活動報告
FOLENS室主催海外フィールド実習:タイ・カセサート大学/ナルセン大学、マレーシア・プトラ大学教授と学生と共同でタイにおける多くの環境問題調査と意見交換を行った。
FOLENS室(学生10名、教員5名)とFOLENS海外教育研究拠点(学生11名、教員5名)が協力してタイにおける多くの環境問題、特に下水、ごみ、リサイクルと再生エネルギーについて調査と意見交換を行った。主に次の4点について現地調査を行った。
1. プーケット下水処理場では地球温暖化ガス(N2O,CH4,CO2ガス)低減検討のため排出量とN2O放出菌の測定を行った。
2. ごみ処分場(フアヒン、ピサノローク、アユタヤ)ではCH4ガス及び浸出水中の重金属の測定を行った。またごみ処分場のごみをRDF(廃棄物燃料)原料に前処理する新しい技術やプーケットのごみ焼却炉運転状況調査も行った。
3. さとうきびからバイオエタノール製造プラントを見学し、バイオエタノールを持ち帰り農工大で家庭での非常用燃料電池用水素製造テストを行う。
4. ペーパーレス社会に向けてタイ語認識システムを構築する為、この実習参加者7名、ナルセン大学生29名とラチャブリ環境第8事務所職員13名、合計49名の筆跡データを取った
今後、持ち帰ったサンプルの分析、現場で採取したデータの解析等を行い、レポートを作成中である。12月の実習後レポート発表セミナーを期待ください。
(KY)