Prospective Team Members

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VisionOfHanasakiLab

Theme Composition and Team Orchestrationのページは,どちらかと言えばB4で研究室配属となる学生さん向けに書いた文章ですので,既に研究生活の基本ができている大学院生や学振PDとして,過去の自分の経験・感覚・スキルとの関係に注目しながら当研究室に加わることを検討している人にとっては自明な部分も多いかとも思います.ここでは,そのような方へ向けてもう少し参考になりそうなことを述べてます.

 

当研究室は,従来の個々の分野の良さを理解しながらもそれにとらわれず,分野横断的な視点を持つことによりそれぞれがより一層引き立つことを期待しています.したがって,自分の経験ををステレオタイプとは違う切り口から活かしたい人に,特に活躍のチャンスがあると考えられます.とはいえ,当研究室も地に足をつけて成果を出していくために,具体的に取り組む事柄は吟味して的を絞っています.そこで,すぐに思いつく具体例を以下に挙げてみます.

 

  • プリンティッドエレクトロニクスやフレキシブルデバイスの応用力学に興味がある人
  • 流体計測・光学・顕微鏡のスキルを基礎科学と応用技術が重なる文脈で活かしたい人
  • オリガミやキリガミの原理と環境に優しい素材の融合による材料力学に興味がある人
  • コンピュータを駆使して実世界の法則を明らかにするビッグデータ解析に興味がある人
  • 力学的な設計でAtomの世界とBitの世界をつなぐメタマテリアルの開発に興味がある人

 

もう少し普遍性のある言い方をすれば,以下のような感じです.

 

  • 四力を横断する視点からナノ・マイクロ系を扱う新しい機械工学に興味がある人
  • ミクロとマクロをつなぐ時空間スケールを操る新しい応用力学に興味がある人
  • 比較的数学が得意で数理のセンスを実用に活かす醍醐味とリアリティを感じたい人
  • 定式化からコーディングに渡る正当な数値計算をセンスのいい実用に活かしたい人
  • 上記のような何かのスキルで成果を挙げつつ新たなスキルを身に付けていきたい人

 

当研究室の理想は,アカデミズムとイノベーションをつなぐことです.たった一人でそれを実現するのはかなり難しいことかもしれません.しかし最近になって,共感して下さり互いに協力し合える人達が急速に増えてきました.いずれも,特定の実験計測・技術開発を基軸として研ぎ澄ましてきた第一線の研究者です.研究室を立ち上げて間もない今は,花崎が一人で共同研究のすべてに対応して取り組んでいます.もし,既に当研究室に関係した何らかの専門的スキルを持って活かしたい人が当研究室に加わる場合には,連携先とも予め相談した上で妥当であれば,一緒に取り組むこともすばらしいと考えています.

 

研究室には,多様な形や目指す方向性がありえます.色々な研究室が存在することが大切です.そして,人が一緒にいることによって生産性を高め,一人の場合よりも心強くやりがいを感じるためには,その研究室のスタイルや方向性が自分に合っていることによる相乗効果が育まれることが大切です.研究内容だけでなく運営スタイルを含めて,研究生活を送る上で自分が何をどの程度重要視するのかよく考え,自分に合った研究室を選びましょう.そして,当研究室のビジョンや研究室運営の価値観に共感して下さる方は,当研究室の一員として一緒に生産的で充実した研究生活を創り上げていきましょう.

 

 

 



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