Folens メルマガ

FOLENS メルマガ No.3/ 2011年8月
東京農工大学アジア・アフリカ現場立脚型環境リーダー育成プログラムメールマガジン

目次

  • 1. 海外拠点だより:E&Rベースinガーナ・ガーナ大学
  • 2. スケジュール
  • 3. 活動報告
    - 学生選考
    - 海外フィールド実習
    -インターンシップ
    - FOLENS Seminars
    - その他
  • 4. コラム:「夏祭り」
1. 海外拠点だより:E&Rベースinガーナ・ガーナ大学

ガーナ大学は、研究を推進するため、世界中の大学といくつかの協力体制を築いています。2010年3月5日、ガーナ大学は東京農工大学と協定を締結し、アジア・アフリカ現場立脚型環境リーダー育成(FOLENS)プログラムにおける環境モニタリング活動に取り組むことになりました。FOLENSガーナオフィスでは、チーフコーディネーターに農学部長代理ジョン・オフォス-アニム准教授が、特にE&Rに責任を持つコーディネーターにエドワード・ベンジャミン・サビ博士が就任しています。

続きはこちらから:
http://www.tuat.ac.jp/~folens/letter/in_ug.html

2. スケジュール

<2011年8月>
10日: 夏季休暇開始
24日: FOLENS修了式、修了生インタビュー

<2011年9月>
5-19日: ガーナ海外フィールド実習
28日: FOLENSセミナー
(ガーナ現地レポート:アフリカの環境保全~ガーナにおける現代農業と金鉱山から考える)

<2011年10月>
3日: 後期開始
初旬: FOLENS生10月募集・選考
28-29日: FOLENSセミナー(松本・岡谷地域フィールド実習)

年間スケジュール:
http://www.tuat.ac.jp/~folens/outline/schedule.html

3. 活動報告

- 学生選考

2011年10月度のFOLENS生の募集を予定しております。
詳細については決定しだい下記に掲載する予定です。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/recruitment/index.html

- 海外フィールド実習

5月25日: ポストフィールド報告会
2010年度後期に行われた海外フィールド実習参加者の発表に基づいて、FOLENS履修生が集まりました。
各国での実情の報告、計測結果の考察、現地訪問の意義について考えたことなどに基づきアジア・アフリカの環境問題を議論し、その問題構造を考えました。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/may_2011_postfield.html

- 国内実習

5月30日、6月1-3、9、10、16、17、23日: 環境計測評価実習初めに農工大農場、多摩川の現地調査、下水処理場の見学をし、土壌試料、
水試料を採取しました。そして、土壌の重金属、水中の大腸菌、無機イオン、抗生物質を測定しました。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/nov_2010_charcoal_j.html
6月16、24日、7月7、10、11、18日、8月2日: グリーンテクノロジー実習本年度は題材としてバイオ燃料を取り上げ、学生による各地の利用状況の
調査と発表、廃油からのバイオディーゼル燃料製造実験、関東地域を対象としたバイオディーゼル燃料製造システムのコスト評価、および千葉県夷隅郡大多喜町でのバイオディーゼル燃料に関する取組みの見学を行いました。環境技術として多面性をもち、またシステムとしても様々な特徴を有するバイオ燃料の一端をFOLENS生たちも肌で感じたことと思います。

- インターンシップ

4月から米国の「パラダイスガーデンズ&ファーム」でインターンシップ中のGovinda Narayan Timilsinaさん(ネパール出身)。日々一生懸命仕事に取り組みながら、環境と共生する持続可能な農場経営について多くを学び、さらには美味しいチーズづくりの技術をしっかりと見につけています。インターンシップは11月6日まで続きます。

さらに、8月23日、Cattleya ChutteangさんとNa-ngern Prathomrakさん(いずれもタイ出身)が、米国農務省農業研究事業団の植物科学研究ユニットでのインターンシップのため、ノースカロライナ州ローリーへ旅立ちます。11月23日帰国予定です。

- FOLENSセミナー

6月18-19日: 静岡県藤枝市有機無農薬お茶栽培農家でのフィールド実習農学府国際環境農学専攻が主催するこの実習をこの春からFOLENSでも「FOLENSセミナー」として位置付けさせて頂き、16名のFOLENS生が参加しました。農工大の学生だけではなく、有機無農薬お茶栽培に関心を持つ市民の方々も各地から集り、昨年と同様に大変賑やかな学びの機会となりました。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/june2011.html

7月20日: 伝統と現代のガーナ:農業、社会、そして環境FOLENSの今後の最大イベント・ガーナ実習に臨むため、ガーナに関してみんなで学ぼうという機会です。東京農業大学の高根務先生、本学のSiawOnwona-Agyeman先生を招聘し、現地の社会と歴史、人々の生活、農業、環境問題に関して講義をしていただきました。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/july_2011_f_seminar_j.html

- その他

6月18-19日:The Field Oriented Workshop @ マレーシアTerengganu州Bidong島FOLENSの国際ネットワークは、農工大を中心に, 5つのEducation & ResearchBases から構成されています。各E&R Baseは、農工大との環境観測・海外フィールド実習の協力実施のほか、E&R Base独自またはE&R Base相互間での連携や環境科学教育・研究の推進が行われています。その一環として、マレーシア・プトラ大学のMohamad Pauzi Zakaria准教授が指導して、The Field Oriented WorkshopがマレーシアTerengganu州Bidong島で実施されました。
http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/201108_f_o_workshop_j.html

4. コラム: 「夏祭り」

下ヶ橋 雅樹
環境リーダー育成センター 特任准教授

夕方、窓の外で急にどんどんと音がしたので、夕立か、傘はあったかな?と思ったら、そばにいたひとが、花火ですよ、と教えてくれました。
近所の夏祭りでした。日本の夏、各地で伝統ある大規模なお祭りが、暑い季節の活気をさらに盛り上げてくれる一方で、こういった地域の
小さな祭りも風情があって、生活に密着した夏を感じさせてくれるものです。日本の伝統文化や地域文化も、これらの祭りに織り込まれて、おのずと後の世代に受け継がれてゆくものなのでしょう。環境研究において地域特性を理解することの重要性がしばしば指摘されますが、こういった地域の小さなお祭りは、その地域の生活に根付いた文化的特性を知るヒントを与えてくれるような気がします。こういったお祭りを大切にしてゆきたいものです。

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