Folens メルマガ

FOLENS メルマガ No.13/ 2013年9月25日
東京農工大学アジア・アフリカ現場立脚型環境リーダー育成プログラムメールマガジン

目次

  • 1.スケジュール
  • 2.お知らせ
  • 3.活動報告
    ‐国内実習
    ‐海外フィールド実習
    ‐インターンシップ
    ‐FOLENSセミナー
    ‐その他
  • 4.コラム

1.スケジュール

7月
12 FOLENSセミナー:タイ実習事前レクチャー
13-15 農村社会調査実習(福島県二本松市東和)
28-8/11 FOLENS型 海外フィールド実習(タイ)
30 夏季休暇開始

8月
夏季休暇中

9月
19-22 横国陸前高田スタディツアー
17 FOLENS修了式
30 夏季休暇終了

10月
1 後期開始
9 FOLENS10月募集の応募〆切
16 FOLENS合格者オリエンテーション
17-18 FOLENSセミナー/ IEASフィールドトリップ(富士山)

中旬-11月 環境計測評価実習

2.お知らせ

-FOLENS広報WEB担当着任
7月からFOLENSのWEB管理を中心に広報業務を担当される布山陽介さんが着任しました。

3. 活動報告



-国内実習
<グリーンテクノロジー実習>
2013年5月23日から6月27日の6日間に2013年度のグリーンテクノロジー実習を行った。
アジアの廃棄物処理の現状紹介・観察と改善を取り上げた。
続きを読む⇒ http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/june2013g_t_practice_j.html

<農村社会調査実習(福島県二本松市東和)>
2回目となる今回の本実習では、学生15名と教員3名が、福島県二本松市東和地区を訪問しました。
事前講義と3日間の実習を通じて、東和の方々の温かさと強さ、そして地域としてのつながりと行動力を感じ、学び、じっくりと考えました。
続きを読む⇒ http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/d_june_july_2012_j.html


-海外フィールド実習
毎年7-9月は、海外フィールド実習が多く行われる季節です。今年は、これまでに6件14名が無事終了
(タイ2件と、ロシア、ベトナム、イギリス、モザンビークが各1件)、1件2名(ガーナ)が現在実施中です

<FOLENS室主催海外フィールド実習>
タイ・カセサート大学/ナルセン大学、マレーシア・プトラ大学教授と学生と共同でタイにおける多くの環境問題調査と意見交換を行った。
続きを読む⇒ http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/report_thai_o_july_j.html

・松下朋永:発展途上国における紙ごみ問題とペーパーレス化
・Song Kang:タイにおける下水処分場の温暖化ガス(N2O)排出量推算
・Tang Si Hiep:タイおよびベトナムにおける下水処分場の温暖化ガス排出に関する比較検討
・竹村 龍一:レーザー式検出器による廃棄物処分場のメタンガス測定
・志村 芙美:タイ下水処理施設のGHG排出と微生物の関係
・八百 多佳実:ガソリン添加用バイオエタノールからの水素製造と家庭用非常電源への応用
・Harakhun Tanatavikorn:廃棄物処理に関するタイ、日本、欧米の比較調査
・Bao Qian:タイの下水処理場におけるアンモニア酸化菌バイオマス
・梅津 沙緒里:レーザー型測定器による下水処理場、処分場及び田圃からのメタン排出量測定

<タイ、カセサート大学(指導教員型、FOLENS企画にも合流)>
・長谷川 瑞貴:タイにおけるサルモネラ菌感染源の探索

<ロシア、コーカサス地方(指導教員型)>
・Mardan Korrani Hossein:コーカサス地方におけるアレロパシー植物の探索
(ロシア出身で短期コース終了後のElena Kazantsevaが帰国して現地補佐)

<ベトナム、カントー大学(指導教員型、単独渡航)>
・Nguyen Giang Nam:メコンデルタ沿岸地域における地下水の水文、環境評価

<イギリス、オクスフォード大学(指導教員型)>
・Sviridova Nina:森林に棲息する陸上哺乳類の保護

<モザンビーク、エドゥアルドモンドラーネ大学(指導教員型)>
・細田 隼基:難分解性有機汚染物質によるモザンビークの沿岸海洋汚染

<ガーナ大学(指導教員型)>
・永田 絵美:ガーナにおける家畜医療とヤモリのサルモネラ菌の探索【実施中】
・松浦 江里 :ガーナ農業の伝統システムと持続性に関する検討【実施中】


