イベントリポート|女性研究者の活躍推進を実現する“関東プラットフォーム”の創生と全国展開 キックオフシンポジウム

イベントリポート

女性研究者の活躍推進を実現する“関東プラットフォーム”の創生と全国展開 キックオフシンポジウム


2017.03.10

東京農工大学、東京外国語大学、国際農林水産業研究センター(JIRCAS)、首都圏産業活性化協会(TAMA協会)の4機関は、平成28年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」を実施しています。
この事業では、東京農工大学が培ってきた女性研究者支援の取組を発展・推進すると共に、そのノウハウを関東近辺の大学・企業等へ波及することで女性研究者が機関や地域を越えて活躍できる“関東プラットフォーム”を創生し、更に全国へと広げる取組を進めています。

2017年3月18日(金)、事業紹介及び今年度の進捗状況の報告、参加者間の交流等を目的とした「女性研究者の活躍推進を実現する“関東プラットフォーム”の創生と全国展開 キックオフシンポジウム」を秋葉原UDXにて開催しました。

基調講演には、日本IBMで活躍後、キャタピラージャパン執行役員となられた塚本恵氏をお招きし、「企業におけるダイバーシティ推進の現状と今後」というタイトルでご講演いただきました。
質疑応答では、広義のダイバーシティ(民族も考慮したダイバーシティ)に関する質問や、ダイバーシティが進んでいる日本IBMでの男性育休取得者の役職比率等、講演内容を掘り下げた質問が多く飛びました。

4機関の事業実施責任者からは、事業紹介及び各機関の取組進捗に関する報告がありました。

また、本事業の関係機関(ネットワーク機関)である宇都宮大学、お茶の水女子大学、東芝テック株式会社から本事業に対するエールをいただくと共に、女性活躍推進に関する取組をご紹介いただきました。

外部評価委員による講評では、女性限定ではなく、男女共にワークライフバランスが保てる事業展開の推進をとの意見を頂戴しました。

27の大学、研究機関、企業等から多数の参加者が集まり、シンポジウムは大盛況の内に幕を閉じました。
その後の情報交換会でも、活発な情報交換・名刺交換が行われ、会場のあちらこちらで交流を深める様子が見られました。



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