3回共生情報工学シンポジウム「人と調和する情報環境の実現のための共生情報工学研究の推進−真のユビキタス情報環境の実現−」を開催


 

 DSC_0062.JPG

DSC_0035.JPGDSC_0047.JPG

 

東京農工大学では「人と調和する情報環境の実現のための共生情報工学研究の推進―真のユビキタス情報環境の実現―」プロジェクトを、文部科学省特別教育研究経費の支援を受けて平成18年度から5ヵ年計画で取り組んでおります。この共生情報工学プロジェクトは、情報爆発時代において、人間の知的活動を効果的に支援し人と調和する共生情報環境の実現を目指し、共生科学技術研究院の先端情報科学部門と先端生物システム学部門を中心に、多数の研究室が一致団結して推進しているものです。
 その一環として、324()、小金井キャンパス11号館において「第3回 共生情報工学シンポジウム」を開催し、平成20年度の研究成果を報告しました。
 シンポジウムでは、小畑秀文学長による開会挨拶、来賓の文部科学省研究振興局情報課学術基盤整備室室長 飯澤隆夫氏からプロジェクトへの期待を交えた挨拶がありました。続いて、早稲田大学基幹理工学部情報理工学科の中島達夫教授から、「人間中心デザインを超えて」という演題で、ユーザのインセンティブを考慮したサービスを提供する情報システムという、まさに共生情報の名にふさわしい、種々の最新技術についてご講演いただきました。 続いて、パナソニック電工株式会社代表取締役副社長 野村淳二氏から、「住空間におけるユビキタス情報環境への取組み」と題し、パナソニック電工における、セキュリティやエコを考慮した快適な住空間を実現した事業例をご紹介していただきました。その後、プロジェクトリーダの先端情報科学部門 中條拓伯准教授による共生情報工学プロジェクトの概要説明が行われ、川島,寺田、近藤、藤田の各研究室の研究事例を中心とした平成20年度研究成果報告があり、共生情報環境の実現に向けた本プロジェクトの着実な前進が示されました。最後に、百鬼史訓副工学府長による閉会の挨拶があり、本プロジェクトに対する学内外の期待についてのお話がありました。
 当日は、企業や他大学の研究機関の研究者ならびに、本学教職員および学生などの多数の参加が得られ、メモをとりつつ各発表を熱心に聴き入っている様子から、本プロジェクトが拓く人と調和した情報環境への、参加者の深い関心が窺えました。

また、5ヶ年計画の3年が経過したことから、シンポジウム終了後には中間評価委員会が開催されました。評価委員の方々からは、数多くの貴重なご意見をいただくことができました。これらのご意見をもとに本プロジェクトはさらなる発展を目指します。

 


問い合わせ先

東京農工大学大学院工学府情報工学専攻
共生情報工学プロジェクト事務局
silk-sym
cc.tuat.ac.jp




(C) TUAT 共生情報工学推進プロジェクト