若手研究者の自立的研究環境整備促進事業
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ホーム >> 若手研究者の紹介 >> 芦原 聡

プロフィール

芦原 聡
Ashihara Satoshi

教育協力分野 工学府 物理システム工学専攻
メールアドレス ashihara@cc.tuat.ac.jp
研究分野 Applied Physics
キーワード 非線形光学、レーザー制御、超高速現象、分子ダイナミクス
職歴
1998年04月〜2006年11月 東京大学生産技術研究所 助手
2004年09月〜2006年03月 マックスボルン研究所(ドイツ・ベルリン) 客員研究員
2006年10月〜 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 さきがけ研究者
2006年12月〜2007年03月 東京農工大学 大学院共生科学技術研究院 特任助教授
2007年04月〜 同上 特任准教授
学歴
1991年03月 私立ヴィアトール学園洛星高校(京都)卒
1996年03月 東京大学工学部物理工学科卒
1998年03月 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 修士課程修了
2003年09月 博士(工学)東京大学
受賞歴 特になし
主な論文・解説
S. Ashihara, N. Huse, A. Espagne, E.T.J. Nibbering, T. Elsaesser, “Ultrafast librational dynamics and energy dissipation in the hydrogen bond network of water,” J. Phys. Chem. A. Vol.111, No. 5, pp.743-746 (2007).
S. Ashihara, N. Huse, A. Espagne, E. T. J. Nibbering, and T. Elsaesser, “Vibrational couplings and ultrafast relaxation of the O-H bending mode in liquid H2O,” Chem. Phys. Lett., Vol.424, pp.66-70 (2006).
S. Ashihara, T. Shimura, K. Kuroda, N. E. Yu, S. Kurimura, K. Kitamura, M. Cha, and T. Taira, “Optical pulse compression using cascaded quadratic nonlinearities in periodically-poled lithium niobate,” Appl. Phys. Lett. Vol.84, pp.1055-1057 (2004).
S. Ashihara, T. Shimura and K. Kuroda, “Group-velocity matched second harmonic generation in tilted quasi phase matching gratings,” J. Opt. Soc. Am. B Vol.20, pp.853-856 (2003).
S. Ashihara, J. Nishina, T. Shimura, and K. Kuroda, “Soliton compression of femtosecond pulses in quadratic media,” J. Opt. Soc. Am. B Vol.19, pp.2505-2510 (2002).

研究紹介

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超短パルスレーザーとは、カメラのフラッシュのように一瞬だけ強く光るレーザーで、その名の通り、短い時間幅と高いピークパワーという特徴をもちます。これまでに、超短パルスレーザーが、通信・情報処理、加工、生体計測などの分野で新しい技術を生み出してきました。一方、基礎科学分野においても、原子や分子、固体の非常に速い動きを観たり、コントロールしたりできる、魅力的な潜在能力をもっています。
 本活動では、様々な波長域(特に中赤外域に重点を置く)の超短光パルスを発生・制御する技術を創り出します。その中心となるのは、非線形光学効果を駆使した波長変換技術と赤外域での分散補償技術の開発です。同時に、短パルスの波長変換を行う上で重要となってくる、非線形結晶の性能評価についても基礎的な研究を行います。近い将来、開発した光源技術を利用した時間分解分光システムにより、分子の高速な状態変化の追跡を行います。中赤外波長域には、様々な分子振動の共鳴線が存在するため、赤外域の光パルスを利用すると、分子振動の緩和現象をはじめ、プロトン移動反応や異性化反応などのダイナミクスを知ることができます。以上の研究は、生命現象の深い理解、そして分子反応の量子制御という科学者の夢に繋がると信じています。

本テニュアトラックシステムについて

テニュアトラックシステムは任期付きである反面、自由に、そして思い切りチャレンジできる環境が与えられそうだ、と感じて応募しました。着任して数ヶ月が経ちましたが、現在もその感覚に変わりはありません。また、同じ専攻の先生方や、同時期にテニュアトラック教員として採用された仲間から学ぶことが想像以上に多く、良い刺激を受けています。この新しい出会いが生まれることも、テニュアトラック制度の大きな意義だと思います。

今後の抱負

自分を含めた研究室のメンバーが、研究生活を楽しみながら、一人の人間として成長できるような研究室を作りたい。世界に一つしか無い装置を開発し、オリジナルな研究成果を世界に向けて発信したい。
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