Folens メルマガ

FOLENS メルマガ No.9/ 2012年11月5日
東京農工大学アジア・アフリカ現場立脚型環境リーダー育成プログラムメールマガジン

目次

  • 1.お知らせ:
    ・第4回国際シンポジウム
    ・2012年前期修了生6名
    ・短期コース開講
  • 2. スケジュール
  • 3. 学生募集
  • 4. 活動報告
    ‐海外フィールド実習
    ‐インターン
    ‐農村社会調査実習
    ‐ベトナム海外フィールド実習
    ‐FOLENSセミナー
  • 5. コラム:「タイ指導教員型実習」
1.お知らせ

・第4回国際シンポジウム「グローバル環境人材に求められる現場力
~現場立脚型環境リーダー育成プログラムの経験から~」を開催します。
11月29日(木)13:00-17:00 於:府中キャンパス(第一講義棟)
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/symposium2012oct_j.pdf

・FOLENS修了式(2012年9月)
9月21日、FOLENS第三回目の修了式が行われました。今回の修了生は、Long Zhaoさん(中国)、 Rinawatiさん(インドネシア)、
Na-Ngern Prathomrakさん(タイ)、Xiao Zhi Qiuさん(中国)、 Nam Sooyounさん(韓国)、Pyone Win Winさん(ミャンマー)の6名でした。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/f_s_certificate_award_ceremony_sep2012_j.html

・短期コース開講 本年10月に、環境リーダー育成プログラムを1年で修了する(履修要件は5単位)短期コースが開講されました

2. スケジュール

<11月>
9-11:学園祭
未定:国際環境農学課題別演習
19:FOLENSセミナー
29-30:国際シンポジウム
<12月>
9-11:学園祭
TBD: グリーンテクノロジー実習
17-18:FOLENSセミナー(福島県)
22冬季休暇開始
<1月>
6:冬季休暇終了
TBD: グリーンテクノロジー実習
TBD: FOLENSセミナー

年間スケジュールはこちら⇒http://www.tuat.ac.jp/~folens/outline/schedule.html

3. 学生募集

2012年度秋募集は、下表の通り17名の合格者でした。
今年の秋の選定結果の特徴は、次の通りです。
①77.8%が留学生
②小金井キャンパスの工学府博士課程学生1名を含む博士課程学生が6名
③はじめ取った獣医5年生2名
秋募集FOLENSの紹介では、T型人間を育てると言いました。T型人間は研究の専門以外に、他の学府、違った国の人と一緒に幅広く環境問題
を学び、問題となる現場を見ることにより解決策を考え、アジア・アフリカの現場に役立つ現場型環境リーダーになりたい希望を持たせることに
重点を置いた説明をしました。またFOLENSのプログラムと実習は残り1年6カ月の予定で、講義・実習ともできるだけ早く受講して、合計8単位
を取って修了出来るように10月16日にオリエンテーションで説明しました。
FOLENSの修了書を頂いた時のスピーチはどのような成長を示してくれるか楽しみにしています。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/report2012oct_adm.html

4. 活動報告

‐海外フィールド実習:指導教員同行型海外フィールド実習
FOLENSの海外フィールド実習は、その大部分が8月、9月に行われます。今年は6月下旬開始の1件から 10月中旬の間に、全部で10の海外
フィールド実習が行われました。 それらのうち、指導教員同行型と呼んでいる、学生個人の研究分野にフォーカスを置くタイプでは、マレーシア
およびシンガポール、タイ、ベトナム、ウズベキスタン、ガーナ、南アフリカ、ブラジルにて9件が行われ、参加学生人数は11人でした。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/2012_oft_j_reserch_sep.html

