繊維技術研究会  <講 演 会>
開催は毎月第3火曜日13:00~15:00

・会  場    科学博物館3階講堂
・来  聴    自由 
※1月の講演会は3階多目的実験室で行います

  2018(平成30)年度開催 講演会

年月日 テーマ 講師
2019年
1月15日(火)
13:00~15:00
3F 多目的実験室
「絞りの技法」~鹿の子絞り~
   昨年1月に行われた「私の歩んできた絞り・草木染め」に続くものです。
   前回お話しましたが、絞り技法の種類は、基本的な技法にバリエーションを加えた応べて絵柄を作ったり、絞り糸の巻き回数の多少(4重~11重程度)などによっても模様の表現が大きく変わり、豊かな味わいがあります。    江戸時代初期のころの俗謡集*にも京鹿の子の着物が、当時の女性たちのあこがれであったと書かれているそうです。
    <担当者補記>今回は実演とともに、映像により解説を行い、ご希望の方々には実際に道具を使った体験もできるようにご準備いただいております。      
三谷  文子 氏
(<ふみ絞染>工房)
12月18日(火)
13:00~15:00
「蚕糸業を支えたカイコの研究史と農工大学が関わった蚕糸研究」~2~
   11月/12月連続講演です
横山  岳 氏
(農学部生物生産学科  教授)
11月27日(火)
第4火曜

13:00~15:00
「蚕糸業を支えたカイコの研究史と農工大学が関わった蚕糸研究」~1~
   日本の養蚕は弥生時代に始まり、明治以降日本の近代化に大きく貢献してきました。養蚕業史の概要について紹介します。また、昨年、群馬県の農家で遺伝子組換え蚕(GM蚕)の大量飼育が行われました。日本で初めてのGM農作物の農家での実用化です。
  このような高い蚕糸技術を支えた蚕糸研究について農工大学との関わりについて紹介します。    ※11月/12月連続講演です
横山  岳 氏
(農学部生物生産学科  教授)
10月16日(火)
13:00~15:00
「紙を炭(炭化紙)にする」
   書画・印刷・包装等に使われる紙は、その原料から大きく分類すると洋紙と和紙がある。 これらの紙は植物繊維を原料としている。通常の紙としての用途の他に和紙の場合、紙糸やその織物も得られる。
  本講演では、これらの紙を、熱分解が生じない化学的触媒固相炭素化法により炭化し、得られた炭化紙・炭化糸・炭化織物等の構造・導電性・力学物性等について紹介します。

  京谷先生には、 第1回「草木負の科学」/ 第2回「織物をそのまま炭 (炭素織物) にする(2)各種の麻の繊維・織物の炭素材料化」に続きまして今回は「紙を炭にする」炭化シリーズ第3回目のお話をいただきます。

京谷  陸征 氏
(繊維技術研究会会員)
 9月11日(火)
13:00~15:00
「2019年のファッションと素材」
   ファッションは素材から始まり、市場動向を反映しながら少しずつ変化していきます。 このファッションをリードするのが、世界最高峰の素材展であるプルミエールヴィジョン・パリとミラノ・ウニカです。 これらの情報を中心に、2019年に向けて企画されているファッションと素材の潮流を、豊富なビジュアル資料を基に 解説します。

  ブログ: 柳原美紗子のアンテーヌアイ   http://m-yanagihara.cocolog-nifty.com/

柳原  美紗子 氏
(ファッション・ジャーナリスト・一般財団法人 日本綿業振興会 ファッション・ディレクター)
2018年
 7月17日(火)
13:00~15:00
「風あい工房の暮らしと染織」
   二宮市で織物教室を主宰されている森田先生をお迎えして、工房の折々のお話を伺います.    織る→糸を紡ぐ→糸の素材も育てたい
  多摩シルク会員で養蚕も/羊も飼い/畑作業も.----自家栽培の野菜を使い、お昼をはさんだ織物教室ではマクロビオテックのランチを囲む、織物を中心に周辺がどんどん広がる世界、そんな工房の暮らしをお話ししていただきます. また、工夫と改良を重ねて開発制作したオリジナル手織り機「レラ・オ・レラ」についてのお話し.織機を会場に搬入、織りあげた作品もご覧ください.
    ※共催:科学博物館友の会

森田 秀子 氏
(織物作家・「風あい工房」主宰・多摩シルク会員)
2018年
 6月19日(火)
13:00~15:00
私の「繊維博物館学」
   昭和53年7月、私は旧繊維博物館に着任しました。ちょうど繊維博物館は官制化の真最中であり、着任直後から展示作業・特別展・友の会の結成など、新しい繊維博物館の夜明けを迎えました。  そして、22年間の学芸員生活を振り返り、現在の「農工大学 科学博物館」の発展につなぎたいと思います。
  1 繊維博物館とは/  2 特別展の意味/  3 繊維博物館の百年祭/  4 サークルの活動

