ものをつくる時に最初にやることは「なにをつくるか」を話し合うための会議です。
もちろん私たちは飛行機をつくるために集っているのですが、最初は具体的なことは何一つ決まっていないのです。
そして会議が終わり、どのような飛行機をつくるかを決めたら具体的に設計していきます。
ここでは、私たちがどのような流れで飛行機を設計するか、順を追って紹介していきます。
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1.設計会議
設計で最初にやることは部員による話し合いです。まずはどのような飛行機にするか、つまりコンセプトを決めることから始めます。お互いの意見を出し合いながら機体のおおまかな形を作っていきます。
次にやることは主翼の幅や翼弦、尾翼の寸法などを具体的に決めていきます。コンセプト会議とは違い、より専門的な知識が必要になるので設計は少数で行います。
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2.図面作成
具体的な寸法が決まったらいよいよ図面におこしていきます。設計はCADとよばれるパソコンで設計図を描けるソフトを使用します。
今年は締め切りが迫っていたので桁(CFRPという素材でつくられた飛行機の骨組み)の太さや、簡単な内部構造はこの時に決めてしまいました。
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3.図面修正
図面がある程度形になったら、また会議を行います。図面があることにより、具体的な問題点等が分かりやすくなります。
そして飛行機の図面として完成させるため、コックピットフレームやフェアリング(コックピットフレームを覆うカバー)の設計をおこないます(実際に各パーツをつくる際はさらに細かい設計をしてから製作する)。
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4.提出書類
設計図が完成しても、それだけではまだ提出できません。機体名や特徴(特に安全面)などを図面に書き足してA0のサイズの用紙に印刷します。
また、機体の性能や特徴を細かく書いた仕様書及びコンセプトを書いた書類等も書き、図面と一緒に提出します。
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