- 2024.7.16 当研究室が開発したアメリカミズアブ(Hermetia illucens)幼虫を原材料とする離乳後子豚用飼料ココセクフィード ®️ (Community Collaborative Insect Feed: CoCo Sec Feed ®️ )のロゴの商標登録出願しました
2024.6.29 当研究室修士過程卒業生和久田萌美さん、特任助教坂本卓磨さんらの論文"High expression of serine protease, Brachyurin in the posterior midgut of black soldier fly (Hermetia illucens) during horse dropping processing ”が、BMC Research Notesに掲載されました。
2023.11.27 当研究室博士課程生中野美帆さん、特任助教坂本卓磨さんらの論文"An extract from the frass of swallowtail butterfly (Papilio machaon) larvae inhibits HCT116 colon cancer cell proliferation but not other cancer cell types ”が、BMC Genomicsに掲載されました。
2023.3.15 当研究室博士課程生中野美帆さんの発表"キアゲハ Papilio machaon 代謝産物によるヒトがん細胞株に対する作⽤の検討”が、第67回日本応用動物昆虫学会大会においてポスター賞を受賞しました。
2022.11.12 当研究室特任助教坂本卓磨さん、博士課程生柿沼駿輔さん、修士修了生新堰舜さんの論文がBMC Genomicsから出版されました。
2022.11.5 当研究室修士課程生中野美帆さんの発表"ナガサキアゲハ Papilio memnon 由来代謝産物の化学構造と薬理活性の解析”が、第7回蚕糸・昆虫機能利用関東学術講演会において優秀ポスター発表賞を受賞しました。
2022.4.27 当研究室博士後期課程生西子まあやさんの論文がScientific Reportsから出版されました。
2021.12.10 当研究室修了生佐々木俊弥さんの論文がAntioxidantsから出版されました。
2021.11.6 第6回蚕糸・昆虫機能利用関東地区学術講演会において、当研究室学部4年生牧野結さんが優秀賞、博士後期課程1年生中野美帆さんが特別賞、博士後期課程3年生西子まあやさんが特別賞を受賞しました。
2021.5.14 当研究室特任助教坂本卓磨さんの論文がBMC Res. Notes.から出版されました。
2020.10.15 当研究室修士課程修了生中根わかなさんと中村尚さんの論文がScientific Reportsから出版されました。
2020.2.17 当研究室博士後期課程生坂本卓磨さんの論文がBMC Genomicsから出版されました。
2020.1.6 博士後期過程・共同先進健康科学専攻(国立大学(東京農工大学)と私立大学(早稲田大学)の連携専攻)に異動しました。理学・工学・農学の領域融合型研究の推進に協力していきます。
2019.12.16 当研究室修士課程生新堰瞬さんが次世代シーケンサーDRY解析教本改訂第2版の"解析攻略のコツはerrorメッセージをよく読む”の部分を執筆しました。
2019.11.25 当研究室修士課程生中野美帆さんの発表"化合物の構造と活性を変える昆虫変換器の利用法の検討”が、第5回蚕糸・昆虫機能利用関東学術講演会において優秀ポスター発表賞を受賞しました。
2019.10.25 当研究室修士課程修了生大野瞳さん、D3坂本卓磨さんの論文がDevelopmental Biologyから、当研究室博士課程修了生野島陽水さんの論文がScientific Reportsより出版されました。
2019.1.19 当研究室修士課程修了生小林裕太さん、当研究室博士課程修了生野島陽水さんのカイコガSODの論文がScientific Reportsより出版されました。
私たちと一緒にワクワクする研究をしませんか?昆虫は多くの分野に波及できるサイエンスの種を持つ —昆虫からはじまる新しいサイエンス!—地球上の動物種数の約70%を占める昆虫は、生息場所や活動時間、食物を他の生物と競合しないように変えることで大繁栄することができたと言われています。 毒植物や動物の糞や屍体、カビなどを食べる昆虫は、他の生物が利用しないこれらの食物を栄養素に変えて利用します。 これには他の生物が持たない特殊な代謝の仕組みが関与しています。 このような過程を経て創られた昆虫の代謝産物は新奇な化学構造とヒトに有用な生物活性を持ち、医薬品シーズとして利用可能です。
昆虫が野外の変化しやすい環境下で生き抜くために獲得した生体内の仕組みを研究すると、ヒトの生命科学研究に役立つことがあります。 寄生性の昆虫は分子擬態という手段を使って他生物の免疫系を巧みに欺き、組織内に上手に侵入します。この仕組みを研究すると、別個体の組織の移植により、 急性免疫拒絶反応がおこらない分子の仕組みを理解できます。 また、甲虫が極限環境に適応できる生体内の仕組みを研究すると、ストレスに対峙した場合に生体を保護するために働くストレス応答の補完機構を理解できます。 私たちの研究を通して、これらの仕組みはヒトと昆虫で共通していることがわかってきました。
2013年から始まった私達の研究室では昆虫の代謝産物を医薬品のシーズに応用する研究、および寄生や極限環境に適応する昆虫の生体内分子機構の研究を通じて、 ヒトの生命科学研究に新しい切り口を提供することに挑戦しています。