MOT 東京農工大学大学院 産業技術専攻

2005.08.24更新

平成16年度から実施されている文部科学省の「法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム」に、本学大学院技術経営研究科技術リスクマネジメント専攻の教育プロジェクト「ビデオ教材による技術リスク教育の高度化」が採択されました。

「ビデオ教材による技術リスク教育の高度化」の概要

本プロジェクトは、先端技術企業における技術リスクとビジネス創出に関するケーススタディ学習を効果的に実施するために、協賛企業の協力を得て先端機械、情報、バイオ、ナノテク材料、環境の5産業分野毎に、研究開発ステージ、商品化ステージ、及び販売・使用ステージにおける技術リスクとビジネス創出に関してケーススタディビデオを作成し、実際に講義とプロジェクト研究で利用してその教育効果を高めることを目的とするものです。

このプロジェクトの特色は、（1）失敗、事故の技術リスクを正確に描写したケーススタディ教材を開発すること、（2）「失敗知識データベース」を参照、基礎として、先端技術分野毎に、かつ、先端製品の開発、量産、販売、使用の3ステージ毎に技術リスクの焦点を絞ったビデオ教材を開発すること、（3）学生がビデオ学習を通して、失敗と成功の両面から技術経営学を疑似体験できるようにすることです。

※「法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム」とは？

「法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム」は、国際的に通用する高度専門職業人の養成を推進するため、法科大学院をはじめ各種の専門職大学院において行われる教育内容、方法の開発、充実等に取り組む優れた教育プロジェクト（取組）を選定し、重点的な財政支援を行うことで専門職大学院の更なる活性化が促進されることを目的とするものです。