並木 覚 氏
(元繊維博物館教官・学芸員)
2018年
 5月22日(火)
13:00~15:00
3階多目的実験室
「1994年ブラジルを旅して-」
   36年間の紡績関係の仕事のうち、海外と関係する業務は1/4以上でした。
その中では、CUBA projectに解散までかかわり、1994年に退職後にブラジルへ仕事としてではなく観光として訪れました。 サンパウロ、パンタナル、ブラジリア、サルバドール、イグアス、リオデジャネイロ、など、実際に思い返せば、直線距離にして1万1千キロの行程となった二週間のブラジル旅行で見た当時のブラジルをご紹介します。

濵野 幸雄 氏
(繊維技術研究会員)
2018年
 4月17日(火)
13:00~15:00
「木材を気体で変身-環境に優しい木材処理方法-」
   従来の液体で処理方法と異なり気体で処理することにより、多くの省力化可能で、省資源・省エネルギーの化学改質法を発表します。
 ここでは水を使わない、気体による木材染色、プラズマ重合による木材表面改質,超臨界水による木材の資源化、超臨界二酸化炭素による木材の高度化学改質を紹介します。

瀬戸山幸一 氏
(昭和43年農工大卒(繊維工学)/元農水省蚕糸試験場、/元農水省林業試験場)

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   2017(平成29)年度開催 講演会 
年月日 テーマ 講師
3月20日(火)
13:00~15:00
「野蚕入門_(2):タサールサンを掘り下げる」
   家蚕以外で繭糸利用ができるインドの野蚕(Vanya silk)であるムガサン (Antheraea assamensis)・エリサン(Samia cynthia ricini) ・タサールサン(Antheraea mylitta)のうち、一番育成量の 多いタサールサンに着目する。育成状況や製糸工程、現状で問題点、またその 繭糸を利用したタッサーシルクのユニークな織物の展示と説明を行う。

檜山 佳子 氏
(繊維技術研究会・日本野蚕学会員・WILD SILK MUSEUM 主宰)※HP
2月20日(火)
13:00~15:00
織物をそのまま炭 (炭素織物) にする(2)―各種の麻の繊維・織物の炭素材料化―
   麻(あさ)は、古来、主として衣料用の繊維を採取する植物として利用されてきた。
麻と称する植物の種類は多い。苧麻(からむし)は、古くから手紡ぎで糸にする 繊維採取用麻として知られている。麻繊維からの布は、綿布と異なる独特の風合いを有する。 ただ、幻覚等を生ずる化学成分の存在する種もあり、栽培には許可が必要な場合もある。綿と同じく麻繊維の主成分はセルロースである。
   麻繊維やその布の熱分解の無い触媒固相炭素化法により、元の形態がそのままの 良好な炭素繊維・布が高収率で得られる事がわかった。炭素化方法と炭化物の構造と 力学物性・導電性等について述べる。

  【応用分野】  新規炭素繊維・スマートテキスタイル・燃料電池等エネルギー貯蔵関係、医療分野等。  <炭素化試料の実物展示有り>

京谷 陸征 氏
(元筑波大 客員研究員)
2018年 1月16日(火)
13:00~15:00
「私の歩んできた  絞り・草木染め」
   <絞り・草木染め>は、古い時代から伝えられた伝統的な文化であり、技法です。これらに出会い、とりこになって30年余、作品創り、さらに挑戦したい世界が 無限に続いています。高齢になるにつれて、学んできた知識、技法を、若い世代に伝えていきたいという願望も強く感じるようになってきました。
  今日はその一端をお話しさせていただきます。

三谷 文子 氏
(ふみ絞染)
12月19日(火)
13:00~15:00
「特許をめぐるお話」
  本学科学博物館の2階に展示されているガラ紡機は、明治10年に臥雲辰致が発明したものです。この当時、日本では特許制度は確立されていません。このため、臥雲辰致は、多くの模倣品の出現により売り上げを阻害され、生活の困窮を強いられました。特許制度は、技術開発の成果である発明の保護・利用を図る制度です。本講演では、特許をめぐるお話をさせていただきます。

沖本 一暁 氏
(繊維技術研究会会員)
11月21日(火)
13:00~15:00
「北東インド・アッサム旅行報告
    〜生活の中に溶け込んだ織りとアッサムの風景〜」

  北東インドアッサム州はまだあまり観光情報が手に入らない地域ですが、だからこそ人々が続けてきた民族的な文化を、生活の中に見る事のできる場所でもあります。 また、北東インドは多くの部族の暮らす地域でもあり、さまざまな民族衣装も見るチャンスがあります。
  今回の旅行では、ボド族、ミシン族、カシ族、カルビ族の衣装や、人々の生活を見る機会がありましたのでご紹介したいと思います。

