蚕学研究室に入ったら!

3年後期に蚕学研究室に入るとだいたい、以下のような一年半を過ごすことになります。
他大学から大学院に入ると四月からとなります。

研究室に入ると基本的に週1度、研究室ゼミがあります。
  
 ゼミでは論文を読んで発表、卒論の中間発表、学会発表の練習等行っています。
3年生はまだ、卒論のテーマが決まっていないので、教員、先輩達の発表を聞き、
自分の卒論テーマを考えていきます。

10月 ゼミの後、カイコの基礎的な実験(幼虫の外部形態内部形態染色体等)

11月 ゼミの後、カイコの基礎的な実験(成虫の内部形態配偶子形成単為発生
    1,2度、桑園管理
12月 ゼミの後、カイコの基礎的な実験胚発生等)

 1月 週1度研究室ゼミ
    ゼミの後、分子生物学の実験基礎
    1. DNAの抽出方法
    2. PCRによるDNA断片の増幅
    3. PCによる解析ソフトの使い方
    
 2月 週1度研究室ゼミ (4年生の卒論発表会)
 

春切り(卒論発表の翌々日、一日畑仕事)
 
                        夏、秋に使う桑畑(右側の畑)の条をすべて切ります。

 3月 春休み(卒業式)

 4月 週1度研究室ゼミ  
     GW明けからカイコを飼い始めるので、それまでに大まかな卒論のテーマを決めます。
     これまでの卒論のテーマはこちらへ 修士論文のテーマはこちら


4月末に蚕室掃除 飼育に向けて、蚕室の掃除と消毒
 


 5月 GWが明けるといよいよ掃き立て、蚕の飼育が始まります。
    初めてカイコを飼うことになるので、一世代は教員が付っきりで指導します。
    また、春は多数の突然変異系統を飼育するので これらについても特性を
    教わることになります。 

 そして、いよいよ卒論の実験が始まります。 
実験・調査する対象は 卵、幼虫、蛹、成虫と実験のテーマによって異なります。 
調査・サンプリングする時期まで育てることになります。

         

摘桑 カイコが小さい時は週に1,2度、10分程度ですが、
    カイコが大きくなってくるとほぼ毎日桑摘み。 カイコを飼っている数によって
    桑を摘む量は変わります。    
             

給桑 カイコに桑を与えます。毎日朝夕2度  
             

5月末〜6月上旬 上蔟 孵化から24〜26日経つとカイコが糸を吐き始めます。
    繭を作る所にカイコを移します。カイコだけを拾う単純作業ですが、
    数が多いと時間がかかります。 
    カイコが繭になると朝夕の給桑が無くなるので少し楽になります。
             

収繭 繭が出来たら、それを集めます。 繭生産をしているわけではありません。
     実験のために中の蛹が重要です。
             


6月中旬、夏切り 春に摘桑した条を切ります。
 


6月中旬から末、種取り 
糸を吐き始めて2週間後、蛾が羽化してきます。雌雄を交尾させ、採卵します。 
卒論の実験は遺伝の実験(DNA〜染色体〜個体〜系統〜品種)が主なので、
交雑および経代は大事です。

             

6月末、蚕室掃除 採卵が終わったら飼育室を再び掃除&消毒します。
             

 7月上旬、蚕室掃除の約1週間後、第2回目の飼育を開始。
    第一回目の飼育では教官が付きっりでしたが、
    二回目からは自分で実験材料蚕を飼育することになります。
   
 卒論の実験もそろそろ慣れてきます。

 7月末から8月上旬 上蔟

 8月下旬採卵 蚕室掃除

 9月上旬、蚕室掃除
  農工大の大学院の入試(院試の前後にカイコの飼育はありません)

  第3回目の飼育を開始。

 9月末から10月上旬 上蔟

10月下旬採卵 実験が終わらない人は第4回目の飼育に突入、、、、、合掌

11月 学会、学生でも発表する人がいます。 学会発表はこちら
       

そろそろ卒論を書き始める
       
12月 下書きを年内に提出、添削を受け書き直しを繰り返す。

 1月 目を三角にして卒論を書く

 2月 卒論発表会
        
 3月 卒業式
             


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