Folens メルマガ

FOLENS メルマガ No.10/ 2013年1月15日
東京農工大学アジア・アフリカ現場立脚型環境リーダー育成プログラムメールマガジン

目次

  • 1.スケジュール
  • 2.活動報告
    -国際シンポジウム
    -プレゼン演習
    -グリーン・テクノロジー実習
    -海外フィールド実習
    -ポストフィールド報告会・CSワークショップ:尾崎さんor二ノ宮さん
    -FOLENSセミナー11月
    -FOLENSセミナー12月
    -FOLENSファーム(農場活動)
    -インターンシップ
  • 3.新年のご挨拶:高田センター長より

---------------------------------------新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 --------------------------------------------

1.スケジュール

<1月>
9,16,23,30グリーンテクノロジー実習
15 FOLENS seminar
30: ポストフィールド報告会 / ケーススタディ・ワークショップ
<2月>
TBD: FOLENS Seminar
<3月>
TBD: FOLENSセミナー
TBD: FOLENS修了式
年間スケジュールはこちら→http://www.tuat.ac.jp/~folens/outline/schedule.html

2. 活動報告

-国際シンポジウム
11月29日(木)、府中キャンパスにおいて、第4回国際シンポジウムが開催され ました。本シンポジウムは、現場立脚型人材育成に焦点を当て、現場に対して 貢献できるグローバル環境人材育成には何が求められるかという視点をふまえ、 大学教育における「現場力」育成のあり方を検討することを目的としました。  続きを読む⇒http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/report2012_nov.html

-プレゼン演習
2012年11月30日午後、第4回FOLENS国際シンポジウムと併せ、プレゼンテー ション演習が開催されました。発表者数はFOLENS内外から29名(修士課程 19名、博士課程10名)で、活発な会となりました。毎回、E&Rベースの先生の 多大なご協力をいただいております。この場を借りてご協力の方々にお礼申し 上げます。 続きを読む⇒http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/presentation_2012nov.html

-グリーン・テクノロジー実習
後期の国内実習の一つである「グリーン・テクノロジー実習」では、アジアの廃 棄物処理の改善に関する実習として次の4項目を実施中である。 1.アジア諸国の廃棄物処理の現状について私の調査結果を説明した。 2.埼玉県国際環境科学センターを訪問して、アジアにおける処分場改善に付い て意見交換をした。 3.アジアの処分場の改善策の一つであるPRB(Permeable Reactive Barrier :透過反応性障壁) を考えるために埼玉県寄居処分場とPRB試験施設を見学して、 テスト用土壌と浸出水をサンプリングした。 4.土壌と浸出水を用いてCODと重金属除去テストを実施し、学生は自国の廃棄 物処理の現状を調べ、今後のアジアの廃棄物処理を皆で議論する。

-海外フィールド実習
指導教員同行型海外フィールド実習
FOLENSの海外フィールド実習で、学生個人の研究分野にフォーカスを置くタイプ について、マレーシア、タイ、南アフリカの3件について報告します。
・Piyanuch Jaikaew: Investigation of herbicide usage and consequent contamination in upland soil and surface water in Petchaburi Province of Thailand. This study investigates an environmental impact which is influenced by herbicide used in agricultural land. The major focus is on the increase of herbicide usage and consequent contamination in surface water and soil in Petchaburi Province of Thailand. 続きを読む⇒http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/2012_oft_j_piyanuch.html

・Gen Masao: Assembly of a particle collection system with high mobility to understand atmospheric particles in Malaysia.I visited Universiti Putra Malaysia (UPM) in Malaysia for 39 days. The purpose of this field training was to assemble a particle collection system and collect particle suspended in the gas phase. The assembled collectors (totally 3 collectors) were placed in UPM campus for long-term experiments (more than 30 days) and near highway for short-term experiments (1 day). 続きを読む⇒⇒ http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/2012_oft_j_gen.html

・伊東万木: Sediment core sampling in South Arica The objective of this training was to collect sediment cores in Durban, South Africa, to investigate marine pollution by persistent organic pollutants (POPs). We worked in scientific collaborations with the Council for Scientific and Industrial Research (CSIR) in Durban, South Africa. Sediment core samples were collected successfully with the CSIR members. 続きを読む⇒http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/2012_oft_j_ito.html