石澤 砂月 氏
(繊維技術研究会会員)
10月17日(火)
13:00~14:30
「東日本大震災の体験から(宮城県女川町にて)」
  2011年3月11日業務にて出張中の女川原子力発電所原子炉建屋の入退管理ゲート点検中に地震が発生、津波の襲来を高台より見た。その後、移動手段の不通のため身動きが取れず、約1週間現地にて閉じ込められ、被災者生活を経験した。この時の、危機管理の実態と、巨大地震、および津波の爪痕を振り返り今後の参考にする。
  なお、当日配布資料を添付いたしますので、参考にご覧ください。こちらから(JPG画像)

小島 修一 氏
(繊維技術研究会会員 元日産自動車: 被災当時はT社系下請けの自動ドア会社に勤務)
9月19日(火)
13:00~14:30
「やまと姫の旅」
  「やまとひめ」を知っていますか?
  日本の神さまで一番尊い「天照大神」を伊勢の地にお連れした方です。
天照大神は、もとは三輪山に居られたのですが、そこに居づらくなり、現在は元伊勢と呼ばれる各地の社を転々とされました。長い旅の後最後に「伊勢の地」に落ち着かれたのです。終始御杖代(みつえしろ)としてご案内したのが「倭姫命」で内宮に落ち着かれた後も斎宮として仕えた方です。
  最近「元伊勢」をたどる旅がブーム(?)で、私も歩きました。それを紹介しようと思います。

三輪 主彦  (みわかずひこ)
(大人のための科学塾:みわ塾主宰)
7月18日(火)
13:00~14:30

14:30~15:00
「織物をそのまま炭(炭素織物)にする ~セルロース系材料の化学的固相炭素化~」
  綿・麻・木材パルプ・レーヨン等を原料とした豊富で環境に優しく、再生可能な全てのセルロース系物質の熱分解の無い新規な触媒固相炭素化法による元の形態(ナノファイバー、フィラメント(レーヨン)、紡績糸、和紙糸、織物、編物、組紐、不織布、和紙、洋紙等)をそのまま保持した炭素繊維・炭化布・炭化紙等の高収率(セルロース分子が含有する炭素の量に近い)な生成法と炭化物の構造と力学物性・導電性等について述べる。
  【応用分野】  新規炭素繊維・スマートテキスタイル・燃料電池等エネルギー貯蔵関係、医療分野等
  <炭素化試料の実物展示有り>

14:30~王子ファイバー白石氏による「和紙布製の靴下」をご覧いただきます。
京谷 陸征 氏
(元筑波大客員研究員)
6月20日(火)
13:00~15:00
「野蚕入門(1)」
  カイコガは、今から5,000〜6,000年も前、中国の黄河や揚子江流域で野生のクワコを家畜化したのがはじまりといわれる。
◆クワコは今なお現存するが、絹を吐く昆虫の分類ではどのような位置づけとなるのか?     ◆また、世界中ではカイコガ以外にも野生の繭糸が利用されており、それらを野蚕(Wild Silk)と呼んでいるが、それらにはどのような種類がありどんな使い方をされているのか。
カイコガと比較しながら解説する。
檜山 佳子 氏
(繊維技術研究会・日本野蚕学会員・WILD SILK MUSEUM 主宰)※HP
5月16日(火)
13:00~14:00

14:00~15:00
  テーマ1.草木布の科学
    木の皮や葉の繊維化と二次元材料化。再生可能でエコな有機材料(セルロース系)としての和紙、紙糸、紙布の構造と機能。

  テーマ2.
   究極のエコ繊維・和紙糸「OJO+(オージョ)」の本質とその特徴

    マニラ麻の繊維から成る和紙糸「OJO+」の製法の概略・特徴と各種の糸・織物・編物の展示 
京谷 陸征 氏
(元筑波大客員研究員)

白石 弘之 氏
王子ファイバー㈱ 代表取締役専務)
4月18日(火)
13:00~15:00
「シルクテスター(生糸検査機)で、繭の繭糸繊度曲線を測定します(実演)」
  蚕が吐糸する繭糸は一定の太さ(繊度)ではなく山形に変化します。
この太さの変化を表示したのが繭糸繊度曲線です。この曲線の度合いは繭の品質を決める重要な要素の一つですが、測定が容易でないため繭の検定項目から除外されてきました。
   本講演ではシルクテスターを使って繭糸繊度曲線の測定を行います。生糸をシルクテスターにかけると、一定の操作を経て、その生糸の原料となった繭の繭糸繊度曲線が画面に表示されます。
川名 茂 氏
(繊維技術研究会・元農林水産省蚕糸試験場・農学博士)

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   2016(平成28)年度開催 講演会(実施済) 
年月日 テーマ 講師
3月21日(火)
13:00~
「アラミド繊維開発の裏話」
  NOMEX,KEVLARはDuPontのアラミド繊維(全芳香族ポリアミド)の代名詞であり、アラミドという一般名が与えられた後も、アラミドといえば他に思い浮かばないほどの存在感を保持しています。また耐熱難燃(メタ系)、高強力高弾性率繊維(パラ系)として40年以上経った今でも圧倒的なシェアーを誇っています。これらが市場に出た時、世界中の主要な繊維メーカはこの一角に食い込もうと研究開発にしのぎを削りましたが、結局ものにすることはできませんでした。その中にあって、帝人のみがメタ系のみならずパラ系のアラミド繊維の開発に成功し、現在もコーネックス,テクノーラとして主力製品となっています。この両繊維の開発研究の主要研究員として携われたことは大きな誇りです。

