスの通りやすさ=オゾンの吸収しやすさ)の評価は最も重要な項目の一つです。この論文ではケヤキを対象として、成木と苗木の葉の気孔コンダクタンスの環境応答がどのように異なるのか?その違いはどのような理由によるものなのかについて調査した結果をまとめたものです。
こちらにも書きました。

田中くんの筆頭論文がEnvironmental Research誌に受理されました!(6/19, 6/26追記)
博士課程3年生の田中亮志くんの筆頭論文がEnvironmental Researchに受理されました!
Tanaka, R., Kawamata, K., Urashima, M., Matsuda, K., Izuta, T. and Watanabe, M. (2024) Vertical gradient of needle ozone uptake within the canopy of Cryptomeria japonica. Environmental Research 258, 119464.
1月に参加したIUFRO国際会議で口頭発表した内容をまとめたもので、同国際会議からの特集号として公開される予定です。 日本の主要な都市緑化樹の一つであるケヤキの成木と苗木の葉の気孔コンダクタンス(気孔におけるガスの通りやすさ=オゾンの吸収しやすさ)の違いについて調査した論文です。
こちらに内容などもう少し詳しく書きました。

Journal of Forest Research誌から特集号が出ました!(1/29)
イタリア国立陸域生態系研究所の星加康友さんと北海道大学の小池先生と私がCo-Editor in Chiefとして編集した特集号"Physiological Ecology of Woody Species under Changing Environments"がJournal of Forest Research誌より出版されました!Prefaceも書きました。
Watanabe, M., Hoshika, Y. and Koike, T. (2024) Physiological ecology of woody species under changing environments (Preface). Journal of Forest Research, Vol. 29, No. 1, 1-2.
こちらにPrefaceの内容を書いてみました。

IUFRO Bangkokに参加しました!(1/22)
2024年1月15-19日に開催されたIUFRO Bangkok: Role and Fate of Forest Ecosystems in a Changing WorldにD2の田中くんと参加してきました。久しぶりの海外での国際学会参加で大いに刺激を受けてきました!ブログにも記事を書こうと思っていますが、ちょっと時期的に忙しいので、また後ほど、、、

呂さんの筆頭論文がJournal of Forest Research誌に受理されました!(11/14、1/25追記)
研究室OGの呂雨晴さんの筆頭論文がJournal of Forest Research誌に受理されました!
Lyu, Y., Ariura, R., Li, J., Matsumoto, M., Aoki, T., Kinose, Y., Yamaguchi, M., Izuta, T. and Watanabe, M.
Effects of ozone on stomatal ozone uptake in leaves of Fagus crenata seedlings grown under different CO2 concentrations.
Journal of Forest Research, Vol. 29, No. 1, 38-45.
この論文はWatanabe et al. (2022, Environmental pollution), Ariura et al. (2023, Science of the Total Environment), Yamaguchi et al. (2024, Science of the Total Environment)と同じブナに関する研究で、オゾンによる気孔の鈍化(Stomatal sluggishness, 気孔が上手く閉じれなくなる)が更なる気孔からのオゾン吸収を引き起こすこと、そしてオゾンによる気孔の鈍化は 高濃度CO2環境でも緩和されない(植物に対するオゾンの影響は高濃度CO2環境で緩和されることが多い)ことを明らかにした論文です。 実験的研究と光合成-気孔制御の数値モデルを使ったシミュレーションを組み合わせたという点で研究室としても新たな取り組みになりました。

大気環境学会年会で研究室の学生4名が口頭発表しました!(9/25)
9月13-15日につくばの産業技術総合研究所で開催された第64回大気環境学会に参加してきました!学会の様子はこちらから。

光合成学会で講演してきました!(6/4)
日本光合成学会年会で開催されたシンポジウム「樹木の光合成」において「オゾンに対する光合成応答」という演題で講演させていただきました。久々に緊張のプレゼンでした。
その理由はこちらから。

有浦くんの筆頭論文がScience of the Total Environment誌に受理されました!(5/21)
研究室のOB(社会人2年生)の有浦涼くんの筆頭論文がScience of the Total Environment誌に受理されました!
Ariura, R., Matsumoto, M., Li, J., Fuse, T., Aoki, T., Zhang, Y., Kinose, Y., Yamaguchi,M., Izuta, T. and Watanabe, M.
Effects of elevated ozone and carbon dioxide on the dynamic photosynthesis of Fagus crenata seedlings under variable light conditions.
Science of the Total Environment.
昨年Environmental Pollution誌に掲載されたWatanabe et al. (2022)と同じブナに関する研究で、変動光に対する光合成応答に対するオゾンと高濃度CO2の影響に関する論文です。
こちらに論文の内容をもう少し書きました。

