機器名称
透過型電子顕微鏡
設置場所
小金井キャンパス5号館1階 学術研究支援総合センター 機器分析施設 機器室7[施設内マップ]
機器の概要(機器の性能など)
本装置は、主に生物試料、有機材料などのナノレベルの構造を高分解能、かつ、高コントラストで観察することが可能な設備であり、生体材料の微細構造、構造制御された機能性有機材料を評価するために用いられる。最高加速電圧は120kVで、50倍から120万倍程度での観察が可能である。ボトムマウントタイプのCCDカメラが標準装備されている。
機器の構成、型式等
本装置は電子顕微鏡部(最大加速電圧120kV)、冷却水循環装置から構成されており、その他、フィルム乾燥器と親水化処理装置が付設されている。
測定部
120kV 透過型電子顕微鏡 日本電子製 JEM-1400
制御部
制御システム JEOL TEM Center Ver 1.4.1 (OS; Windiws XP)
測定、利用対象となる試料名、または研究例
主に生物試料、有機材料など。
過去の主な研究例
- ポリマー中における無機塩の結晶化挙動の研究
- ポリマーの相溶性に関する研究
- LB膜の長周期構造の研究
- 液晶性物質の構造研究
- シクロデキストリン包接体の構造解析
利用方法
1.エックス線装置使用者登録
透過電子顕微鏡を利用する教職員、研究者、大学院生、学部生はエックス線装置使用者として登録と特別健康診断の受診が必要です。
毎年3月、総務室からエックス線装置使用者登録案内が、人事課から特別健康診断の案内がありますので、忘れずに手続きを行って下さい(職員の特別健康診断は秋にも実施されます)。
未登録者や特別健康診断未受診者は装置を使用することは出来ませんのでご注意下さい。
年度途中の登録については、総務室にお問い合せ下さい。
エックス線装置使用者登録の手順は以下の通りです。
- エックス線装置使用者登録申請書(様式2)の記入方法と提出方法は庶務係を通じて案内があります。
- 記入案内を参考に申請書を記入し、使用者登録を行う全て装置について「使用責任者」の了解を得た上で、様式2右端の 「使用責任者による確認」欄にチェックを入れてください。
- 様式2の"使用装置"欄に記入する本装置の登録番号は 8 です。
- 申請責任者の教員は、本学メールアドレスから、装置の使用責任者を同報のうえ、小金井地区総務室のメールアドレスに、電子データで提出してください
- 本装置の使用にあたり、申請責任者に誓約書を提出して頂くことになっております。誓約書の書式は下記の問い合わせ窓口まで電子メールで申請して下さい。
- 記入済みの誓約書は下記の問い合わせ窓口まで学内便でお送り下さい。
2.大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムへの登録
本装置を使用するには、所属研究室が大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムへの登録されている必要があります。登録されていない研究室に所属している方が新たに利用を希望する場合、指導教員の先生を通じて、下記問い合わせ先までご連絡下さい。
大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムへの登録済みの研究室に所属している方は、指導教員の先生に利用者登録を依頼し、必要な作業を行って下さい。利用者登録の方法などがわからない場合も、下記問い合わせ先までご連絡下さい。
3.利用資格
初めて装置を利用する際は、下記問い合わせ先まで電子メールでご連絡下さい。使用予定(どのような試料の測定を予定しているか)、装置原理の理解度、同種の装置の利用経験について直接お話しを伺った上で、初心者講習を行います(初心者講習は一度に2名まで受講可能とします)。講習後、はじめの3〜5回は管理者立ち会いのもと測定を行って頂きます。管理者が単独使用が可能と判断した段階で利用資格を認定しますので、大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムから利用資格申請を行って下さい。原則として、教職員、博士研究員、博士後期課程の大学院生であれば、利用資格取得後単独利用可能とします。博士前期課程の大学院生の利用については、下記問い合わせ先までご相談下さい。
既に装置の使用経験があるが利用資格認定を受けていない方は、下記問い合わせ先までご連絡下さい。これまでの使用経験等をもとに資格認定を行います。
4.予約方法
装置の利用予約は大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムを通じて行います。利用資格を取得すると予約可能となりますので、機器分析施設ウェブサイトの機器利用予約のリンクから機器予約のページに入り、機器を選択し予約作業を行って下さい。予約申請後、装置管理者から【利用予約の承認】メールが届いた段階で予約が確定されます。