若手研究者の自立的研究環境整備促進事業
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プロフィール

大地 まどか
Ohji Madoka

教育協力分野 農学府 物質循環環境科学専攻
メールアドレス ohji@cc.tuat.ac.jp
研究分野 物質循環環境科学
キーワード 生物影響、沿岸生態系、環境化学物質
職歴
2003年04月 東京大学 研究員
2004年04月 東京大学海洋研究所 日本学術振興会特別研究員
2006年11月〜2007年03月 東京農工大学 特任助教授
2007年04月〜 同上 特任准教授
学歴 東京大学大学院博士課程 水圏生物科学専攻 2003年修了
受賞歴 特になし
主な論文・解説
Ohji et al (2002) Effects of tributyltin exposure in the embryonic stage on sex ratio and survival rate in the caprellid amphipod Caprella danilevskii. Marine Ecology Progress Series 235: 171-176
Ohji et al (2003) Chronic effects of tributyltin on the caprellid amphipod Caprella danilevskii. Marine Pollution Bulletin 46: 1263-1272
Ohji et al (2006) Differences in organotin accumulation among ecological migratory types of the Japanese eel Anguilla japonica accompanying the life history. Estuarine, Coastal and Shelf Science 69: 270-290

研究紹介

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沿岸域において船舶や漁網等の防汚塗料として使用されてきた有機スズ化合物は、国際的に使用禁止が規制された現在も沿岸域に残留しており、沿岸生態系への影響が懸念される。しかしながら、その生物影響や沿岸域での挙動については不明な点が多い。また、水生生物の環境化学物質の蓄積特性については、生態学的特性を考慮した研究はほとんど行われていない。そこで、室内実験や野外調査により有機スズ化合物の生物影響や沿岸域での挙動、生活史に依存した環境化学物質の蓄積特性について研究を進めている。

本テニュアトラックシステムについて

テニュアトラック制度は、テニュアと異なり期間限定の立場であるということで不安がある一方、業績次第でテニュアになることが可能であることから、公平に業績が評価される制度であると思う。従って、常に高い目標を掲げ、緊張感を保ち、質の高い研究を遂行できるという点で、良い制度であると思う。

今後の抱負

今後は、これまでに確立した生物影響評価手法を様々な環境化学物質に応用するとともに、野外調査によりそれらの汚染の時空間的変化を検証する。また生態学的特性を考慮した水生生物における環境化学物質の蓄積特性について、回遊魚を対象とした新規の研究手法により、生活史に依存した詳細な環境化学物質の生態系攪乱のメカニズムを明らかにする。
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