活動報告
2011年5月FOLENSセミナー: 3.11とわたしたち
コンセプト(概念)・マップ | ジオグラフィカル・マップ(地図) |
ロード(工程)・マップ |
2011年度第2回目のセミナーを5月18日に実施し、FOLENS生14名、センター特任教員4名が参加しました。今回のテーマは、前回のセミナーで今年度の活動アイディアを出し合った際、3月11日の東日本大震災に関連したテーマに関心が集まったことを受けて、「3.11とわたしたち」。東北地方の被災地はもちろん、私たちを含む日本社会、そして世界に甚大な衝撃を与え続けている大震災や原子力発電所の問題、その後の状況を話し合いながら、FOLENSにとって「3.11」が持つ意味を見出し、今後の活動計画を策定することが目的です。
初めに、グループに分かれ、それぞれの「3.11」の経験や、関連して起きた様々な出来事について感じたことを分かち合います。4月から新たなメンバーが加わり、今日が初対面となる学生同士も多いことから、自己紹介を兼ねながらそれぞれの個人的な思いを聞き合いました。
次に、グループごとに大震災とその後に起きた様々な事象を整理するため、3種類の「マップ」を作成します。一つ目は、「地理的マップ」、つまり震災から続く様々な出来事を地図上に表すもの。二つ目は、出来事とその影響や対応などを、互いの関係を示しながら思いつくまま書きだしていく「コンセプト・マップ」。そして最後に「ロード・マップ」、つまり出来事やそれへの対処を時間軸上に記すもの。グループごとに一つずつマップを完成させたところ、非常に広範に及ぶ大震災と関連する出来事の全体像と、それぞれが関心を持っている事項が、だんだんと見えてきました。
このマップから、今後のFOLENSセミナーで特に取り上げるべきテーマを抽出したところ、「放射能汚染除去」と「エネルギー(太陽光、水力、バイオマス、風力などの代替エネルギー・東北地方の生活再建へ向けたエネルギー供給)」の二つに絞られました。(これらについて、後日学生メーリングリストでも意見を募ったところ、「エネルギー」を、12月に予定している宿泊型フィールドトリップとその前後のセミナーのテーマとすることを決定しました。)
また最後に、被災地でのボランティア活動について、学生から提案がありました。「経験のない者がボランティアに行くとかえって現地の迷惑にならないか」と言った意見も出され、議論となりましたが、「被災地では実際に人手が非常に不足している。現地の方々への配慮については当然事前によく考え、注意せねばならないが、役に立てることは必ずある。」というアドバイスもあり、今後計画を進めることとなりました。(SN)
Time/Date: | 16:00-18:00, 18 May 2011 |
Venue: | Alumni 50th Anniversary Hall, Fuchu Campus, TUAT |
16:00- | Introduction: What are we doing today? ~Reflection on discussion in the previous seminar |
16:10- | Self-Introduction & Sharing: 3.11 and Me ~Share personal experience of and reflection on “3.11” or the Tohoku Great Earthquake and its related inciden |
16:20- | Group Work: Create a Map of 3.11 ~Create a map (geography, concept, and timeline) of 3.11 and discuss what “3.11” implies in relation to FOLENS |
17:00- | Discussion: 3.11-related Topic(s) of FOLENS Seminars 2011 ~Pick up 3.11-related topics to cover in this year’s FOLENS seminars |
17:30- | Discussion: Other Topics/ Activities of FOLENS Seminars 2011 ~Share ideas on what we want to do through FOLENS Seminars in 2011 |
18:00 | Closure |