1階
ホールには、東京高等蚕糸学校当時の標本室に展示されていた、明治初期の貴重な資料もあります。展示ケースも当時のものです。
このほかホールには、鉄製の手動組ひも機があり、自由に体験でき、作った組ひもは持ち帰ることができます。
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1階ロビー |
- 第1展示室
- 製糸機・紡績機・靴下編み機
- 第2展示室
- 自動織機・全自動靴下編み機・ベンベルグ紡糸機ほか
- 第3展示室
- ガラ紡機・巻返し機・リボン織機・電動組ひも機
【繊維技術研究会】
による動態展示が可能な機器
※動態展示:繊維技術研究会の会員が機械を動かしますので、動いた状態の機械を見学できます。
- 自動繰糸機
- 紡績機
- 豊田式G型自動織機
- 坂本式自動織機
- ジャガード織機
- ベンベルグ紡糸機
- ガラ紡機
- リボン織機
- 組ひも機
- ウォータージェット、エアジェット
- ミシン
動態展示の見学希望は事前に事務室へご連絡ください。
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第2展示室 |
豊田式G型自動織機
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豊田式G型自動織機
(無停止杼換式自動織機)
※豊田佐吉・喜一郎親子が発明した画期的な織機(明治30年)。今日の トヨタ自動車の基礎となりました。
この織機を動態展示しているのは当博物館も含め世界で4か所だけです。
●ひかえ式 この織機は杼(シャトル)の中の管に巻かれたよこ 糸がなくなると、 機械が停止することなく杼が自動的に交換されるので、無停止杼換式自動織機と呼ばれています。
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阪本式綿自動織機
(管替式綿織機)
●くだかえ式 同じ自動織機でも、阪本式の織機は 杼の中の管のみを替える方式です。
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津田式絹布力織機
津田米次郎(つだ・よねじろう)が、明治33年高精度が要求される絹用の力織機を完成させ、明治39年専売特許を受けました。
●当館の津田米式は、戦時中の国策で桐生高専から移設され、部品もなく
忘れられた状態から、このたび繊維技術研究会により部品を手づくりして復元、動態提示に供しています。
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津田米式絹力織機
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ドビー付絹織機
*津田駒式絹動力織機
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●津田駒の方は、米次郎の甥の駒次郎が
津田駒工業を創立し製造したものです。 |
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ジャカード織機 |
ジャカード付絹織機
(五百川式絹動力織機)
※紋紙を使って柄を織り出す織機。コンピュータの起源になったことで知られています。
現在織っているのは「NOKODAI」の文字をを織りこんだネクタイ生地で、この布で仕立てたネクタイは同窓生に喜ばれています。
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カペルドーニ機
*たて編み機
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第3展示室 |
ガラ紡機 *明治初期に臥雲辰致が発明した綿の紡績機の復元品 |
ガラ紡機は操業中にガラガラと音をたてるためにこの名がついたとか。
独特な風合いが見直され、再活性化への努力も続けられています。 |
リボン織機
帯締め用組ひも機(電動) |
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