  今回は、公表されている製品解説、技術資料には表れない開発の裏話、さらには高度成長真っ盛りの時代の古き良き時代の研究環境といったものが伝えられればと思います。  

青木 昭宏 氏

(京都大学工学博士(1994), 山形大学客員教授(2000),農工大朝倉研非常勤職員(2005~),元 帝人)

2月21日(火)
13:00~15:00
人にも、それを取り巻く環境にもやさしい
        生活日用品の開発と繊維ビジネス」

  演者は1970年前後から40年余、子供用オムツ、大人用オムツ、女性用品等の排泄ケア商品に関係する吸収体商品事業に係わってきた。この吸収体商品事業は日本国内では限られた企業と少数の研究開発者によって支えられた事業分野であったか、近年のクローハル化の進展とともに年商10兆円規模に市場拡大を果たし、スキンケア・ボディケア商品、ヘアーケア商品、オ-ラルケア商品等と同様生活日用品事業の中核的存在となってきている。
  本講演の主題は吸収体商品事業の「将来の在るへき姿」を求めてきた演者の今までの歩みてあり、次世代への提言ともいうへき試みについて、一端をこの機会をいただいて、お話し出来ればと考えている

  講師略歴(Suzuki Migaku) : 1964年 東京農工大農学部卒業/東京大学農学部修士課程修了/1966年 三菱レーヨン(株)、三菱アセテート富山工場、ユニチャーム(株)を経て、1991年 (株)日本吸収体技術研究所(JATI)創立/2004年 東京大学 博士号授与(農学博士)/現在に至る 

鈴木 磨 氏

(大王製紙、他数社のコンサルタント契約にて研究開発続行中)

2017
1月28日(土)
13:00~15:00
「ブータンの織物と暮らし~多様な繊維素材を中心に~」
  ヒマラヤの王国ブータンは九州と同じくらいの小さな国ですが、象やトラの生息する亜熱帯から7500mを越える雪山まで実に多様な自然に恵まれています。
特産品の手織物の素材も、イラクサ、綿、野蚕のシルク、ウール、ヤクなどさまざまです。それらの繊維を使った織物を実際にご覧いただきながら、美しい風景や素朴な暮らしをスライドでご紹介します。

  講師略歴(Kubo Atsuko) : 埼玉県飯能市生まれ。大阪外国語大学デンマーク語学科卒業。ブータン旅行コーディネーター。2016年8月現在のブータン訪問回数77回、うち添乗62回。1988年、旅行会社の添乗員として初めてブータンを訪問。1991-93年家庭教師としてティンプー滞在。帰国後旅行会社勤務を経て2000年ヤクランドを立ち上げる。住んでみて分かったブータンの奥深い魅力を旅やイベント、会報を通じて紹介している。 

久保 淳子 氏
(ヤクランド)
12月20日(火)
13:00~15:00
「ウイリアム・リーの靴下編機伝説には間違いがあった!」
  「ウイリアム・リーの靴下編機伝説には間違いがあった!」をテーマに収集作品の一部を展示紹介しながら、リーの生誕地イギリスや生糸の輸出先フランスで発見してきた養蚕とストッキングの歴史についてお話致します。

  講師略歴(Tokita Akira) : 中央大学卒業後アツギに入社、創業者、堀禄助翁に直接師事を受け、その後ストッキングの企画会社を設立、ストッキングに関り53年。現在、会社から離れ、信州に移住し、全国で収集作品の展示会や講演活動を開催し、絹とストッキングの収集研究に専念。

鴇田 章 氏
(絹とアンティークストッキング収集研究家)
11月15日(火)
13:00~15:00
「生糸検査機で生糸の検査格付を行います(実演)」
  現在人手に依存している生糸検査は熟練が必要ですが生糸検査機を使えば誰でも容易に生糸の検査格付が出来ます。
  本講演では実機を使って生糸の検査格付を行います。生糸を走行させ、太さ(繊度)の変化と節の発生をリアルタイムで画面に表示します。むだ糸を出さずに簡単に検査できます。
川名 茂 氏
(繊維技術研究会・元農林水産省蚕糸試験場・農学博士)
10月18日(火)
13:00~15:00
「多条繰糸機から自動繰糸機へ」
  生糸は、長期に亘ってわが国の重要な輸出産品でした。世界一の生糸消費国だったアメリカでは、大正12年(1923)頃から広幅機の原糸だった日本生糸が、次第にレーヨンに置き換えられてゆき、わが国生糸が売れ残る状況になってゆきました。

