卒論配属を希望する学科三年生の皆さんへ

　富永研では、固体高分子電解質 (SPE) の基礎と応用に関する研究を中心に活動しています。新規ポリマーの合成、物性向上技術の開発、電気化学的測定･解析・評価、ポリマー型新電池（Li-ion電池・色素増感太陽電池など）への展開など、SPEに関わる研究は何でも行っています。SPEは、電池への応用だけにはとどまらない様々な可能性を持った材料です。さらに、新しい高分子複合体や高分子ブレンドなどをベースとした組織工学材料や生分解性材料への応用研究も行っています。研究内容の詳細については、研究概要や研究テーマ紹介を参考にして下さい。富永研究室には、毎年10名～15名の学部生や大学院生が在籍しています。研究室が掲げる教育･研究方針のもとで、自由に、楽しく、ときに厳しく、そして粘り強く研究に励んでいます。
　富永研を知る機会はたくさんあります。例えば、このウェブサイトです。まずは閲覧できるページを隅から隅まで見てみましょう。後期にはプロジェクタを使った研究室紹介があります。懇親会が何回かありますので、研究室メンバーと交流する機会もあります。富永が担当する授業の前後で直接聞いたり質問するのも良いでしょう。最も効果的なのは、「研究室への直接訪問」 です。直接研究室を訪れ、自分の目で見て話を聞くことで、研究室の雰囲気を肌で感じることができるでしょう。少しでも富永研究室に興味があれば、遠慮せず教官室（アポ無しでOKです）に直接来てください。最終的には、納得して希望する研究室に進んでもらいたいと思います。

大学院（修士･博士）進学を希望する皆さんへ

　富永研では、他大学など外部からの博士前期課程（マスター）学生を積極的に募集しています。本学の工学府応用化学専攻･有機材料化学専修への進学を目指す学部四年次（大学卒業見込み）の皆様が対象です。入学試験は毎年8月下旬に行われる予定です。詳しい情報は、本学ウェブサイトの入試情報のほか、有機材料化学科ウェブサイトにも説明会情報などが掲載されますので要チェックです。受け入れ研究室については、まずは各教員に直接連絡をしてみましょう。当研究室の場合は、富永まで直接ご連絡下さい。お住まいが本学に近い場合は、是非見学に来て下さい。まずは遠慮無く、メールにてご連絡いただければと思います。
　海外への留学希望も積極的に受け入れています。富永研では、これまでに国際共同研究を基盤とした短期海外派遣の他、リーディング大学院やトビタテ！JAPANなど様々な教育プログラムや留学支援プログラムを利用した短期留学などに研究室メンバーが採択されており、実績豊富です。
　一方、より専門性の高い研究開発能力や知識を持つ人材を育成する目的で、博士後期課程（ドクター）学生の募集も行っております。博士前期課程を修了済もしくは修了見込みの皆様が対象です。本学マスター生はもちろん、外部からの受験は大歓迎です。特に、富永研の学部課程から博士後期課程への進学を目指す場合には、日本学術振興会･特別研究員への応募をお勧めしています。無事に採択されるように指導を行っています。さらに、民間企業にお勤めの社会人ドクターの募集も行っております。働きながら博士号が取得できます。修士の学位または専門職学位を有さない場合でも、事前審査により認められるケースがありますので、詳細は入試情報をご覧下さい。その前に、やはり富永まで直接ご連絡下さい。お住まいが本学に近い場合は、是非見学に来て下さい。まずは遠慮無く、メールにてご連絡ください。