-インターンシップ
この夏、下記の学生がインターンシップを実施中・または実施済です。貴重な学び
についての報告書は現在作成中。今しばらくお待ちください。
・大倉芙美:ナレスアン大学 再生可能エネルギー学科・カオノイ村(タイ)
・山村理奈:カセサート大学 林学部・チェンマイ周辺森林試験地(タイ)
・Ghulam Hussain "Poya":Wildlife Conservation Society(アフガニスタン)
・Omari Richard Ansong:コーネル大学 Cornell Soil Health Center(米国)
・渡井千絵:OISCA(フィジー)

-海外派遣時のリスク管理セミナー
7月18日、府中キャンパス第一講義棟12講堂で環境リーダー育成センターと国際交流課が共催し、
「海外渡航前の危機管理オリエンテーション」が開催されました。
続きを読む⇒ http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/report_other_j.html

-FOLENSセミナー
<藤枝農村実習>
6月15-16日:FOLENSとしては今年で4回目の参加となる藤枝農山村実習(通称「藤枝スクール」)に行ってきました。
藤枝では、例年どおり、有機無農薬お茶栽培を営まれている杵塚さんが温かく迎え入れて下さいました。
続きを読む⇒ http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/report_fujieda_june2013.html

<チーム活動計画発表>
学生の関心分野ごとに5チーム(エネルギー・廃棄物管理/水/有機農業/大気汚染/自然環境保全)に分かれて策定している、
今年度のFOLENSセミナー活動計画について、6月26日と7月12日に発表を行いました。
各発表のあとには、さらに計画を改善し具体化するための意見交換を行いました。
今後、チームごとに計画・予算を具体化し、後期に実行します。活動について10月の学祭でも報告する予定です。

<タイ実習プレゼンテーション>
7月12日のFOLENSセミナーで7月27日からのタイ実習に参加する9名の学生が、学生約30名と職員数名にプロポーザルを次の点を中心に発表した。
続きを読む⇒ http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/report_thai_july2013.html

-その他
Global Cafe:第1回グローバル・エクステンション: FOLENS学生による国際理解講座
農工大の学生らのための国際交流拠点として府中・小金井両キャンパスに新設された「Global Cafe」。
これをより活性化しようと、国際交流講座「Global Extension」を実施することになりました。
その第一弾として、FOLENSから二名の学生が自国の紹介を行いました。

4.コラム


< 尾崎 宏和 >
環境リーダー育成センター 特任助教(ラボ・コーディネーター)

年に何度が、豪雪地帯の山に登らせていただいています。教科書の植生鉛直分布は当てはまらないとか、地形と
か、雪の影響は面白いです。

中腹はご存知のようにブナの森が広がります。そんな中を彷徨すると、ほぼ必ず「切り付け」に出合います。
ブナの樹皮に残された先人の生活の証です。「水↓」とか「コレヨリ**ニイタル」とか、日付と名前と年齢と
かです。面白いのは、場所によって名前と年齢だけのオンパレードだったり、杣道を示している物らしかったり、健康や
豊作を祈る物、意味不明も少なからずと、書いている内容はかなりミクロな地域性がありそうなことや、ブナ以外の樹種には見られないことです。

日付は平成10年代半ばまでが多いように思いますが、それ以降はそんな習慣も消えつつあるのでしょうか。後者はおそらく、ブナは樹皮が滑らかで、また経年脱落もあまりしないためでしょうか。例えば関東のケヤキの場合、古木ほど樹皮が少しずつはがれていると思います。
そんな物に見入っていたら、どうにも筆跡の違う「川」の字も発見。これは熊の爪跡ですね。今年はブナの実が豊作らしいです。なるほど地面には、ブナの枝先がたくさん落ちていて、実の外皮が残っています。熊はあのごつい手で、小さい実を一つ一つ取って食べるのでしょうか。ブナの実は熊の好物で、それはエグミやアクはあまりないからかもしれません。

せめてここでは、人と熊の共存ができていることを願います。

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