  多条繰糸機から自動繰糸機へ多条繰糸機から自動繰糸機へ売れ残ってゆく生糸がシルクストッキング原糸に充てられ、次第にブームになってゆきました。シルクストッキングに供給できる生糸は日本生糸の他にないという信頼を確立したのが、御法川直三郎が発明した多条繰糸機に夜生糸です。
この多条繰糸機は、アメリカの生糸市場を独占したばかりでなく、わが国製糸経営者の経営姿勢をも転換させ、全く新しい製糸技術を開拓し、夢に描いた次世代の繰糸機・自動繰糸機の誕生へと発展して行きました。

五味 宏 氏
(繊維技術研究会会員/元日産自動車)
9月20日(火)
13:00~15:00
「バイオプラスチックに期待すること・・・マイクロプラスチックまで」
  バイオプラスチックが必要となった背景とその基本的な製造方法や、現況について概説し、環境問題、資源問題、エネルギー問題、食品問題など身近な問題を考える。
国眼 孝雄 氏 (東京農工大学 名誉教授、繊維技術研究会会員)
7月19日(火)
13:00~15:00
【会場変更】
講義棟L0025

※当日案内掲示あり
 
「小林さん、ミシンを語る
    ~ 「とと姉ちゃん」と 「暮らしの手帳」と ミシンのテスト~  」
  現在NHKで放映中の「とと姉ちゃん」。モデルになった大橋鎭子さん編集の『暮らしの手帖』74号(1964)で<電気ミシンをテストする>と題してミシン9社37台を、1万メートル縫ってテストする企画が実施されました。誌面では「使い勝手の悪さはおはなしにならない」と辛口の批評でした。
当時メーカーの専門家として企画に参加された方が、繊技研の小林氏です。当時の思い出など、ミシンを語ります。
小林 茂夫  (繊維技術研究会・会員)
6月21日(火)
13:00~15:00
「製糸機械のいろいろ-X線選繭機と生糸検査機など-」
  製糸機械は乾繭機、煮繭機、繰糸機など、各種ありますが、その後新規に登場した製糸機械がありますので、これらについて述べさせていただきます。
川名 茂 氏 (繊維技術研究会・元農林水産省蚕糸試験場・農学博士)
5月17日(火)
13:00~15:00
「タイの絹織物について~養蚕・糸つくりから織物まで~」  
  「タイシルク」とは何か、タイシルクの産地であるタイ東北部の絹織物について解説します。
  タイ東北部では、現在でも自給自足的に養蚕、糸つくり、織物生産を行い、その布を生活の色々なシーンで用いると同時に、普段着や野良着として使用しています。その一方で、大量生産型の養蚕、織物生産も行われています。これらを比較しながら、絹という繊維について作り手の立場から考えてみたいと思います。
行松 啓子 氏 (群馬県立日本絹の里・織物専任講師)
4月19日(火)
13:00~15:00
「日産繊維機械から見る繊維機械の変遷と今後」
  日産・繊維機械の開発の経緯と繊維業界の発展との適合性すなわち時代の要請に合致した開発が行なわれてきたことを紹介する。
  また、その結果が現在の繊維業界における状況から、少なからず寄与しているものであることについてデーターをもとに解説する。さらに、今後の繊維業界の進むべき方向について、現在主流となっているAJLの省エアーについての提案および繊維と電子の融合について福井県工業技術センターの技術紹介等をおこなう。
曽木 芳正 氏 (元日産繊維機械OB)

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   2015(平成27)年度開催 講演会(実施済) 
年月日 テーマ 講師
3月15日(火)
13:00~15:00
科学博物館の新常設展示(実験機器、繊維分類、繊維物性)作成の意図と裏側
  2015年度の本学博物館実習では、農・工両学部の学部生・大学院生が科学博物館2階の常設展示のリニューアルに取り組んだ。
  繊維の分類・物性の展示では、身近な繊維を科学の目で見直せる様な内容とし、学生自ら が実験動画の作成等に取り組んだ。  実験機器の歴史の展示では研究・教育機関としての本学の活動と共にあった機器類の発展の様子が分かる内容を目指した。
  本発表では、展示制作の目的や裏側について、学生と共に制作・指導に携わった経験からのお話をご紹介する。
飯野 孝浩氏
(東京農工大学・科学博物館学芸員 特任助教)
2月16日(火)
13:00~15:00
「蚕糸・絹の道を歩んで」
  年表:東京農工大学工学部および繊維工場の歴史的変遷
  
研究報告:蚕糸・絹の高品質化と多様化の研究
  
解説:蚕糸・絹文化の普及活動

  小此木先生は日本の経済、文化に多大な影響を与えた蚕糸・絹の分野に60有余年携わり、生糸の高品質化、絹の多様化の研究、絹文化の普及活動 を、精力的に取組まれております。
十分に時間を取れませんが、貴重な内容をお話いただきます。

