活動報告
2010年(秋) ポストフィールド報告会
報告会スケジュール:Post Field Reporting Seminar 2010 Autumn
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10月4日、後学期が始まってすぐの日程で、9月までに海外フィールド実習を終えた7名を対象に、ポストフィールド報告会が行われました。発表者の出身国は日本のほか、カンボジア、タイ、中国で、訪問先はマレーシア、カンボジア、ベトナムでした。
このポストフィールド報告会は、必ずしも調査・研究的側面だけでなく、参加学生が現地で経験したこと、感じたこと、 将来ビジョンに与えた影響、環境問題に関して今後積極的にかかわり指導性を発揮するにあたり 考えることなどを報告してもらうこと、 それを訪問地の違いを越えて皆で共有、比較してゆこうというものです。
発表内容は、土壌環境、農業生産、大気汚染、 農業工学、廃棄物管理、廃水処理など多方面にわたり、海外フィールド実習 参加者各自が実際の経験を語ったり、各自の専門分野から異なる視点の意見や質問も 出されたと思います。なかには、帰国直後の発表のため、現地滞在中から発表準備をしてくれた学生さんもいました。むしろその方が、新鮮な報告をしてくれた印象です。
各地の共通点、相違点を見出すという点では、時間の制約もあり、 もう少し議論を深める必要があると思いましたが、必ずしも 報告の内容の範囲内から共通点を見出すだけでなく、気候変動など 大きな共通する問題を例示して、それと各自の活動においてアプローチを 考えるという方法もありうるかもしれません。
来学期分はおそらく2011年4月の初め、より充実したかたちで2回目を行うことを目指してゆきます。(HO)