2017.05.24
2017年5月24日(水)、東京農工大学の役員・管理職・教職員・学生及び連携機関の担当者を対象に「女性活躍推進セミナー」を開催しました。
講師として、ライプニッツ農業景観研究センター土地利用システム研究所(ドイツ)所長であり、フンボルト大学(ドイツ)教授でもある木村園子ドロテア氏をお招きしました。木村氏は、かつて東京農工大学で教鞭をとられ、現在は客員教授として在籍されています。
「ドイツのSTEM分野における女性研究者事情-研究環境と農業における生態系サービスについて-」というテーマでご講演いただきました。
ドイツの課題として、日本同様、工学分野は男性のものという偏見があることが示されました。しかし、男女関わらずフレックス制度がしっかりと確立しており、有給を取る権利が保障されているため、子育て世代でも融通の聞く働き方ができることなど、進んでいる点があることも示されました。
質疑応答の時間には、女性が活躍しやすい社会(システム)に関する質問が多く寄せられました。
参加者各自が理工系分野での女性の活躍について真剣に考えている姿が印象的なセミナーとなりました。