現在の地球環境は、温暖化問題、エネルギー問題、廃棄物問題、環境汚染問題など様々な問題を抱えています。これらの問題を引き起こす原因の一つに化石資源に極度に依存した社会構造が考えられます。物を作り使えば使う程便利になりますが、化石資源から出来たプラスチック等の製品のほとんどは廃棄後も分解されないので廃棄物に囲まれて生活することになりかねません。また、原料となる化石資源は有限な資源ですので、資源の枯渇などといった不都合も生じてきます。さらには、温暖化ガスの大気中への蓄積による地球温暖化の促進も危惧されます。便利な生活をおくるために様々な製品を作り使うことで、逆に人間自身が住みにくくなる、これは大きな矛盾です。
私たちは、植物が持つ【捨てれば腐り、大地に返る。そして太陽の助けで再び資源としてよみがえる】という性質に矛盾を抜け出す鍵があると考えています。つまり、腐るということ(生分解)が大切なのです。そこで本研究室では、特に樹木や木材などの木質バイオマスが微生物により分解されるメカニズムについて研究しています。特に、地球上で最も優れた分解者とも言える「きのこ」を研究対象として、ゲノム、タンパク質、代謝物、細胞レベルでのポストゲノミクスを進めています。それは、植物材料の寿命を延ばす技術を開発したり、腐る過程で出来る様々な有用物質を生産し使用する技術の基礎となると考えるからです。

研究室のアウトライン

教員名
吉田 誠
居室
府中キャンパス1号館3階(314)にいます
メール
ymakoto"at"cc.tuat.ac.jp
"at"を@に変換してください
研究室構成
メンバーは16名です(吉田、外国人研究員2名、博士課程2名、修士課程6名、学部生4名、留学生1名)
keywords
木材腐朽、バイオマス変換、木材保存、きのこ、植物細胞壁分解酵素

内部生はもちろん他大学の学生さんの大学院入学希望も大歓迎です!

研究室のトピックス

2019/5
D1の近藤さん、M1の築田さん、樋口さん、堀川さんが第53回日本木材保存協会年次大会で発表します
2019/5
D1の近藤さんがケベックシティで開催されるIRG50で口頭発表します(近藤さんはIRGからRCA賞を受賞しての渡航です)
2019/4
新4年生が研究室に分属になりました