活動報告
2012年6月FOLENSセミナー:藤枝農山村実習
昼食は雨の中の流しうどん | 有機無農薬栽培のお茶畑を見学 | 晴れやかな空の下、田植え |
6月16,17日、FOLENSとしては今年で3回目の参加となる藤枝農山村実習(通称「藤枝スクール」)に行ってきました。参加者はFOLENS学生、国際環境農学専攻の学生、教員等26名。藤枝では、例年どおり有機無農薬お茶栽培を営まれている杵塚さんが今年も温かく迎え入れて下さいました。
初日はすぐれない天候で、あいにくの雨の中、風流な流しうどん(農工大うどん)を美味しくいただいた後、杵塚さんが栽培するお茶畑を見学し、有機無農薬栽培についてご説明頂きました。その日の夕方は、福島県の南相馬市で被災後の農業復興に取り組む若手農家の方に原発の農業・生活への影響、復興の課題等、メディアでは伺い知ることのできない現場の声を聴く貴重な機会を得ました。
翌日、快晴の空の下、田植えをしました。この苗が、夏の暑さを乗り越えて秋に収穫されることを願いつつ。田植え後、この2日間を通じて感じたこと、考えたことをグループに分かれて議論しました。有機農業、原発、食の安全等グループ毎に異なるテーマで発表し、互いの意見を共有しました。最後に、杵塚さんから総括をして頂き、一人一人が、原発問題、食の安全、人間の幸せ、そして平和についてよく考えて、そして行動してほしいという強いメッセージが伝えられました。
今年もまた「藤枝スクール」は、「食と農」というテーマの下に、見て、聞いて、感じて、そして各個人がそれぞれの立場で求められている役割をよく考えて行動することの大切さを学ぶ貴重な機会を提供してくれました。(AI)