小此木 エツ子氏 (多摩シルク21研究会代表/元 東京農工大学工学部講師)
2016
1月19日(火)
13:00~15:00
「石川組製糸の変遷と社会貢献」 
  日本の近代化は、「富国強兵・殖産産業」のため、茶・養蚕等の農産物を売り、後には生糸を売って、軍艦や大砲を買う、製造するという形ですすめられました。
  埼玉県においても、地元資本の活動が盛んに行われ、その代表が豊岡町(現入間市)に興り、入間郡から全国へと工場展開した石川組製糸です。石川組製糸の活動の推移を紹介し、 あわせて一族・企業とキリスト教の関係、家憲・家訓に基づく社会貢献についてもお話したいと考えています。
染井 佳夫氏
(入間市博物館指導主事/入間市内小・中学校長を歴任/「石川家の人々」を読む会会長・入間市の文化遺産をいかす会副会長)
12月15日(火)
13:00~15:00
「川柳に見る老いの微笑」  (約1時間)
 nbsp; 今回は従来踏襲してきた繊維技術の講話とは全く関係のないお話をすること になりました。私たちが動態展示をしている機械のほとんどは遺産的価値の ある古い機会が多く、 相当ガタが来て、それを何とかして入館者の皆様に興 味を持っていただくように努力しています。それと同じように、私たち自身 もまた相当ガタが来ており、ボヤキが多くなってきました。そこで今回は、 このボヤキを川柳を通して笑い飛ばそうと言う訳です。 綾小路きみまろの世界です。
タイトルでは「川柳に見る老いの微笑」とし ましたが、内実は「老いの哀愁、悲哀、苦笑い、ペーソス」であります。一 句、一句コメントしながら話を進めていきます。

「詩歌に見る日本の水文化」  (約30分)
  水は自然を潤し、私たちの身体を潤してくれます。そればかりか私たちの心 も潤してくれます。特に、日本の四季は心の文化を育んでくれます。その一 つの詩歌ですが、この詩歌の中に水が深く関わっています。 今回は、 水に関わる詩歌の幾つかを取り上げ鑑賞しましょう。
岩島 寛
(繊維技術研究会員)
11月28日(土)
13:00~15:00
Invitation to Home-Made Simulation~手作りシミュレーションへの誘い~
  あなたの手元にあるパソコンはスーパーコンピューターです。
word,exel,powerpointに使うだけでなく、科学者たるものコンピュータとして使ってみましょう。
ちょっとプログラムが書ければ研究をサポートするいろいろなシミュレーションが可能になります。 帝人における種々の実施例を紹介するとともに、私が最も広範に活用してきた「最小自乗法最適化プログラム」について、お話しします。
青木 昭宏氏
(京都大学工学博士(1994)/山形大学客員教授(2000)/農工大朝倉研非常勤職員(2005~)/元 帝人)
10月17日(土)
13:00~15:00
麻のはなし
  麻は主に植物の表皮(靱皮)部分から取った繊維のことで20種類以上も有ります。 然し 日本で麻の表示はラミー(芋麻)とリネン(亜麻)に限られ、他は指定外となります。 古代から使われ続けている麻は、涼しく丈夫なだけでなく、その物性から多方面に使われてます。
  そんな麻ですが、以外に知らないことが沢山あります。原料の栽培から収穫までや、その後の糸になる製造工程。また、糸や布の晒し、染色加工。昔から「越後上布の雪ざらし」と聞きますが、今はどうでしょうか?世界の最上級の晩さん会で使用されるテーブルクロスは、麻ですがどこで生産しているのでしょうか?ファッション界での活用状況は? 古代よりこれ程永く人類に役立っているワケは、何? 豊富な経験をお持ちの多田氏のお話で、見つけたいと思います。
多田 辰雄氏
(元(株)トスコ(東洋繊維))
9月19日(土)
13:00~15:00
伝統的織物を中心とした東京の繊維産業について