国際共著論文がUrban Forestry & Urban Greening誌に掲載されました!(5/10)
イタリア、フランス、ルーマニア、日本の国際共同研究の成果がUrban Forestry & Urban Greeningに掲載されました!
Manzini, J., Hoshika, Y., Carrari, E., Sicard, P., Watanabe, M., Tanaka R., Badea, O., Nicese, FP. Ferrini, F. and Paoletti, E. (2023)
FlorTree: a unifying modelling framework for estimating the species-specific pollution removal by individual trees and shrubs. Urban Forestry & Urban Greening, Vol 85, 127967.
先日のACID RAIN 2020国際会議では筆頭著者のJacopo Manziniさん(イタリアの博士課程の学生)がこの内容について発表されており、 それに続いての論文掲載となりました。うちの田中くんも論文のデータ解析に参加しています。 論文の内容はこちらから。

田中くんの筆頭論文がScience of the Total Environment誌に受理されました!(5/4)
博士課程2年生の田中亮志くんの筆頭論文がScience of the Total Environment誌に受理されました!
Tanaka, R., Chiu, C.W., Gomi, T., Matsuda, K., Izuta, T. and Watanabe, M. Stomatal ozone uptake of a Quercus serrata stand based on sap flow measurements with calibrated thermal dissipation sensors. Science of the Total Environment.
田中くんの初の筆頭論文というだけでなく、研究室としても樹液流関連の初の論文です!
こちらもご覧ください。

Acid Rain 2020国際学会に参加しました!(4/23)
4月17-21日に新潟で開催されたACID RAIN 2020国際会議に参加してきました。久しぶりの対面開催で実りの多い国際学会でした。こちらに詳しく書きました。

森林学会(3/27)
今年も森林学会(オンライン)で私とD1の田中くんが口頭発表を行いました。ブログにも書きました。

卒業式・修了式(3/24)
今年は2名の修了生と3名の卒業生を送り出すことが出来ました。皆さん4月からも頑張ってください。こちらにもう少し書きました。

卒論発表会・修論審査会(2/15)
2月7-8日(水)に卒論発表会が、2月14日(火)に修論審査会があり、研究室からそれぞれ3名と2名の発表がありました。今年の研究は色々と興味深い成果が上がっている反面、それを上手く伝えるのが難しい内容が多かったように思います。それでも研究室総出で頭をひねり一生懸命取り組んだおかげで、全員素晴らしい発表ができました。 これで卒論・修論関連のイベントが一通り終了です。皆さんお疲れさまでした! 詳細はこちらから

3年生が分属しました!(11/11)
研究室に新たなメンバー(3年生3名)が加わりました。新たな研究の始まりです。まずは先輩に色々と話を聞きながら研究室に慣れ、卒論のテーマを決めて行って欲しいと思います。ちょっと気が早いですが、良い卒論を発表できるように私も頑張りたいと思います。

第63回大気環境学会年会無事終了(9/16)
第63回大気環境学会年会(9/14-16)が無事に終了しました。研究室から合計4件(14日に2件、16日に2件)の発表がありました。お疲れさまでした。詳細はこちらから

学生の学会賞受賞!(9/15)
第63回大気環境学会年会にて、M2の玉置さんが若手優秀発表賞を受賞しました!
 玉置美聡, 田中亮志, 伊豆田 猛, 渡辺 誠
 スギの細根からの炭素滲出と光合成の季節動態の関係
 第63回大気環境学会年会, 9月14日, 大阪公立大学
この発表で彼女は、毎月行ってきたスギの細根からの有機炭素の滲出と光合成による炭素獲得量の関係(季節動態)を発表しました。今回の発表に向けて、彼女は早い段階から発表練習を開始し、しっかりとプレゼンテーションを作り上げてきました。一つ一つの努力が高い評価につながり、自分の事以上に嬉しく思います!
写真などはこちらから。 大学のHPや 学科のSNS(InstagramFacebook)でも紹介されています。

講演×2を行いました!(6/9)
4月22日と6月3日に、それぞれ大気環境学会植物分科会主催の講演会「SDGsと植物」と大気環境学会関東支部の講演会【温暖化対策「カーボンニュートラル」における温室効果ガスの吸収源】が行われ、講演を行いました。
講演の様子はこちらをどうぞ。

森林学会で口頭発表しました!(3/29)
3月27-29日に第133回日本森林学会大会が開催され、研究室から2件の口頭発表(私とM2の田中くん)を行いました。
こちらもどうぞ。

原著論文が受理されました!(3/28)
Environmental Pollutionに投稿していた原著論文が受理されました!
Watanabe, M., Li, J., Matsumoto, M., Aoki, T., Ariura, R., Fuse, T., Zhang Y., Kinose, Y., Yamaguchi, M., Izuta, T. Growth and photosynthetic responses to ozone of Siebold’s beech seedlings grown under elevated CO2 and soil nitrogen supply Environmental Pollution
伊豆田先生が代表の科研費プロジェクトの研究成果で、ブナ苗の成長および光合成に対するオゾンの影響が高濃度CO2や土壌の窒素利用性の違いによってどのように変化するのかについて報告しています。多くの学生さんが頑張った大規模な実験的研究だったので、この分野における著名な学術誌にもスムーズに掲載させることができました。
こちらもどうぞ。

