プロジェクト概要

私たちは、人と調和・融合し、外部知を活用することで人間の知的能力を最大限に発揮することのできる、真にユビキタスな共生情報環境の実現を目指しています。



携帯電話やインターネットの普及、家電製品のIT化などを背景に、人間と情報機器が共生するユビキタス情報環境が実現されつつあります。しかし、現状は、RFID等による情報アクセスの利便性や効率性がクローズアップされ、人間の知的生産能力が発揮できず、情報過多による知的活動の阻害といった危機的状況にあります。

こういった背景から我々は、真にユビキタスな情報環境とは、単にいつでもどこでも利用できるというだけでなく、使用するユーザの知的活動を阻害せず、逆に必要性に応じて適応的に情報を提供し、その能力を最大限に発揮させるものであるべきと考えています。

そこで、我々は人間一人一人が持つ内部知と、インターネットに代表される大勢の知識の集合体である外部知を連携することで、人間の知的活動をこれまでより高次元へ誘うことができる真のユビキタス情報環境を実現すべく研究を行っています。



(C) TUAT 共生情報工学推進プロジェクト