活動報告

【活動報告】 FOLENSキックオフ記念 第1回国際シンポジウムを開催しました

 東京農工大学現場立脚型環境リーダー育成拠点形成事業では、3月5日(金)、府中キャンパス本部管理棟3階第2会議室において、「アジア・アフリカ現場立脚型環境リーダー育成(FOLENS)プログラム発足記念国際シンポジウム」を開催しました。

 平成21年度文部科学省科学技術調整費「戦略的環境リーダー育成拠点形成事業」の採択を受け、平成22年4月より開講するFOLENSプログラム。今回のシンポジウムは、この発足を記念するもので、関係者間で情報や意思を共有するとともに、海外4大学(ガーナ:ガーナ大学、タイ:カセサート大学、マレーシア:マレーシアプトラ大学、ベトナム:カントー大学)とプログラムにおける教育研究拠点としての協力関係を締結することを主な目的として行いました。 各海外拠点大学からは、2名ずつ計8名の担当教員の方々(ガーナ:John Ofosu-Anim作物科学科長・Edward Benjamin Sabi講師、タイ:Poonpipope Kasemsap国際室長・Tiwa Pakoktom講師、マレーシア:Mohamad Pauzi Zakaria准教授・Ahmad Zaharin Aris講師、ベトナム:Le Viet Dung副学長・Nguyen Van Be環境自然資源管理学科長)をお招きしました。

 当日は、Siaw Onwona-Agyeman准教授による司会のもと、初めに小畑秀文学長による挨拶、続けて、文部科学省よりお越しいただいた岡谷重雄科学技術・学術戦略官よりご挨拶をいただき、開会となりました。高田秀重教授(環境リーダー育成センター長)よりFOLENSプログラムの概要について紹介があった後、各海外拠点大学における環境への取り組みについて紹介いただき、さらに、JICA東京国際センター草野孝久所長やNGOブリッジエーシアジャパン束村康文理事、本学から高田秀重教授(環境リーダー育成センター長)、山田祐彰講師(国際環境農学専攻)、古市剛久准教授(環境リーダー育成センター)が加わって「環境リーダーに必要な能力と資質」を現場の視点から議論するパネルディスカッションを行いました。アジア・アフリカ地域の実情を踏まえ、環境リーダーの役割にはどのようなものがあるか、また、そもそも「リーダー」とは何かという点からも、今後、プログラムを効果的に実施していくにあたり、貴重な提言が多く出されました。最後に、科学技術振興機構科学技術振興調整費プログラム主管の山下廣順氏より講評をいただき、続けて協力締結文書署名式を行いました。国内ゲストとして科学技術振興機構の大場雅行主任調査員にもお越しいただき、その他、本学関係者を中心に学生を含め計53名の参加を得て、プログラム開始を前に認識を共有し深化する時間を持つことができました。 

 また、6日(土)にも、拠点大学や学内の担当教員による実務的なミーティングを実施し、今後の事業展開に向け情報共有と意見交換を行いました。

 この二日間の成果をもとに、4月、いよいよ第1期生を迎え、現場に立脚する環境リーダー育成がスタートします。なお、今回の成果をまとめた報告書を、現在環境リーダー育成センターで作成中です。完成次第このウェブサイトでも紹介する予定です。

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「環境リーダーに必要な能力と資質」について海外拠点大学や国際協力関係者らと議論   海外教育研究拠点として4大学と協力関係を締結   二日目のワークミーティング終了後、記念撮影

東京農工大学 現場立脚型環境リーダー育成拠点形成 第1回国際シンポジウム概要

日時: 平成22年3月5日(金)13:00~17:00
場所: 東京農工大学 本部管理棟3階第2会議室(府中キャンパス)
言語: 英語(日本語通訳あり)
プログラム: 13:00  学長挨拶
    来賓挨拶
  13:20 FOLENSプログラムの概要紹介
  13:40 海外4大学における環境への取り組み
    ガーナ・ガーナ大学 マレイシア・マレイシアプトラ大学 タイ・カセサート大学 ベトナム・カントー大学
  15:00 休憩
  15:15 パネルディスカッション「アジア・アフリカからみた環境リーダー像とその育成」
  16:45 協力締結文書署名式:各大学毎

プログラム詳細ダウンロード(英語日本語

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