Folens メルマガ

FOLENS メルマガ No.6/ 2012年3月23日
東京農工大学アジア・アフリカ現場立脚型環境リーダー育成プログラムメールマガジン

目次

  • 1. わたしの講義「地球環境化学特論」
  • 2. スケジュール
  • 3. 学生募集
  • 4. 活動報告
    -海外フィールド実習
    -インターンシップ
    -FOLENSセミナー
    -その他      
  • 5. コラム「飯田の先駆者達」
1.わたしの講義「地球環境化学特論」

原 宏
農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター 教授

担当教員は1976年以来、酸性雨の種々のスケール、全国、アジア、そして地球規模 それぞれの、測定網についてその企画・運営およびデータの解析に解釈に長く関わっ ている。この一連の講義はそれらを通して自分が経験したり考えたりしたことに基づい ている。いまでこそ「環境科学」は科学にしっかりと根を張った科学の一分科であるよう に思われるが、担当教員が大気汚染の化学の研究分野に入ったときは、「環境科学」 などはまともな科学者がやるものではないと思われていた。確かにきちんとした科学と はかなり異なるアプローチをとっているとの批判は当たっている。しかし、この状況がき っかけで、科学とは何なのか、その歴史は、哲学は、そして社会とのつながりは何だろ うかと考るようになった。 もっと読む: http://www.tuat.ac.jp/~folens/letter/my_lecture_advanced_global_environmental_chemistry.html

2. スケジュール

<2月> 
2月6日: 後期授業終了
2月7日-13日: 後期調整期間
2月16日~: 春季休業
3月7日-9日: FOLENSセミナー(災害教育とは:東北津波被災地の訪問とボランティア活動)
3月21日: FOLENS卒業式
3月27日: 農工大卒業式
4月5日:農学府/工学府オリエンテーション
4月13日:連合農学研究科オリエンテーション
4月17日:FOLENS4月募集の応募締め切り
4月24日:FOLENS新入生オリエンテーション
4月25日:FOLENS運営委員会
年間スケジュール:
http://www.tuat.ac.jp/~folens/outline/schedule.html

3. 学生募集

「アジア・アフリカ現場立脚型環境リーダー育成プログラム」(FOLENSプログラム) では、東京農工大学大学院に2012年4月または2011年10月に入学した、修士課 程、博士課程のすべての方を対象に、第5期生の募集を行います。本プログラムで は、所属専攻のカリキュラムとは別に、講義、実習、セミナーを英語で受講します。 留学生との交流や海外渡航などによって現場体験を積み、環境問題に関する多 分野融合・横断的な内容を学ぶことで、アジア・アフリカ地域の環境問題で役割を 果たす、「現場立脚型環境リーダー」になることを目指します。 皆さんご応募ください。また、わからないことがあればお気軽にお尋ねください。 〆切は4月7日です。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/recruitment/index.html

4. 活動報告

- 海外フィールド実習

2011年度前期に行われた海外フィールド実習について、参加者の小レポート3件をFOLENSウェブサイトにアップ しました。同一の実習でもそれぞれ異なる視点で現地を学び、その考察をしました。百聞は一見に如かずの発見、 学びがありました。(HO)
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/2011sum_oft_j_maki.html
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/2011sum_oft_j_xiao.html
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/2011sum_oft_j_numajiri.html
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/oct_2011_vietnam.html
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/2011sum_oft_j_miyazaki.html

-インターンシップ 

下記学生のインターンシップ報告書が完成しました。受入先の温かいご指導のもと 貴重な学びを得た学生の報告、どうぞご覧ください。
・Cattleya Chutteang:米国農務省農業研究事業団~オゾンによる影響に対する大 豆の生化学的反応(2011/8/23-11/23)
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/intern_2011aug_cat_j.html
・Na-ngern Prathomrak:米国農務省農業研究事業団~大気汚染と作物生理学に関す る調査(2011/8/23-11/23) http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/intern_2011aug_tiew_j.html
・Sooyoun Nam: 米国環境保護庁 研究開発室 生態系研究部門・米国地球物理学連合 秋季会合(2011/11/7-12/10)
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/intern_2011aug_nam_j.html

-FOLENSセミナー

1月11日:「持続可能なエネルギー戦略」現地訪問事後セミナー~ふりかえり・関連 研究発表・ディスカッション
2012年が明けて初めてのFOLENSセミナーは、前回12月、「エネルギーの地産地消へ 向けた地方コミュニティーの挑戦」をテーマに実施した長野県飯田・伊那市訪問の 事後セミナーとして行いました。各学生の研究テーマとエネルギーの関連について の発表の後、「ローカライゼーション(エネルギーの地産地消)は持続可能なエネ ルギー戦略へのカギか?」をテーマにディスカッションを行い、11月からの連続セ ミナーを通じて広げ深めてきた意識・関心にもとづく、密度の濃い話し合いが持た れました。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/f_s_jan2012_j.html

- その他

FACEBOOKページをオープン!
ページ名はFOLENS TUATです。
インターシップやトレーニングの近況報告、 海外拠点(E&Rベース)の先生方の活動報告もお待ちしております。
http://www.facebook.com/FOLENS.TUAT

修了生メーリングリストオープン
FOLENS修了生メーリングリストを作成しました。 FOLENS修了生、E&Rベースの先生方、FOLENSスタッフが加入しています。 なおFOLENS修了生は、今年の3月は5名(出身国は中国1名、ミャンマー1名、 ネパール1名、日本3名)、昨年9月は5名(カンボジア2名、マレーシア1名、 タイ1名、ベトナム1名)です。このメーリングリストを通じて修了生との関係を 長く保ちたいと思います。メーリングリストとFacebookの双方で、FOLENSメン バーがいっそう親しくなれば良いですね。 

5. コラム「飯田の先駆者達」

コラム「飯田の先駆者達」
古市剛久 環境リーダー育成センター 特任准教授(チーフ・コーディネーター)

第3回FOLENS国際シンポジウムとその後のエクスカーションがそれぞれ12月2-3日、5-6日に開催されました。これまでのFOLENS国際シンポジ
ウムの度に出会いや発見がありましたが、今年もその例に漏れませんでした。飯田市でのエクスカーションでは「おひさま進歩エネルギー株式
会社」のスタッフやインターンにお会いしてお話を伺いましたが、 その何人かは自己紹介もして下さいました。その自己紹介を私は事業内容の説
明と同様に大変興味深く聞いたのですが、特に引き付けられたのは皆さんの多様性と共通性でした。「おひさま進歩エネルギー」に来るまでは全
くの異業種で経歴を重ねてきた皆さんが、新エネルギーの導入促進を自らの職業とするという決意を今は共有しておられます。日本における新
エネルギーの導入促進の取り組みはまだ本流とはなっていないと考えられがちですが、地域に根ざしつつこれからの職業人生をそこに捧げよう
としている方々がいることは、覚えていた方が良いように思います。
(2012年2月9日加筆)

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