若手研究者の自立的研究環境整備促進事業
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[TEL] 042-367-5944
[FAX] 042-367-5946
[MAIL] wakate@cc.tuat.ac.jp
本拠点は、文部科学省科学技術振興調整費の委託事業「若手研究者の自立的研究環境整備促進」事業によって運営されています。
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プロフィール

ウレット・レンゴロ
Wuled Lenggoro

教育協力分野 大学院 生物システム応用科学府 物質機能システム学専修
工学部 化学システム工学科
メールアドレス lenggoro@cc.tuat.ac.jp
研究分野 応用化学
キーワード 化学工学、微粒子、粉体、エアロゾル、機能材料
職歴
1998年〜2006年 広島大学工学部および大学院工学研究科で助手
2000年 米国Yale大学 大学院 機械工学科 Visiting Fellow(兼任)
2002年〜2006年 理化学研究所 武内ナノ物質工学研究室 共同研究員および客員研究員(兼任)
2002年〜2006年 財団法人 化学技術戦略推進機構 ナノ粒子プロジェクト総合調査研究委員(兼任)
2005年 スウェーデンLund大学 物理学科(文部科学省・日瑞ナノテクノロジー若手研究者交流プログラム)派遣研究者(兼任)
学歴
インドネシア・バンドン工科大学(ITB) 物理工学科 1988年中退(留学のため)
広島大学 工学部 第三類 化学工学課程 1993年卒業
広島大学 大学院工学研究科 博士課程前期 移動現象工学専攻 1995年修了
広島大学 大学院工学研究科 博士課程後期 移動現象工学専攻 1998年修了
受賞歴
空気清浄協会 会長奨励賞(共同受賞者)(2000年)
日本エアロゾル学会 平成16年度奨励賞(2004年)
国際粉体工業展2004 研究奨励賞(2004年)
日本エアロゾル学会 平成17年度井伊谷賞(2005年)
Chemical Engineering Science Most Cited Paper 2003-2006 Award (Elsevier)(2007年)
Asian Young Aerosol Scientist Award (Asian Aerosol Research Assembly)(2007年)
主な論文・解説
Nanoparticle assembly on patterned "plus/minus" surfaces from electrospray of colloidal dispersion, Journal of Colloid Interface Science, 303, 124 (2006)
Nanoparticles of a doped oxide phosphor prepared by spray pyrolysis, Journal of Material Research, 19, 3534 (2004)
Preparation of fine phosphor and luminescent micro/nano particles using spray pyrolysis, in Handbook of Luminescence, Display Materials and Devices (American Scientific) Vol.2, 327-359 (2003)
Sizing of colloidal nanoparticles by electrospray and differential mobility analyzer methods, Langmuir, 18, 4584 (2002)
Novel route to nanoparticle synthesis by salt-assisted aerosol decomposition, Advanced Materials, 13, 1579 (2001)
An experimental and modeling investigation of particle production by spray pyrolysis using a laminar flow aerosol reactor, Journal of Material Research, 15, 733 (2000)

研究紹介

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光・電子材料、触媒、医薬等の分野で、機能性材料の微粒子を製造する技術のニーズが高まっています。近年、粒径・粒度分布・組成などが制御された微粒子が開発されつつありますが、中でもより様々な特性や機能性を持ちうる多成分系の機能性微粒子の開発が求められています。現在、工業的に用いられている高結晶・多成分系粒子(数μm)の多くは塊を砕く固相法で粒子(粉末)が生産されていますが、従来の固相法での粒子の微細化はしばしば機能の低下につながります。この他にも液相合成法および気相合成法がありますが、多成分系微粒子の合成については粒径分布、純度・結晶性、合成速度に問題が残り、新規合成プロセスの開発は現在も重要な研究課題です。高い機能性を有する微粒子を合成し、応用できれば、現在よりも高い効率のデバイスの開発が見込まれます。そこで、機能性微粒子の合成を目指して、新しいプロセスの開発およびその評価を行います。また、プロセス自体の省エネルギー化および微粒子のハンドリング技術にも取り組んでいます。

本テニュアトラックシステムについて


若手人材育成拠点は自立的研究に一定期間集中できる特区であることが応募要領に書かれており、その点に魅力を感じて、応募しました。研究室の立ち 上げにあたり、環境整備や技術補佐員雇用への経費支援が受けられたおかげで、着任が1月に遅れましたが、ほぼ順調に研究室の整備を遂行できています。これから大学の活力に役に立つような研究成果を挙げられるように全力を尽くします。

今後の抱負

化学工学、粉体工学、エアロゾル技術、材料科学を核として、高機能性(粒度分布・組成比などが制御され、かつ高結晶性)を持った微粒子の合成と、微粒子のハンドリング技術(粒子の分散制御と粒子構造体の作製技術)を含んだ新たなプロセスの開発に取り組んでおり、今後さらなる展開を目指しています。教育に関する抱負としては、「社会貢献や省資源・環境への配慮の視点を持った学生の養成」に取り組みたいと考えています。

研究室のホームページ

http://www.tuat.ac.jp/~empat/
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