IGS通信

春のIGS高大連携教室を開催しました!

3月27日~29日に、2泊3日で春のIGS高大連携教室を開催しました。



27日は、午後から農工大小金井キャンパスに集合。

オリエンテーションの後は、早速工学系実験(授業担当:東京農工大学大学院 秋澤 淳 教授)に取り組みました。

秋澤研究室の先生方や大学院生の指導の下、ヒートポンプの仕組みとその有効活用について学びました。水飲み鳥やスターリングエンジンを使った熱機関の学習や、注射器を使ったヒートポンプの学習、蓄熱と過冷却現象の学習を行い、ヒートポンプサイクルの技術を学びました。
普段、物理や化学で学んだ熱力学の法則や気体の状態方程式などのいろいろな知識の理解が深められたのではないでしょうか。

実験の後は、生協で夕食を取り、府中市生涯学習センターに移動。

生涯学習センターでは、地球の課題について、グループワークを行いました(授業担当:東京農工大学 大学教育センター 藤井 恒人 准教授)。農工大生のファシリテーターと共に、事前に準備したことを共有しながら、アイデアを出し合いました。



2日目は府中キャンパスにて、農学系実験(授業担当:東京農工大学大学院 吉田 誠 准教授)に取り組みました。

 

今回の実験は、植物資源から微生物の力を利用してバイオエタノールやプラスチックの原料を生成する、というもの。原料とするのは何とコピー用紙。これを分解させてエネルギーの原料としていきます。
反応を待つ間、日本の森林率やバイオマス資源の可能性などの講義を聞きました。真剣に聞き入る姿が見られました。

反応したサンプルに発色剤を入れた後、吸光度を測ります。実験には対照実験や、定量的な分析が必要ということも学びました。



午後は、大学教育センター 安村友紀先生と農工大留学生によるScienceEnglish

留学生から、出身国の課題についてのプレゼンテーションを聞き、その解決策についてグループごとに発表することに挑戦しました。

難しい課題でしたが、しっかりやり遂げることができました。



夕方からは交流パーティ。駆けつけたファシリテーターも一緒に楽しい時間を過ごしました。

 



3日目は、再び小金井キャンパスにて、「地球の課題に挑戦しよう」のグループワークをスタート。


発表に向けて、準備に熱が入ります。


午後は、「地球の課題」について、グループごとにそれぞれ課題設定をし、それに対しての解決策をまとめて発表しました。
提案内容も発表資料もしっかりと準備して発表に臨んでいた生徒たち。発表の順番決めでは大トリ争いが繰り広げられるなど、それぞれ、レベルの高い発表に仕上がりました。

 

 

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。