活動報告
2012年夏期 海外フィールド実習指導教員同行型
FOLENSの海外フィールド実習は、その大部分が8月、9月に行われます。今年は6月下旬開始の1件から10月中旬の間に、全部で10の海外
フィールド実習が行われました。
それらのうち、指導教員同行型と呼んでいる、学生個人の研究分野にフォーカスを置くタイプでは、マレーシア
およびシンガポール、タイ、ベトナム、ウズベキスタン、ガーナ、南アフリカ、ブラジルにて9件が行われ、参加学生人数は11人でした。
実施項目
は大気微粒子観測、除草剤の環境中分布、重金属や有機化合物による汚染実態調査、バイオマスの有効活用、環境調和型園芸作物栽培法の
検討などでした。これらは、農工大が強みとする環境科学分野に直結するテーマです。実習を通じて、参加者が現場経験や現場知識・技術を積
むとともに、環境問題の実態解明と解決に向けて貢献できればと考えられます。
現在、実習参加者は収集した試料の分析や情報の整理を進め、
レポートの準備を行っているところです。この秋には、後述するFOLENS室主催のベトナム実習終了者とともに、ポストフィールド報告会が行われ
ます。実習後、自身の訪問地に関する考察や他の地域との比較検討を深めることで、アジア・アフリカ地域そして世界各地の環境問題に関する理
解が深まりますので、報告会の方も良く準備をしたいと思います。(HO)