活動報告
海外フィールド実習 FOLENSオフィス主催「ガーナ」、指導教員同行型「タイ」、「ベトナム」、「モザンビーク」
ガーナ大学でのオープニングセッション~ガーナでの活動予定、日本や母国の環境課題等を現地学生へ紹介 |
廃棄物処分場での土壌、滲出水の採取と測定 | 河川水、底泥の採取 |
中規模金鉱山の訪問と試料採取 | クワメエンクルマ大の学生とともにJICA天水稲作持続的開発プロジェクトを訪問 | |
夜まで及んだ試料処理 | ||
深刻な土壌浸食 |
巨大な木材の運搬風景に遭遇。熱帯林保護の問題も地球環境における大きな課題です。 | 農村部住民への聞き取り調査 |
ガーナ大学やクワメエンクルマ科学技術大学では学生と活発な意見交換を実施 | ガーナ大学での集合写真 |
2011年度最大のFOLENS行事といってよい、FOLENSオフィス主催の海外フィールド実習「アフリカにおける土壌・水界環境保全:ガーナの現代農業と金採掘から考える」が、ガーナ共和国・ガーナ大学(協力者:Prof. John Ofosu-Anim, Prof. Edward Benjamin Sabi, Mr. Patrick Mireku, Mr. Richard Omari Ansong, and Mr. Richard Morton)とクワメエンクルマ科学技術大学(協力者:Prof. Samuel Nii Odai, Mr. Edward)の協力によって2011年9月5日~18日に実施されました。参加者は学生7名(Rola Mahmud、肖質秋、牧田朋子、山口智弘、沼尻勇太、宮崎雄矢、鉄田陽介)、教員4名(尾崎、渡邉、下ヶ橋、二ノ宮)でした。参加者からの報告は、後日FOLENSのHPに掲載します。
また農工大のAgyeman先生の協力は、現地関係者との連絡、訪問先に関するアイディアの提供、現地交通に関するアドバイスなど、きわめて多大でありました。ご協力の皆様に深くお礼いたします。
日本からの参加学生は、現地の先生方による包括的な講義、現地学生との意見交換や、現地環境状況に関する情報収集、環境試料の採取と計測に加えて、住民、学生、政府職員、JICA専門家、在ガーナ日本大使館職員の方との交流および取材など、密なスケジュールの中、現地実情の理解に努めました。不慣れな海外の土地で、現地環境問題と社会構造の関連を検討するとともに、限られた設備と時間という条件下における調査手法のノウハウを学び、また、日本や母国の状況をガーナの学生へ報告し、それらを比較しつつ現地の学生とディスカッションすることで、国際社会の一員として環境問題を考えてゆくことの大切さを理解する機会になったと思います。
また、指導教員同行型の海外フィールド実習も、この8~10月に別途3件行われています。
- ・樋口亮、上村美羽、青木和也…タイ・カセサート大学(E&Rベース): 8月27日~9月4日、(引率:寺田先生、米田先生)
- ・Antonio Manuel…モザンビーク・Eduardo Mondlane University: 9月6日~10月1日(引率:木村先生)
- ・Bui Dung…ベトナム・ベトナム林業大学(Vietnam Forestry University): 9月5日~10月10日(引率:五味先生)