若手研究者の自立的研究環境整備促進事業
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[MAIL] wakate@cc.tuat.ac.jp
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若手研究者の紹介
ホーム >> 若手研究者の紹介 >> 清水 大雅

プロフィール

清水 大雅
Shimizu Hiromasa

教育協力分野 工学府 電気電子工学専攻
メールアドレス h-shmz@cc.tuat.ac.jp
研究分野 電気電子工学
キーワード スピントロニクス、半導体光電子デバイス、光集積回路、磁気光学、光波解析
職歴
2000年01月〜2002年03月 日本学術振興会 特別研究員DC2
2002年04月〜2002年07月 東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻 助手
2002年08月〜2006年12月 東京大学先端科学技術研究センター 助手
2007年01月〜2007年03月 東京農工大学大学院共生科学技術研究院 若手人材育成拠点 特任助教授
2007年04月〜 同上 特任准教授
学歴
東京大学工学部電子工学科 1997年卒業
東京大学工学系研究科修士課程 1999年修了
東京大学工学系研究科博士課程 2002年修了
受賞歴
第27回応用物理学会論文賞(JJAP論文奨励賞) (2005年)
2004 MRS fall meeting Ribbon Award、Material Research Society (2005年)
日本応用磁気学会学術奨励賞(武井賞)、(社)日本応用磁気学会 (2001年)
応用物理学会講演奨励賞 (2000年)、(社)応用物理学会
主な論文・解説
H. Shimizu and Y. Nakano, “Fabrication and Characterization of InGaAsP/InP Active Waveguide Optical Isolator With 14.7dB/mm TE Mode Nonreciprocal Attenuation”, IEEE. J. Lightwave Tech. 24, pp. 38-43, (2006).
T. Amemiya, H. Shimizu, Y. Nakano, P. N. Hai, M. Yokoyama, and M. Tanaka, “Semiconductor waveguide optical isolator based on the nonreciprocal loss induced by ferromagnetic MnAs”, Appl. Phys. Lett., 89, 021104 (2006).
H. Shimizu and Y. Nakano, “First Demonstration of TE Mode Nonreciprocal Propagation in an InGaAsP/InP Active Waveguide for an Integratable Optical Isolator”, Jpn. J. Appl. Phys. 43, 12A, pp. L1561-L1563, (2004). 第27回応用物理学会論文賞(JJAP論文奨励賞)
H. Shimizu and M. Tanaka, “Design of semiconductor-waveguide-type optical isolators using the nonreciprocal loss/gain in the magneto-optical waveguides having MnAs nanoclusters”, Appl. Phys. Lett. 81, pp. 5246-5248, (2002).
H. Shimizu, M. Miyamura, and M. Tanaka, “Magneto-optical properties of a GaAs:MnAs hybrid structure sandwiched by GaAs/AlAs distributed Bragg reflectors: Enhanced magneto-optical effect and theoretical analysis”, Appl. Phys. Lett. 78, pp. 1523-1525, (2001).

研究紹介

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半導体と磁性体を融合し、電気電子工学・エレクトロニクスに新たなパラダイムの創出を試みている「半導体スピントロニクス」と呼ばれる研究領域があります。現在「半導体スピントロニクス」分野では、室温強磁性半導体の実現等を目指した材料研究や、非磁性半導体中へスピン偏極した電子を注入しスピンの緩和過程を物理的に解明する研究等が世界的に活発に行われています。一方で、これらの新奇材料やスピン偏極電子の緩和過程等を利用した素子応用研究については、研究活動が相対的に活発ではない状況にあると考えています。私はこれまで半導体光増幅器と強磁性金属から構成される新しい原理に基づく半導体光非相反素子の研究を行ってきました。また、半導体量子ナノ構造を基にした電気光学素子の研究を行ってきました。これらの研究を基に東京農工大学において『光スピントロニクス機能材料・デバイス』を大テーマに掲げ、「半導体光非相反素子の応用研究」、「半導体電気光学素子の研究」等に取り組みたいと考えています。研究テーマは上記のテーマにのみ縛られることなく、東京農工大学を中心に、国内外の研究機関と積極的に研究協力を進め、新たな研究領域を創造することを目指します。

本テニュアトラックシステムについて

日本における大学の教員の採用、とりわけ、終身在職教員(テニュア)の採用は、善悪の判断は別として、公の形での採用基準が必ずしも明確ではないように感じていました。テニュアトラックシステムでは、教員を採用する大学側にとっても、研究・教育の職務につく大学教員側にとっても、教員として適切な能力を有しているかどうかを見極める基準がより明確になると考えます。結果的に日本の大学における研究・教育能力、環境の向上につながるよい制度であると考え、応募した次第です。

今後の抱負

これまで5年間弱、大学の研究室の助手として研究・教育活動を行ってきた経験の上に私自身の戦略を加え、独自の研究拠点の形成、研究・教育活動を展開したいと考えています。テニュアの取得は最優先の目標ですが、上記の「考え」に基づく研究・教育活動の結果得られるものであることが理想であると考えています。また、東京農工大学全学で20人を超すテニュアトラック教員が採用されたことを契機に、テニュアトラック教員相互の研究分野について研究の視野を広げ、私自身の研究の幅・深さの進展につなげられるようにしたいと考えています。

研究室のホームページ

http://www.tuat.ac.jp/~h-shmz/lab_index_j.htm
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