豊田研究室の実験室の紹介

DNA・土壌診断組


Real-time PCR
土壌から抽出したメタゲノムに特定生物のDNAがどれだけ含まれるかを測定する。
約2時間で48サンプル分析できる。
使用予約表があるくらい大人気。


PCR
DNAの特定部分を増幅する。
新しく見つかった微生物の同定や、シークエンスのために使用している。
何故か3台も存在。たまに全台同時に使用している時もある。


Ball mill
土壌メタゲノムを抽出するため、土壌を粉砕する機械。
一度に3分間で土壌200gを4サンプル粉砕可能。先生念願の大型機械。
高性能の機械にグレードアップしたので騒音問題が解決。
器具がちょっと重たいのが難点。


DGGE
微生物群集の構造評価に利用。
ここ数年は使っている人がおらず…2013年こそ復活!?


センチュウ組


Baerman法
水を溜めたチューブに土壌を浮かべることで、線虫を回収する。
最盛期は実験台が1台まるまるベルマン法のセットで埋まる。


実体顕微鏡
ベルマン法で回収したセンチュウの頭数を数えたり、観察したり。
2台あるのに左側だけ人気。


光学顕微鏡
センチュウの形態観察や糸状菌の胞子数カウントに使用。
最近、50万円もするカメラを装着。美しい写真が撮影できるようになりました。

病原菌組


クリーンベンチ
病原菌の植菌などを行う。
必須。超必須。


インキュベーター
微生物の培養を行う恒温装置。
土壌中の微生物のコロニー数を数えたり、
ここで培養した菌からDNAを抽出したり。年代物?


振とう培養
接種試験の胞子懸濁液を手に入れるために使用。
常に誰かしらフラスコをセットしている…って、これ、いつから置いているの…?


人工気象機
温度と日照条件を管理して、実験作物の栽培を行っている。
トマト、キュウリ、ニラ、オイルパームなどなどなど。


発病試験中のトマト(左2つ)とキュウリ(右2つ)
一番右は発病したので枯れている。かわいいけどだいたい30日の命…


環境評価組


GC ガスクロマトグラフィー
FID、ECD、TCDがある。(SHIMDADZU)
ガス中のメタン、亜酸化窒素、二酸化炭素濃度の測定に用いる。


CNコーダー(MT-700 YANACO)
肥料中や収穫した植物体内(固体中)の炭素・窒素の定量に用いる。
先日故障したが無事なおった。おじいちゃん機械だがまだまだ現役のハズ。


全有機態炭素計(TOC-VCSH, SHIMADZU)
液体に含まれる全炭素、全窒素濃度の定量に用いる。
一度に80サンプルほど測定できるので測定する際には声を掛け合い
3人分程のサンプルをまとめて一度にまわす。


HPLC 液体クロマトグラフィー(LC-10A SHIMODZU)
比色定量でやる場合も多いが、
雨水や土壌浸透水に溶存する無機イオン濃度の測定に用いる。


原子吸光光度計(AA-6800)
植物体内や土壌中の重金属濃度の定量に用いる。
最近はCu, Znの測定が多い。かなり古株だけど現役続行中。
ページのトップへ戻る