‐インターンシップ
今年度はこれまで、8名の学生がインターンシップを実施しており、場所・分野はオーストラリアの 海洋環境保護NGOや、ベトナムの枯葉剤被害
児施設、フィジーの農村開発国際協力プロジェクトサイト等、 多岐に渡ります。この中から、2名の学生が報告書を完成しました。下記からご覧く
ださい。
・Aung Zau Oo
Internship with Bridge Asia Japan in Maungdaw area and Study the rice farming system and its related environmental problems in
Kanyutkwin, Myanmar Host:Bridge Asia Japan (BAJ)
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/intern_2012aug_oo_j.html
・Pyone Win Win
Study on Model test about the Stability of Slopes due to Rainfalls Host:National Agriculture and Food Research Organization (NARO) →http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/intern_2012aug_winwin_j.html
‐農村社会調査実習 今年度初めて開講した本実習は、環境問題を理解し対策に取り組む上で欠かせない「社会と人」の理解に 焦点を当てるものです。2回の座学を経て訪問した水俣で、深刻な公害問題と、その後の環境都市水俣とし ての取組みを経験してきた水俣の方々と社会から多くを学ばせていただきました。水俣病に関する患者さん やチッソのお話、そして沿岸部での「地元学」の体験を通じて、3日間の訪問期間中、水俣の様々な方々に お世話になりながら、参加学生17名と教員3名、大変暑く熱く密度の濃い実習を行いました。 →http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/report24.html

‐海外フィールド実習:ベトナム・カントー大学、バックマー国立公園、フエ農林大学
「メコンデルタの自然環境とそれらへの人為インパクト、持続的共存への模索」
FOLENSの海外フィールド実習は、前述した自分の研究分野にフォーカスを置く実習タイプの他に、FOLENS室とFOLENSの海外教育研究拠
点(E&Rベース)とが協力して実施し、複数の専門分野をもつ参加者が共に学 ぶもの(FOLENSオフィス主催型と呼んでいます)があます。後者
は2012年は、ベトナム・カントー大学を主として、バックマー国立公園、フエ農林大学で9月3日から16日(帰国)の日程で行われました。
本実習では、カントー大学環境資源学部がFOLENSプログラムで実施している都市河川とメコン河の定点水質観測の実績を基にして、アジアの
大河川メコン川を主体とするメコンデルタにおける環境条件(雨季の洪水、水路ネットワーク、国際河川、稲作…)と人口増加や都市化に伴う人為
インパクト、持続型社会への模索を共通軸としました。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/2012_oft_j_canthouni.html

‐FOLENSセミナー:10月(黒部実習)
10月11-12日、国際環境農学(IEAS)と合同で長野県にフィールド実習に行きました。今回の実習の目的は、 長野県の水力開発の歴史、システ
ム、可能性と制約条件について学ぶこと、そして雄大な自然に慣れ親し むことでした。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/f_s_oct2012_kurobe_j.html

5. コラム「タイ指導教員型実習」:米田健一 環境リーダー育成センター特任准教授

今年のタイ実習は、8月4日から12日まで工学府FOLENS生3名に対して、寺田先生と米田が一緒に昨年に 引き続き指導教員型として行いまし
た。寺田先生と私がタイで研究してきた、また更に新しく研究して みたいテーマと学生が研究したいテーマを集約して、具体的に5W1H(なぜどの
ような目的で、どこに行 って、誰と、いつ、何を、どのような方法でする)を整理して、受け入れ機関のREO8(Regional Environment Office 8)、
カセサート大学、プーケット市とアユタヤ市との打合せと見学許可を取りました。
その後各自のテーマを絞り込み、事前検討会を3ヵ月間5回やって、各自のテーマの事前検討、現地での行動、 帰国後の仕事を決めて出発しま
した。 その結果、次のような結果が出て来ています。
①フアヒン市家庭ごみ処分場での浸出水、井戸水、土壌サンプリングと環境影響評価
②プーケット新設ごみ焼却炉の試運転状況調査とタイでの焼却炉評価
③スパンブリのチュラロンコン大学バイオエタノールプラント見学とタイでのバイオエタノール評価
④サラブリのバイオディーゼル実機プラントの運転状況見学とバイオディーゼル実用化評価
⑤アユタヤ市庁訪問とごみ問題ヒヤリング調査とごみ処分場見学と評価
⑥カセサート農学部農場での土壌サンプリングと輸出野菜、果物の残留農薬調査と評価 3名の学生に対して各自2テーマずつを担当して、幅広
い環境問題の現場を見てその対策を現場の人と話し合う 機会を得ました。現在学生は持ち帰ったサンプルの分析とその評価を行っています。
また12月のプレゼンテー ションでは学生の成長した姿を見ることに期待しています。

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