-ポストフィールド報告会・CSワークショップ
海外フィールド実習とインターンシップを終えた学生の報告・検討会を、2012年 12月13日と20日に行ないました。本報告会は、卒業論文や修士論文発表会のように、 成果を単純に専門的な視点だけで報告するだけのものではありません。環境問題の 各分野で役割を果たす人になるために、つまり「現場立脚型環境リーダー」になる ために求められる能力を磨く場です。
続きを読む⇒http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/report_post_dec2012_j.html

‐FOLENSセミナー11月:東日本大震災・福島原発事故後の生活と農業~福島訪問
事前講義11月19日の「事前講義」では、FOLENS内外の農工大教員やFOLENS学生か ら講義・発表を行い、12月の現地訪問を前に状況の理解と関心を深めました。 農学府国際環境農学専攻の木村園子ドロテア准教授より、震災以前から「ゆうき の里東和」としての地域づくりに取り組んできた二本松市東和地区の背景や、震 災後現地で実施している土壌の放射能汚染に関する調査・除染実験の概要などに ついて報告されました。 続きを読む⇒http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/f_s_nov2012_j.html

‐FOLENSセミナー12月:東日本大震災・福島原発事故後の生活と農業~福島(二本 松・南相馬)訪問
福島訪問を12月17~18日に実施しました。1)原発事故による放 射能汚染に直面する地域の生活と農業の現状、様々な取組から学び、 2)福島・ 地元・世界の課題と、自身の専門・関心分野との結び付きについて考え、今後の自 身の行動につなげることを目的として、 1日目は二本松市東和地区、2日目は飯舘 村を通って南相馬市を訪れ、様々な方々にお話を伺いました。 続きを読む⇒ http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/f_s_dec2012fukushima_j.html

-FOLENSファーム(農場活動)~持続可能な地域づくりと都市農業を考える
FOLENSでは、2012年3月より、農場活動を始めました。「FOLENSファーム」と名付け た農場を開墾し、 野菜や花、蕎麦などを原則的に無化学肥料・無農薬で栽培してい ます。これらの活動を通じて、我々が生きるために自然環境に手を加え恵みを受けて 営む「農業」を実地で体験しながら、学生・ 教員間の交流を深めるとともに、時に 近隣の方々との交流を持ちながら、都市部における農場の意義や持続可能な地域づく りとの関係について考察を深めようという試みです。
続きを読む⇒http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/f_s_jan2013folensfarm_j.html

‐インターンシップ
青井一洋: ベトナム・農工大JICA草の根技術協力事業(フエ大学・バックマー国 立公園) / 小規模(ベトナム中部)&大規模(メコンデルタ)稲作における農業資源削減方策 続きを読む⇒http://www.tuat.ac.jp/~folens/report/intern_2012feb_aoi_j.html

3. 新年のご挨拶:環境リーダー育成センター センター長 高田秀重

「流水不腐」

年末年始の休暇はいかがでしたでしょうか。2013年をスムーズに始められたことと 思います。休暇中、私は神社とお寺に初もうでに行きました。無神論者ですが、 毎年、おみくじを5回引きます。いくつかの神社、お寺でおみくじを引き、5つ のおみくじを集めて、結果の中央値をとり、運勢の代表値と考えています。 InternationalPellet Watch (http://www.pelletwatch.org/)の分析の方法と同じ、 5連で中央値をとっています。初めの4つのおみくじは「大吉」2つ、「中吉」と 「吉」でした。この4つの中央値からは、5つ引いても中吉以上。この時点でもう 一つを引かなくても良かったのですが、1月6日(日)に深大寺にお参りし、最後の おみくじを引いてみました。結果は「凶」。でも、ポイントはこの凶をどう乗り 切るか、ですね。この「凶」のおみくじには、今年の私は澱んだ水のような状況 になりかねない、なので受け身にならずに積極的に自分から動いて、能力を生か せるようにすべし、と。つまり、「流水不腐」、「転石苔を生じず」。FOLENS プログラムでは、これまで4年間様々な活動を行い、その内容も言ってみれば定番 化してきました。しかし、本プログラムをいっそう意義あるものとして、今後の 発展へつなげるには、常にいろいろな活動を考え取り組んでゆくことが大切でし ょう。2013年、私たちも常に転がる石となり続けていきたいと思います。

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