  関東山沿いの地域では、農閑期の副業として織物を織っていたことを発端に、織物産業が発展しました。東京でも、八王子、青梅、武蔵村山、そして八丈島に織物産地が形成されました。東京の織物業界は伝統的産業に位置付けられる業界なので、 大学ではほとんど教えてもらえない技術です。
  東京都立繊維工業試験場に在籍していた時に得た知識、区役所に来てみて、最近の東京の繊維企業の動きをご紹介します。
吉野 学氏
(江戸川区役所中小企業相談室・品川区役所ものづくり課/元 都立産業技術研究センター・理事)
7月18日(土)
13:00~15:00
「保温に関する繊維材料の特性」
  今回お話させて頂く要点は、着衣の大きな機能の1つである保温性と繊維材料 との関連を工学的な観点からお話させて頂きます。 その導入として、人の生活と着衣と伝熱の基礎に触れ、蛇足となりますが、 保温性の評価についても若干のコメントもさせて頂きます。
鎌田 佳伸 氏 (K-LABO鎌田研究室/元 実践女子大学)
6月20日(土)
13:00~15:00
~繊維技術の新たな展開~「水処理ビジネスの現状と将来」
  水処理ビジネスは、経済産業省の予測では、2025年には、世界規模が110兆円に達するとされています。 その中枢の膜技術は、繊維製造技術の応用で完成されたものです。
  本講では、まず、繊維技術がどういう過程で膜に発展して来たかを紹介し、その膜が、水処理ビジネスの現場でどんな 役割を果たしているかを紹介します。
また、現在私の所属する水ing〈株〉は、荏原製作所の水処理部隊に、三菱商事(株)、日揮(株)が1/3ずつ出資して立ち上げた 会社で、社長は三菱商事出身の水谷重夫氏です。その水ing〈株〉のビジネス展開につき、概括し、3社コラボにより、どの様な課題があり、 成果が得られたかにつき紹介します。
  そして最後に膜の将来の発展のために何が必要か、について述べたいと考えています。
本田 博也 氏
(水ing(株)シニア・アドバイザー/
 元 三菱レイヨン(株)メンブレン工場長 /  元 オルガノ(株)理事・膜事業推進室長 / 元 (株)荏原製作所環境総合事業本部・膜事業室副参事)
5月16日(土)
13:00~15:00
3階多目的実験室
「折り紙のおはなし」
  折り紙は日本固有のものと考えている方が多いが、実は欧米・中国などでも古くから折り紙は行われていた。 ここでは、折り紙の歴史についての話、紙の歴史、和紙などについて振り返ってみる。 なお、ここ(繊技研)で、紙の話?と思われるでしょう。そもそも繊維は、衣料材料として だけ利用されているのではなく、工業製品・日常生活用品にも多く使用されている。紙も繊維なのです。紙のルーツは「パピルス」(紙莎草)と言われています。パピルスの茎を切って押し固めたもの。
  時間の問題もあるが、できれば後半に折り紙の体験を試みたい。心身活性化のためにも!
壁矢 久良 氏 (繊維技術研究会会長)
4月18日(土)
13:00~15:00
「ミシン稼働中の針、糸、布の相互作用」
  衣服の生産に欠かすことのできない布地の縫合には、強さと同時に美しさが要求され、また柔らかい布地にはその柔軟性を損なうことがないことが要求されます。これらの要求に対して縫糸を用いた ミシン縫製(縫目の形成)は極めてよく適合します。 しかし、ミシン縫いにはシームパッカリングに代表されるような 不良現象がいろいろと存在します。それらの発生を理解し、問題を 解決するにはミシン稼働中の現象について知ることが基本的に必要と考えます。
  ここでは、本縫いミシンを対象としたミシン稼働中の上糸張力や 上糸の引出、上糸のかま抜け、針の加熱と温度上昇、針の布貫通エネルギー、針たわみ、などのミシン稼働中の現象についてお話します。
鎌田 佳伸 氏 (K-LABO鎌田研究室/元 実践女子大学)

