若手研究者の自立的研究環境整備促進事業
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[MAIL] wakate@cc.tuat.ac.jp
本拠点は、文部科学省科学技術振興調整費の委託事業「若手研究者の自立的研究環境整備促進」事業によって運営されています。
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ホーム >> 若手研究者の紹介 >> ポンサトーン・ラクシンチャラーンサク

プロフィール

ポンサトーン・ラクシンチャラーンサク
Pongsathorn Raksincharoensak

教育協力分野 工学府 機械システム工学専攻
メールアドレス pong@cc.tuat.ac.jp
研究分野 モビリティ学
キーワード モビリティ、安全安心、機械力学、制御工学、メカトロニクス
職歴
2004年10月〜2005年05月 東京農工大学 特任助手
2005年06月〜2006年09月 東京農工大学 助手
2006年10月〜2007年03月 東京農工大学 特任助教授
2007年04月〜 同上 特任准教授
学歴
タイ国立Chulalongkorn大学 工学部 機械工学科 1999年首席卒業
東京農工大学 大学院工学研究科 博士前期課程 機械システム工学専攻 2002年修了
東京農工大学 大学院工学研究科 博士後期課程 機械システム工学専攻 博士課程 2004年単位満了取得退学
受賞歴
2006年10月:国際電動車両シンポジウム講演論文賞
主な論文・解説
先進運転支援技術の現状と展望(解説)、 光技術コンタクト(2006)
Driver Behavior Recognition for Individual Driver Adaptive Assistance System、 Proceedings of the 13th ITS World Congress (2006)
Lane Keeping Control Strategy with Direct Yaw Moment Control Input by Considering Dynamics of Electric Vehicle、 Vehicle System Dynamics (2007)
超小型電気自動車の車輪独立駆動トルク制御による車線追従制御システム、 日本機械学会論文集 C編 (2006)
四輪操舵理論に基づくステアバイワイヤの前輪操舵制御、 自動車技術会論文集(2005)

研究紹介

※画像をクリックすると拡大されます
超小型電気自動車は、歩行者と普通車間の移動システム、高齢者対応の将来のモビリティユニットとして、注目されている。しかし、小型車両は衝突安全性に一般乗用車に比べて弱いため、事故を未然に防ぐための車両事故予防安全技術が必要不可欠である。本研究は、モビリティの予防安全性能の向上を目指し、知能化した超小型パーソナルモビリティの開発を目的とする。具体的には、電気自動車の駆動源であるインホイールモータに着目し、そのモータの分散配置を利用し、左右輪独立制駆動力制御可能な超小型電気自動車を開発することである。これにより、滑りやすい路面における駆動性能およびカーブでの旋回性能向上への効果が期待できる。また、車線位置情報といった外界情報を制御器に取り込むことにより、直線路および曲線路における車線追従制御システムに適用できる。これらのセンサ・アクチュエータ技術のアプローチにより、ドライバにとって運転しやすく、人間に優しい未来カーが実現可能となり、21世紀の自動車の課題である「環境」と「安全」を解決する一つの方法と考えられる。さらに、多数の車載センサの情報によって移動する未来の知的モビリティを実現するためには、人間個人の特性に適合するシステム設計が極めて重要な課題である。機械力学・車両工学・制御工学・ロボット工学・情報工学の融合により、わが国の重要なメカトロニクス製品である自動車の高度化を図り、安心安全な交通社会を目指すところが本研究の狙いである。

本テニュアトラックシステムについて

テニュアトラック制度は、日本にとって新しい試みである。東京農工大学がこの制度の導入するときに、自分が採用されたことに対し、大変喜びでもあり、挑戦でもある。産官学連携ネットワークの強い東京農工大学は、若手研究者の育成まで配慮し、本学の環境で研究できることに大変誇りに思える。応募した動機は、自分の作った研究室で、これまでの典型的研究と異なった、自分のやりたい新たな研究分野に挑戦できるところにある。

今後の抱負

テニュアトラック教員ポストとして与えられた時間を最大限に利用して、これまでにない新しい自動車とロボット工学の融合分野に挑戦して研究を取り組んで、New, Only One, Top of the Worldを常に意識やっていきたい。また、教育面においても、一生懸命学生指導を行い、いい学生を育てていきたい。研究・教育に対し、どちらもMission(義務)とPassion(情熱)のバランスを意識してテニュアトラック教員として働いていきたい。
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