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 鳥人間コンテストでは、最低一人のパイロットの搭乗が義務付けられています。そのためにパイロットの乗るスペース、つまりコックピットをつけなくてはなりません。
 しかし、高さ10mから飛行機を飛ばすわけですから、もし飛行機が予定通りの軌道を飛ばずに墜落してしまうと、パイロットは危険にさらされることになります。大会主催者側も安全面には特に気を配っているのでコックピットは安全であることが絶対条件になってきます。
 
 ここでは、私たちがどのように安全に配慮したか、またコックピットフレームの主な材料であるアルミパイプの加工法を中心に紹介していきます。
   

 1.詳細設計・実験

 提出書類作成の時点で基本的な構造は決定していましたが、パイロットの体格に合わせた寸法でつくらなくてはなりません。
 そのためにまず、パイロットの身長、手の長さ、足の長さなどを測定します。そして、それらの寸法で乗りやすいようなコックピットを設計します。
 また、フレームはほとんどがアルミ製なので金属加工がうまくできるか実験する必要がありました。アルミパイプ同士の結合は先端をつぶす必要があるのでその方法なども模索します。何事も初めてなので必ずしも一度でうまくいくとはかぎりません。右図は失敗した例です。
 


 2.部品作成

 加工方法が決定したら実際に作成にはいります。接合部分はガスバーナーで熱したあと、万力でつぶしていきます。
 またアルミパイプの中にねじ穴を切ってあるナットのようなパーツをパテでつけて接合時のねじ穴にします。
 パイロットが手で持つ部分は曲げ加工を行います。アルミパイプの中に砂をつめてバーナーで熱して型に合わせて曲げて行きます。
 それと接合部分は強度が落ちているため、アルミ板を加工して装着し強化します。
 
           

 3.組み立て

 各パーツが完成したら組み立てます。組み立て途中に各パーツの誤差の影響でうまく組み立たないことがありますが、その場合はヤスリ等で修正していきます。
 組み立てが完了したら、各パーツの鋭利な部分をヤスリで削って安全性を高めます。
  

 4.緩衝材

 フレームが完成したら、安全性のために金属部分を緩衝材でまきます。このときの安全性はパイロットに対してだけでなく、本番でパイロットを回収してくれるダイバーのためでもあります。
 緩衝材には断熱材を使用し、2重3重にまきつけます。これでコックピットは完成です。
 
     
          

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