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   2014(平成26)年度開催 講演会(実施済) 
年月日 テーマ 講師
3月28日(土)
13:00~15:00
「1000を超えた世界遺産の現状について」
  「富岡製糸場と絹産業遺産群」が2014年6月にカタールのドーハで開かれた第38回世界遺産委員会で世界遺産に登録されました。そして、1978年に12件でスタートした世界遺産の数は1007となりました。反面、その価値の維持が危ぶまれている遺産も増加しています。
  そこでこの機会に、世界遺産の誕生の経緯から、現在までの歴史を振り返りながら、現在世界遺産の抱えている課題についてご一緒に考えていただければと思います。
山口 利光
(世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター)
2月21日(土)
13:00~15:00
「織」~ 高速織機開発裏話~
  流体噴射式織機が実用機として世の中にデビューしてから、高速化、汎用化、自動化に伴う技術競争が行われていました。
(講師は)ジェットルームの成長期から成熟期まで開発の一翼を担っていたので、その中から幾つかのテーマを、映像を交えて紹介します。
    1.経糸張力挙動について
    2.送出装置とイージング装置について
    3.開口曲線について
    4.オートドッフィング装置と工場のFA化について
小島 修一
(繊維技術研究会会員)
1月31日(土) 「電子顕微鏡について」 ~ どうして小さい物が見えるのか~
  現在電子顕微鏡は大きな変化の時期を迎えています。電子顕微鏡の発明以来、長年の課題であった球面収差補正が可能となった結果、色収差の影響が明白となり打開への動きが活発になっています。  
  球面収差補正の基礎理論は電子顕微鏡の発明後間もなく構築され、各国で試行錯誤が繰り返されましたが、機械精度及び制御技術が伴わず良い結果が得られませんでした。
  別法による装置性能の向上が優先されて来た中で、ドイツの研究者が地道な研究の結果打開策を学会で発表された際に関係者にとって大変な驚きとショックでした。 
  電気設計者として走査型電子顕微鏡の設計に携わって参りましたが、球面収差補正の発明初期にドイツの方々との関わりを持たせて頂きましたので、その際の裏話を含め分かりやすくお話しさせて頂きたいと考えております。
伊達 直毅
(繊維技術研究会会員)
12月20日(土) 「放射能・ 放射線とどう向き合うか(第2話)」~ 安全安心のための科学的な理解に向けて~
  前回の9月の講演では話 の進め方として下記のような内容を話す予定でいましたが、 時間の関係で「3.放射線に対する安全基準とは」で時間切れとなりました。今回は、9月の話をまとめながら、また質問などの宿題を報告しながら、 終わりまで、また一緒に考えていきたいと思います。
     1. 初めに ・・・  放射能/放 射線の汚染の現状
     2. 放射能/放 射線の基礎概念
     3. 放射線に対する安全基準とは
     ------ (以下、12月度の講演内容)----------
     4. 放射線はどうして出るのか
       4.1 原子力発電所/4.2 核 分裂反応/4.3 放射線の作用/4.4 核放射線の測定
     5. 終わりに ・・・  放射線に対するリテラシー
             -基礎概念確認テスト-
國眼 孝雄
(東京農工大学名誉教授・繊維技術研究会会員)
11月15日(土) 「名作SFアニメに見る現代天文学」
  火星、大マゼラン銀河、ワープ・・・・。いつの時代も、日本の名作SFアニメーションが見せる宇宙の世界は、私たちの冒険心をかきたててきました。 さまざまな名作SFで描かれてきた宇宙の世界を、現役の天文学者が最新天文学の観点から解説します!    ぜひ親子で、親子三代で(?)おいでください。農工大生の参加も大歓迎です!
梅本 智文
(国立天文台・準教授)
飯野 孝浩
(東京農工大学科学博物館特任助教)
10月21日(火) 「横観繊維技術」
  オープンエンド スピニング, 3D (三次元) 織物、立体毛焼きなど、これまでに関わってきた紡・編・織技術の開発経緯と工学との接点について概述する。
福多 健二
(技術士事務所 つくば繊維技研)
9月16日(火) 「放射能・放射線とどう向き合うか~安全・安心のための科学的な理解に向けて~
  先の東京電力の福島第1原子力発電所の事故を受け、 例えば公表されている直近の小金井市のある保育園の地表5cmの空間放射線量は 0.06μSv/hであるが、何を意味しているのか。
  これは野菜や魚などの食品に含まれる放射能[Bq/kg]とどう関係があるのか、また国際的な安全基準はどうなっているのか、 またこれらの問題の根源となった原子力発電とはいかなる物か ・・・など、 「広く放射線量‣放射能や原子の構造・性質などの一般的な基礎概念や現象を科学的に理解すること」で、放射能・放射線に関する“点”的な知識を“面”的に関係づけ、 一般社会人として、これらの不安を科学的 に対応できる知識を共有することをめざす。
國眼 孝雄
(東京農工大学名誉教授・繊維技術研究会会員)
7月15日 「現代の織物関連機器の進化について」
  近代以降どのように織機及び織布準備機器が進化していったか。それと並行して各産地の状況や特徴的織物の種類について説明します。
黒田 茂男
(関東機料株式会社 代表取締役)
6月17日 「富岡製糸場をめぐる人びと ~速水 堅曹を中心に~」
  6月に富岡製糸場が世界遺産に登録されるかどうか、待たれるところですが、富岡で所長として14年余り働き、日本全体の製糸業の発展にも寄与した速水 堅曹の資料から、富岡製糸場をめぐる人びとのお話しをいたします。 特に後半は富岡製糸場が140年間残ってきた、その原点ともいえる民間への払下げにまつわる隠された秘話をお伝えしたいと思います。
速水 美智子
(富岡製糸場世界遺産伝道師協会・原三溪市民研究会 所属)
5月20日 「人が集う博物館を目指して」
  日本では戦後1970年代、1980年代にかけて急速な勢いで博物館が作られた。不況、少子化高齢化などの社会の変化を経て、博物館冬の時代と呼ばれている現在であり、博物館に新たなニーズが期待されている。
  本講演では地域博物館における市民共同プログラムについ事例紹介したい。 
齋藤 有里加
(東京農工大学科学博物館・特任助教)
2014年4月15日
【会場変更】
グリーンホール

※当日案内掲示あり
校内地図<1号館>
こちらから

「絹の素晴らしい構造の解析と絹の医療への応用」
  驚くことに絹糸は同じ太さの鋼鉄線に匹敵するほど強い。人は、いまだ、そのような糸を水溶液から作ることはできません。しかしながら、蚕は、いとも簡単にそれを作ってしまいます。どこに秘密があるのでしょう。 それは、絹の素晴らしい構造ならびに繊維化の機構にあります。まずは、その話から始めます。
  続いて、高齢化社会や生活習慣病の増加を背景に、近年、益々重要となってきた再生医療へ絹を用いる話、繊維会社各社の、編み、組み、 織りの素晴らしい技術を駆使して作製する絹人工血管の開発へと話は続きます。
朝倉 哲郎
(農工大工学部・生命工学科・教授)

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