物質循環環境科学プログラム(EP/旧MK専攻)は大気、土壌、水域および生物圏における物質循環とそれに関係する諸因子の解明、 人為放出された化学物質による汚染の環境モニタリング、環境汚染物質が生物に及ぼす影響の解明、環境汚染の状況評価と将来予測を行い、 適切な環境修復の手段を提案・実行するために必要な教育研究を行っています。
物質循環環境科学専攻には、
・環境生物学教育研究分野(Field of Environmental Biology)
・環境化学教育研究分野(Field of Environmental Chemistry)
の2種類の教育研究分野があり、修士課程の大学院生に対して環境科学に関する高レベルの教育と研究を行っています。
環境生物学教育研究分野 都市や地球環境における微生物・植物および動物を通した物質循環と、様々な環境ストレスが生物へ及ぼす影響の解明や 生態系の保全・修復に必要な手法の開発などに関する教育と研究を行っています。 |
環境化学教育研究分野 多様な環境における微量元素・無機物質および有機化合物などの分布と、生物圏における循環、 人間活動による物質循環の攪乱を主として化学的手法を用いて解明する教育と研究を行っています。 |
授業科目概要
EPでは物質循環を基軸とした2つの教育研究分野を効果的に学ぶために、3つのカテゴリーからなるカリキュラムを実施しています。
主に1年次に開講する共通科目では、環境科学に関してより専門性の高い学術体系の概要を理解するとともに、研究者として国際的にも高いクオリティーのアウトプットを可能にするための科目を学びます。
さらに高度な専門分野における最新の知見および課題を専門分野科目で学びます。同時に物質循環環境科学に関する修士論文作成のための研究活動を、 『特別実験』、『研究報告演習』、『英語論文講読演習』で行います。