2017.03.10
2017年3月10日(金)、ワークライフバランス等のダイバーシティ環境を実現するための情報提供の場として「ダイバーシティ・セミナー&“関東プラットフォーム”担当者交流会」を秋葉原UDXで開催しました。
連携機関及びネットワーク機関の女性研究者・マネージャー等を中心に25名にご参加いただきました。
ダイバーシティ・セミナーには社労士の新井淳子氏をお招きし、「“裁量労働制”を通してワークライフバランスを考える」という演題でご講演いただきました。ワークライフバランスを実現するためには「働き方改革」が必要なことや、研究職にとって身近な裁量労働制のメリット・デメリットなどについて分かりやすくお話いただきました。
また、育児や介護を担っている場合、どうすればワークライフバランスが実現できるのか、その対策についてもお話いただきました。
“関東プラットフォーム”担当者交流会では、参加者一人ひとりが、各自が所属する組織での裁量労働制や女性研究者活躍の現状について語ってくれました。その中で、裁量労働制を導入しているが会議等の出席義務は免除されない、という矛盾を多くの機関が抱えていることが分かりました。
他にも、同じ研究職と言っても、デスクワークが主体か、実験等が主体かによってワークライフバランスの実現しやすさが異なることも分かりました。
また、企業の例ですが、裁量労働制やフレックスタイム制など様々な制度を導入し、部署によって使い分けることでワークライフバランスを保つ努力をしているという話も聞くことができました。
参加者間で活発な意見交換・質疑応答がされ、情報共有すると共に、交流を深めることができました。