修論審査会が行われました!(2/16)
2月15日に物質循環環境科学プログラムの修論審査会が行われ、研究室から4名の修論発表がありました。こちらはオンライン開催となりましたが、丁寧な発表で質問も沢山頂くことができました。修士課程の2年間がすべてコロナ禍という難しい状況での修論研究でしたが、それを感じさせない素晴らしい発表でした!
こちらもどうぞ。

卒論発表会が行われました!(2/9)
2月8-9日に環境資源科学科の卒論発表会が行われ、研究室から3名の卒論発表がありました。3名とも十分に力を出し切れた良い発表だったと思います!お疲れ様でした!
こちらもどうぞ。

3年生が分属しました!(11/22)
研究室に新たなメンバー(3年生3名)が加わりました。研究室に入ったばかりの3年生にとっては色々と不安なこともあるかと思いますが、なによりも研究を楽しんでもらいたいと思います!

大気環境学会で学生3名が口頭発表しました!(9/17)
第62回大気環境学会年会で研究室の学生3名が口頭発表しました。今回はオンライン開催という事で、研究室からの参加でした。伊豆田先生の研究室からも2名参加で、発表前は皆かなり緊張していましたが、質疑応答も含めてかなり上手く発表できていたと思います。 今回のようなZoomウェビナーによる発表では視聴者の顔が見えず、一人パソコンに向かって話しかけるという、独特の緊張感があります。ですが、やはり対面での発表は多くのプロの科学者の視線を感じながらの発表で、緊張感はより高く、得られるものも大きなものがあると思います。オンライン開催はやむを得ないとはいえ、来年こそは対面で参加してもらいたいと思います。 こちらにも書きました。

学生の筆頭論文がScientific Reportsに受理されました!(7/2)
3月に修士課程を修了した学生の筆頭論文が国際学術誌Scientific Reportsに受理されました。木登り論文第一号です(このページの上部の左写真が実際の調査の様子)。
Norisada, M., Izuta, T. and Watanabe, M. (2021) Distributions of photosynthetic traits, shoot growth, and anti-herbivory defence within a canopy of Quercus serrata in different soil nutrient conditions. Scientific Reports 11:14485.
論文の内容についてはこちらに記載しました。
(7/16追記:論文が掲載になりました。論文へのリンク)

総説が掲載されました!(6/9)
すこし前になりますが、下記の総説論文が掲載されました。
Feng, F., Agathokleous, E., Yue, X., Oksanen, E., Paoletti, E., Sase, H., Gandin, A., Koike, T., Calatayud, V., Yuan, X., Liu, X., De Marco, A., Jolivet, Y., Kontunen-Soppela, S., Hoshika, Y., Saji, H., Li, P., Li, Z., Watanabe, M., Kobayashi, K. (2021) Emerging challenges of ozone impacts on asian plants: actions are needed to protect ecosystem health. Ecosystem Health and Sustainability, Vol. 7, No. 1, 1911602. DOI: 10.1080/20964129.2021.1911602
これは2015年に始まったAsian Air Pollution Workshopの参加メンバーで執筆した総説で、 アジアにおいて深刻化しているオゾン汚染の植物影響の問題について、 近年の研究の進捗の紹介と影響緩和にかけての方策をまとめたものです。アジアにおける研究者ネットワークの形成を目的として始まったこのワークショップの創出に携わった者として、アジアのみならずヨーロッパの研究者に参加してもらい総説論文を発表できたのは、とても意義があることだと思います。

2名のメンバーが社会に出ていきました(3/25)
3/25は卒業・修了式でした。研究室からは3名の卒論生と1名の修論生が、それぞれ卒業・修了しました。 卒論生の1名と修了生1名は4月から社会に出ます(卒論生2名は進学)。研究室で学んだこと忘れずに社会人として頑張って欲しいと思います。

卒論発表会・修論審査会が行われました(2/16)
2月9日、10日に卒論発表会、2月15日に修論審査会が行われました。私の研究室からは3名の卒論発表と1名の修論発表がありましたが、皆しっかりとした発表ができたと思います。 お疲れさまでした!卒論の記載はこちらから修論の記載はこちらから

「木本植物の生理生態」刊行のお知らせ(11/18)
「木本植物の生理生態(小池孝良、北尾光俊、市栄智明、渡辺誠 編)」が出版されました! 樹木の生理生態に関わる幅広い分野の研究者に執筆して頂いており、樹木の研究をしている学生の皆さんには、是非、読んでもらいたい本です。 また、表紙のデザインの選定にあたり研究室の学生さんにも協力してもらいました。 本の紹介や目次はこちらからご覧ください。



※過去の情報はブログをご参照ください。

アクセス・連絡先
〒183-8509 東京都府中市幸町3-5-8
東京農工大学 農学部(府中キャンパス)5号館306号室
Tel & Fax: 042-367-5820
E-mail: nab0602-at-cc.tuat.ac.jp (-at-を@に変えてください)



                                 メンバー専用ページ